ロースタイルのキャンプでよく見かける、軽量でコンパクトなアルミロールテーブル。
便利なのですが、自分のキャンプスタイルだと少し高さが足りなかったりと、改善したい点がありました。
そこで、簡単なDIYで、天板高さをあげて補強し、使いやすくしてみます!
キャプテンスタッグのアルミロールテーブル
地面に近いロースタイルキャンプでよく見かけるキャプテンスタッグのアルミロールテーブルは、私のキャンプ仲間内での使用率も高く、半数以上の方がキャンプ用バッグのなかに常備されています。
徒歩や自転車、バイクなどでキャンプに行く場合には、小型軽量で便利でなのが、多くの方に愛用される理由ですね。
このテーブル、コンパクトに折りたためて軽いのは大変良いのですが、長期にわたって使ってきて、少し手を加えたくなりました。
テーブル高さのDIY
低さが不便
このロールテーブルは、グランドシートを使って地面に直接座り込むキャンプや、テント内で床に座って使う場合は元の高さのままでも使えなくはないです。しかし、座敷テーブルの高さには程遠いので、便利に使う為にはもう少し高さがほしくなります。
さらにローチェア以上の高さに座っている場合では、たとえばテーブル上で包丁使おうとすると、前かがみになってしまい、腰が痛くなったり、変な方向に力が入ってしまってテーブルを傾けてしまい、上のものを散乱させたりします。
なんとかテーブル面を上げられないか?と思い、脚を長くする方法について、考えてみました。
高さ調節(延長)は可能か?
元からついている脚を長いものに付け替える案が、完成形が最もスマートです。しかし鉄板の折り曲げ加工は、適切な道具がないと大変そうなので、最終的に部品を追加するだけで、脚を長くすることにしました。
厚めのアルミ板をテーブルの幅よりも少し短い長さに切って、蝶ナットとボルトでテーブルの脚につける構造です。
材料は全て、ホームセンターで入手しました。加工は、アルミ板の切断と8か所の穴加工だけなので、手動工具でもできるレベルです。
使用後に収納する時には、追加した脚をはずさないといけないので少し余分に時間がかかりますが、使用中の便利さには替えられません。
使用目的が物を置くことだけの場合は元の高さのままで使用しているので、高さが2段階に調節できるようになった感じです。
テープル面のDIY
テーブル面の安定性
テーブル面の高さ改良と同時に施した、テーブルの移動がしやすくなる方法の紹介です。
このテーブル、ちょっと移動させたい時に、中央の天板だけ持って持ち上げると、下の写真のように天板が波打ちます。
私の場合、キャンプ中のテーブル移動は、虫が来たとか、火が近いとか、緊急性が高い場合が多く、テーブルの天板が固定されていない事まで気が回らないことが多いです。
そのためテーブルの上にのせたまま運ぼうとした食べ物や飲み物を、なんども地面に落としていました。
テーブル面を補強します
対策方法は、ちょうどいい大きさの「コ」の字断面のアルミ材で、天板の端をはさむだけです。
天板の厚みを測ってみると約12mmだったので、アルミ材の内寸は少し余裕がある14mmのものを入手しました。
そのままでは抜けてしまうので、テーブルに合わせた時に軽く節度感が出るように、開口幅を部分的に狭くして使っています。
対策前後で、テーブル天板のしっかり感が全く違い、上に物がのっていても安心して運べるようになりました。
収納サイズは変えない
こだわったのは、追加した部品は天板内に収納できるようにして、持ち運びサイズは変えないことです!
そのため、追加した脚と補強部品は、収納性にもこだわってサイズを決めました。
- 脚は天板の裏の凹みに収納できる
- 「コ」の字断面の補強部材は天板中央の板のエッジに挟みこんで収納できる
持ち運びサイズは、部品追加する前とほぼ同じです。
アルミロールテーブルを愛用しつつ、テーブル面の低さと弱さに困られている場合に、試していただきたい簡単DIYです。
また、簡単にカスタマイズできるシンプルな構造なので、ソロキャンプなどで使うコンパクトなものを選ぶ場合に、おすすめのロールテーブルです