愛用のイヤホン、断線したら捨ててしまうのは、もったいない!
家の中での使用に限定するなら、少し修理した感があっても平気です。
そこで、断線してしまっても捨てきれない、愛着のあるイヤホンを、使える状態まで再生します。
外出用のイヤホン
現在、外出時はノイズキャンセルタイプのイヤホンを主に使用しています。
電車などの公共交通機関に乗る事がありますが、ノイズキャンセルされた状態で、小音量の音楽を聴きたかったので購入しました。
家で使うイヤホン
ノイズキャンセルのイヤホン性能に不満はないのですが、家で家族に迷惑をかけずにインターネットラジオを聞いたりするとき用のイヤホンが欲しくなりました。
家ではノイズキャンセルする必要がないので、電池や回路といった余計なものがついていないものを気軽に使いたいのですが、今は持っていません。
スマホのオマケでついてくるイヤホンはあるのですが、すぐに耳の穴が痛くなるので、使う気になりません。
そこで、10年くらい前に入手した後、使い続けて断線してしまったイヤホンが数本転がっているので、DIYで結線してみることにしました。
イヤホンの再生
もともと使えなくなっているイヤホンなので、失敗したら捨てる気で、作業開始します。
このイヤホン、当時は音質、コードの見た目などたいへん気に入っていました。
しかし数年でコードの被覆がボロボロになり、使わなくなってしまいました。
最近使っているノイズキャンセリングのものは丈夫なので、きっとこの世代だけコードが弱いのだと思います。
それでは、作業に入ります
まずはイヤホンのところで、コードをばっさり切ります。
このイヤホンは、見たところ外側のオーナメントが外せそうです。
マイナスドライバーでこじってみたら、あっさり外れました。
これ以上分解するとコイルなどの心臓部を壊しそうなので、ここで止めます。
被覆を可能なかぎりはがして、中の銅線(リッツ線)をむき出しにしておきます。
断線していないイヤホンを準備
そして、つなぎなおすコード側も準備します。スマホのおまけでついてきたイヤホンを使用します。
両方ともリッツ線をむき出しにしました。
これらを結線するのですが、リッツ線のはんだ付けが難しいです。
ネットで調べていろいろトライした結果、「ハンダの溶けた玉を作って、その中でリッツ線をしばらく放置して、被覆を溶かしてはがす」やり方が一番うまくいきました。
はんだ付け後、オーナメントをつけなおして、まずは音が出る事を確認します。
この作業を始める前からわかっていた事ですが、この状態からコードを引っ張ってると、またすぐに断線してしまいます。
とりあえずビニールテープと結束バンドで、引張っても断線しないようにしました。
家の中用なので、これで十分!と思えるレベルになりましたが、もっと見た目を良くするいい方法を思いついたらバージョンアップしたいと思います。
もう一本は、コード中央で接続
けっこう上手くできたので、コード中央付近で断線していた、さらに一世代前のイヤホンも修理してみます。
こちらは、はんだ付けでつないだ部分を小さいボックスに入れて保護してみました。
しかし注意していないとボックスの自重でイヤホン本体が耳から落ちそうになります。
使っていて気になるようであればボックスにクリップを追加するかもしれません。
今回は、一気に2本のイヤホンを修理してみましたが、なぜか古いモデルを復活させたものの方が、メリハリが効いた好みの音がでています。
昔から慣れ親しんだ音を、また聴けるようになって、イヤホンを再生した満足感に包まれています。