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ハンモック愛好家が紹介する快適なハンモック泊のコツと、おすすめハンモック

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空中で宿泊するハンモック

空中で、テントのように宿泊できるハンモック!

その便利さや快適性から、日本でも愛用する人たちが増えてきて、キャンプ場でも多く見かけるようになってきました。

キャンプでは、星添えアを見ながらハンモックで快適に寝たい

ハンモックは、一度使うと病みつきになってしまいそうなほど、その中に入れば快適すぎます!

そして、軽装備でも快適にキャンプできるので、だからこそ設置も楽に済ましてしまいたいところです。

そこで、宿泊型のハンモックを使う時に知っておきたい、快適にハンモック泊するための小ワザやコツなどを、写真やイラストで紹介いたします。

目次

 

ハンモックを使うメリット

小ワザやコツを紹介する前に、ハンモックを使うメリットとデメリットを簡単におさらいしておきます。

 

「もうハンモックの虜なので、知っているよー!」という方はスキップして、「使う前の準備」や「設置方法」まで、お進みください。

 

持ち運びに便利

ハンモックは、長いポールが不要で、使用時はツエルトと同じくらいの容積なこともあり、収納状態が軽くコンパクトになります。

下の写真中央はHennessyのハンモックですが、軽量コンパクトなNEMOのタニ2Pテント(右上)の本体と同じくらいの大きさです。

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夏は、全方位から涼しい

使ってみるとわかりますが、体の下に熱がたまらず、上側も開放されているので、テントに比べて相当涼しく感じます。汗も乾きやすいので快適です。

地面の状況に影響されにくい

空中に滞在するので、地面が凸凹のところや水平でない場所でも、寝心地には影響を受けません。

また、地面に水が流れるほどの大雨でも濡れないので、撤収作業も楽です。

積雪地や冬でもハンモックは快適

下から熱が逃げるのを防ぐ工夫が必要ですが、うまくやれば積雪地でもテントより軽量装備で暖かく睡眠をとることができます。

寒い季節に暖かくハンモック泊をする方法は、別の記事で詳しく紹介しています。

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 ハンモックの外側(下側)に設置するアンダーキルトは、体重で潰されることがなく、体の下側に厚い断熱層が保てるので、予想外の暖かさです。

タープと組み合わせて、気候に合わせたシェルターが作れる

海外では、冬にかぎらず悪天候からハンモックを守るハンモックシェルターが、多くのメーカーから販売されていますが、日本ではあまり見かけません。

そこで、専用のシェルターでなくても、4mx4mほどの大きさのタープをAフレーム型に設置すれば、ハンモックシェルターとして使用できます。

下の写真では、アンカーポイントが多くて便利なDDハンモック社の4mx4mタープを使って、ハンモックシェルターを設置しています。

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ハンモックのデメリット

使える人数

ほとんどのハンモックは一人用です。二人用のものもありますが、どうしてもカップルでラブラブっぽくなってしまうので、あけっぴろげな欧米ではともかく、なにかと人目が気になる日本では辛いと思います。

そういうわけで、ファミリーキャンプやグループキャンプだと、人数分のハンモックが必要になり、使える木をたくさん探すのも大変になってしまいます。

木がないと使えない

どうしようもないことですが、木がないと設置できないので、芝生広場のようなキャンプ場では、地面に置いて使うしかありません。

 

ハンモックを使う前に準備しておきたいこと

ハンモックの構造や付属品にもよりますが、本体だけでは、うまく設置できないことがあります。

そこで、実際にハンモックでキャンプするための準備をいくつか紹介します。

木を痛めないために

ENOアトラスストラップで木を傷めずにハンモックを使う
一晩お世話になる木を痛めないように、ストラップはできる限り広い面で木に接触させます。

ハンモックを吊るす輪がたくさんついているデイジーチェーンのような形をした、ポリエステルのベルトが、木を痛めない事と調整しやすさで一石二鳥です。

適切な接続器具を使う

木の間隔など毎回違う状況に合わせて調整しやすくするために、たいていのものはハンモックとストラップが別体になっています。

ハンモックとストラップを器具で結合する場合は、ロッククライミング用のカラビナを使うなど、重さと衝撃に充分耐えられるものを準備しておきます。

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上の写真では、ブルーアルマイト色のアンカーリングを使って、設置と調整をたいへん楽にしています。

ロープでのハンモック調整に手間取っている場合に、是非ともお試しいただきたい、アンカーリング2個を使って、簡単にハンモックの高さと角度を調節する方法は、別の記事で詳しく紹介しています。

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数種類の結びを覚えておく

安心して一晩体重を預けられると確信できる結び方を覚えておきます。結び方とその効果を知っていれば、現場の状況が違っていても、それに合わせた結び方で対応できます。

私のキャンプスタイルでは、主に5種類の結び方とその応用で、これまでどの状況にも対応できています。

  • もやい結び (ボーライン)
  • 巻き結び (クローブヒッチ)
  • テグス結び (フィッシャーマンズノット)
  • プルージックノット
  • フレンチ結び (クレムハイストノット)

ハンモック以外でも役立つ3種類の結び方(紫色)については、パラコードの記事でも紹介しています。

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 ロープテクニックについては、多くの解説書が出版されています。

他の結び方や応用にも興味があれば、ポケットに入る本をキャンプに持っていけば、実践しながらすぐに覚えてしまいます。

 

 ハンモックの設置方法

木の選び方

最初に、ハンモックにちょうどいい間隔で立っている丈夫な2本の木を選びます。あらかじめハンモックを設置する木の間隔を歩数で決めておけば、キャンプ場での木選びを簡単に行えます。私の場合は8〜10歩の間隔の木を探すようにしています。

よい間隔の木が見つかったら、最終決定する前にしていただきたいのが上空確認です。重量がある枝などが落ちてくると、命に関わることもあります。

枯れて落ちてきそうな大きな枝など、落下物で怪我をする可能性があれば、違う木を探します。

高さと角度

初めてハンモックを設置する場合、快適にすごせる状態がわからないと、何度も調整しなおす事になります。

使用するハンモックによっても変わってきますが、一般的に快適な状態をつくる時の目安を紹介します。

まず、ねらいのストラップ角度は水平から30度くらいにすると、ハンモック内で寝そべった時に楽な姿勢がとりやすくなります。

ハンモックにリッジラインを付けておくと、この快適角度を毎回正確に再現できます。

市販のハンモックには最初からリッジラインが設定されているものもあります。

リッジラインがないハンモックの場合は、パラコードを使って、簡単にDIYできます。

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地面からの高さですが、ハンモックに腰かけたときに足が着地する高さより低くないと、ハンモックに入り込むのが大変です。

かといって低すぎると、ハンモックとストラップの伸びや結び目の遊びが原因で、だんだん落ちてきて地面と接触することもあるので、ぎりぎり入り込めるぐらいの高さにしておきます。

私の場合、5~6m間隔の木を使う場合には、2mぐらいの高さで木にストラップを巻くと、水平から30度くらいのストラップ角度で地面からの高さがちょうどよくなります。

雨の日

雨の日は、タープをハンモックの上に設置して、直接雨がかからないようにします。このページの一番先頭の写真は、雨と横風に備えてタープを二重で設置しています。

上からの水対策ができたら、あとはストラップをつたう雨水と、地面で跳ね返った水の対策をします。

ストラップをつたう雨水対策

ストラップをつたってくる水は、ハンモックにたどり着く前に地面に落としてしまいます。方法は単純で、ストラップにガイラインなどをまきつけて地面に向けてたらしておくだけです。

私は、先ほどでてきたプルージックノットでパラコードをたらして、雨水を落としています。

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実際にやってみるとわかるのですが、こんな単純な対策ですがしっかり効果があって驚きます。

地面から跳ね返った水

雨のしずくが地面に当たると、泥水となって予想以上に高く遠くまで跳ね返ることがあります。

ほとんどの宿泊型ハンモックは耐水性がある素材を使っているので、下側が多少濡れても中は快適ですが、それでも跳ね返った水が付着していると、気になってしまいます。

跳ね返った水がハンモックに届かないようにするには、なるべく大きいタープを使うしかありません。

下の写真は、4x4mのタープを使っていますが、風を伴わない雨であれば、ハンモック本体は、ほぼ乾燥状態を保てます。

簡単便利なハンモックの使い方

写真は室内長が2.5mくらいのヘネシーハンモックですが、ハンモックと4mタープとの相対的な大きさイメージの参考にしてみてください。

おすすめのハンモック

それでは、おすすめのハンモックを紹介いたします。

日本でも簡単に入手できるもので、また日本での使用性を考えて蚊帳と一体になっているもの3種類に絞りこみました。

DDフロントラインハンモック 

日本でも、同社のタープとともに愛用している人が多い、DD社の蚊帳付きハンモックです。

迷彩色の他にも、黒、ブラウン、そして目立つこと間違いなしのオレンジ色!があります。

タープやウーピースリングなどが付属する、合計8点のスタートアップセットもあり、いろんな状況でハンモックを簡単に設置できるような内容になっています。

これからハンモック泊を始める方に嬉しい、便利なセットです。

軽量コンパクトにもかかわらず、ハンモックの高さや位置調節がたいへん楽なウーピースリングついては、別の記事で使い方と自作方法も紹介しています。

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 ENO(イーノ)ジャングルネストハンモック

イーノといえば、カラーバリエーションが豊富なダブルネストに代表されるオープン型のハンモックが有名で、蚊帳を使いたい場合は、ハンモックとは別体の、すっぽりとかぶせるタイプのものが用意されていました。

遅れて登場した、蚊帳一体式のジャングルネストは、海外のENOハンモック愛好家が待望していたもので、彼らに絶賛されています。

ENOのハンモックはストラップ(サスペンションとも呼ばれます)が付属しないタイプなので、同社のアトラスストラップなど、木に巻き付ける側で長めのストラップを準備しておくことが必要になります。

 

HENNESSY(ヘネシー)ハンモック

Leaf Lounger(リーフラウンジャー)という新しいモデルがあるのですが、今でも人気が衰えないオーソドックスな蚊帳一体モデルを、紹介したいと思います。

ヘネシーのハンモックは、名前に「ZIP」がつくものは、出入り口をジッパーで閉じるものです。

「CLASSIC」は、ハンモックの下部に設定されているマジックファスナーから出入りしますが、現在はZIPタイプが主流です。

ほとんどのヘネシーハンモックは、ハンモック同様に非対称(A-SYM)形状のタープが付属しています。

また、内側にリッジラインを設定して、ハンモックの設置角度を保ちつつ蚊帳も支えている構造が、ヘネシーハンモックの特徴です。

設営後には魚のエイのような流線型に近い形になります。

 

他にもたくさんあります

ハンモックの良さが徐々に認知されて、使う人が増えてきていますが、日本国内で入手できるハンモック用品の種類数は、海外に比べるとまだ少なく感じます。

日本でもハンモックを使うキャンパーが増えてくると、欧米並みの用品ラインナップになって、アンダーキルトや過酷環境用のシェルターなどの周辺オプションの選択肢も充実してくるかも?

すでに取り組みを始めているキャンプ場もありますが、ハンモック泊用の木の整備が進んで、ハンモックがもっと普及するといいですね!