マイコンボードを使った電子工作を楽しんでいますが、電子工作用の作業台は使わずに頑張ってきました。
しかし、任天堂さんのゲームでも登場する電子工作用の作業台は、あった方が便利に違いなく、私も実物が欲しい!ということで、作ってみます。
なお、ゲームの中で作業台を発見するよりも前に作ったので、忠実な再現は狙えるわけもなく、とにかく自分にとって使いやすい作業台を目指しています。
はんだ付けの作業台が欲しくなる
10年以上にわたり、月に1度くらいしか、はんだごてを使わなかったので、作業台は使わずにはんだ付け作業をしてきました。
通常の作業では、
- 右手に、はんだごて
- 左手に、はんだ(線)
- はんだづけされるもの(基板など)は、机の上におく
というスタイルでした。
基板に穴があいている場合など、電子部品を固定しておければ、この方法で問題ありませんが、たとえば電線と部品を空中はんだ付けする場合は、手がもう一本以上欲しくなります。
万力、クリップ、ウエイトなど、身の回りにあるものを駆使して、なんとか作業することはできるのですが、最近は以前より頻繁に作業するようになったこともあり、効率的に作業を進めるために、手がもう2本あるか?のように使える作業台が欲しくなりました。
どんな作業台があるのか調べてみましょう
どんな作業台があるか調べてみたところ、作業ボードとは一体ではありませんが、作業器具として、ルーペ台にクリップ2~4個が立体的に取り付けられているものが多いようです。
実際に触ったことはありませんが、土台の部分は重いか、しっかり固定できるようになっていると思われます。
基本的な機能は物を挟んで固定することなので、自作でも、自分の使い方に合ったオリジナルの作業台を、つくることができそうです。
オリジナルはんだ作業台の仕様
作業台なので、A3サイズほどの大きさの台に、必要なものを固定する方式でつくります。まずは、はんだ付け作業で欲しい機能を挙げてみます。
- 基盤がクリップ2個で空中で固定できること
- さらに2個のフレキシブルなクリップで、部品を自由な位置で固定できること
- はんだごて台もつける
この台で、電子工作もできるようします。
- ブレッドボードを固定
- 台上でカッターが使えるようにする
- ちょっとした小物入れをつけておく
必要な仕様が決まったので、100円ショップとホームセンターで必要なものを揃えました。
自分だけのはんだ作業台を組み立てます!
木の台座で作ったので、特にむつかしい作業もなく、台にネジでいろいろ取り付けるだけで、すぐに完成しました。
クリップが取付けられているのは、天井や壁に小型スピーカーを取り付ける為の汎用ユニバーサルジョイントです。
拡大写真は、↓↓↓ こんな感じです。
クリップのうち2個は、針金をねじって作ったフレキシブルアームもどきを介して付けています。
これによって空中でのハンダ付けも、ストレスなくできるようになりました!
作業風景の紹介
大きい方のブレッドボードは、木の台に固定して、電源をとれるようにしています。
小さいブレッドボードは、固定せずに使っています。
上の写真は、Arduinoを使って温湿度をモニターに表示する、電子工作での一幕です。
配線が少なくはありませんが、はんだ付けをしたい部品や配線をしっかりと固定できるので、作業が楽に進みました!
こんなに便利になるのに、何故もっと早く導入しなかったのだろう?と思わせる作業台です。
今後、近くがもっと見えづらい年頃になったら、ルーペを追加してさらに作業性を良くすることも検討中です。