ソロキャンプで使いやすいドーム型のテントは、たくさんのメーカーのものから選択できますが、いろいろ有りすぎて自分に合ったものを選べているか不安になりそうです。
そこで、数字は嘘をつかない!ということで、とにかく諸元値でソロキャンプ用のドームテントを比較してみたいと思います。
とはいえ比較数が多すぎると大変なので、差が出やすい2~3人用のコンパクトテントのみに絞って、比較していきます。
比較するテント一覧
下の表の6メーカーのコンパクトテント合計12種類を比較します。
- スリーサイズは前室を含んだサイズですが、コールマンのトレックドームカペラ 120のみ前室サイズが不明のため、インナーテントのサイズです。
- コールマンのトレックドームカペラ 120とスノーピークのカマエルドーム2の重量は、本体とフレームのみです。他はテントは収納袋などの付属品を含んでいます。
価格だけで比較
単純に価格で比較すると、コールマンのツーリングドーム2種類が、最安値の1位2位です。
今回比較するテントのなかでポールにFRPを使っているのはツーリングドーム2種類だけで、この部分で価格に差が出ていると思われます。
安さで3位は、スノーピークのアメニティードームで、アルミ(ジュラルミン)ポールを使いつつも2万円台になっているのはお買い得感があります。
いろんな計算値で選ぶトップ10
「価格x重量」トップ10
軽さをお金で買う!という観点で、「価格(万円)x重量(Kg)」で比較します。
数値が小さいほど「軽くてお買い得」なテントだと言えます。
たいへん軽量なニーモのテントが1位と2位になりました。とにかく軽量化が最優先という方におすすめのテントです。
3位のツーリングドームSTは4Kg台ですが値段が安いことでトップ3入りです。
4位のトレックドームカペラ 120と、5位のBLACK BEAK 2Pは、価格と重量のバランスがとれたテントだと言えます。
「価格÷容積」トップ10
容積をお金で買う!という観点で、「価格(万円)÷長さ(m)÷幅(m)÷高さ(m)」で比較します。
数値が小さいほど「広くてお買い得」なテントだと言えます。
ただしスリーサイズの掛け算を容積に代用しているので、実際の形状による差は考慮していません。
広い前室を売りにしているテントが上位6位を占めています。その中でもエントリーモデルのツーリングドーム2種類とメニティードームが、TOP3です。
4位に入ったオガワのヴィガスは2018年の新モデルです。全高192mmと他のテントからは抜き出た高さがあり、中で腰を折るのが苦痛だという方にはおすすめです。
「容積÷重量」トップ10
価格は無視して、軽くて広いテントがいい!という観点で、「長さ(m)x幅(m)x高さ(m)÷重量(Kg)」で比較します。
数値が大きいほど「広さのわりに軽い」テントだと言えます。
これも、容積といいつつスリーサイズの掛け算を代用しているので、実際の形状による差は考慮していません。
軽さと容積を合わせた数値で比較していますが、その2つのうちで
- 軽さに重点をおくならTANI LS 2Pやアトム 2P
- 容積に重点をおくならカマエルドーム2 やステイシーST-2
- 軽さと容積どちらもいいとこ取りするならBLACK BEAK 2P
と言える結果になりました。
総合評価トップ8
すべての数値化比較の順位トップ6に点数付けして合算し、総合評価トップ8を選びました。
順位 | メーカー | 製品 | |
1 | TANI LS 2P | ||
2 | アトム 2P | ||
3 | ツーリングドーム ST | ||
4 | ツーリングドーム LX | ||
5 | カマエルドーム2 | ||
6 | BLACK BEAK 2P | ||
6 | アメニティドームS | ||
8 | ステイシー ST-2 |
ニーモは少しお高めですが、それ相応以上の軽さと、居住性の良さがあることがわかります。
コストパフォーマンスを含めたトータルバランスの良さでは、コールマンのツーリングドームも侮れません。
コストパフォーマンスで選ぶなら、コールマン ツーリングドーム
エントリーモデルで気兼ねなく使えるテントとしては、新色も追加された、コールマンのツーリングドームがイチオシですね!
私も数年にわたりLXを使っていますが、シンプルかつ機能的なツーリングドームは、使っていて不満がありません。
いまだに雨漏りもなく、換気口の位置や大きさが抜群にいいので、他のテントが結露して朝には大変なことになっていても、乾燥した室内を保ってくれています。
唯一と言ってもいい弱点の重さは、ポールをアルミのものに変えれば、克服できます!
少しDIYを加えたら、軽くなってますます使いやすくなりました。すでに5年くらい酷使していますが、まだまだ長く使えそうなテントです。