ソロでたのしむ

キャンプ、電子工作、DIY、乗り物などの趣味を紹介

ウッドストーブの強力な火力を持続させるためには、簡単にできる燃えかす対策を!

コンパクトなウッドストーブは、ソロキャンプでは七輪としても使えて、たいへん便利です。

このタイプのもので、よくある悩みが、

最初はいいけど、灰が溜まってくると火が持続しない!

ことだと思います。

ウッドストーブの真価を継続して発揮するための、簡単な対策について紹介いたします。

ウッドストーブの火力を持続させる技と対策

 

火が持続しない理由

灰がたまってくると、燃焼室に空気(酸素)が十分に流れ込んでいません。

燃焼室を木の棒でかき混ぜてみると一瞬火が強まりますが、すぐに酸素不足になって火が消えてしまいます。

焚火台 すぐ火が消える 持続しない 対策 1
ウッドストーブ燃焼室の空気穴があいている底面が、平らになっており、灰がたまりやすいことが根本原因です。

対策

酸素が下側から供給されつづけるように、燃焼室の底に網を追加して2重構造にします。

灰がたまりにくい構造にするとともに、空気穴を塞ぐような大きさの灰は細かく砕かれて下に落ちるようにします。

焚火台 すぐ火が消える 持続しない 対策 2

追加する上底には網を使いますが、網目サイズは

網目ピッチが小さめの網がおすすめ

です。

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ただし、ウッドストーブに入れるのに、ちょうどいい大きさのものがないので、切断などの加工が必要になります。

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小さすぎる網目の、たとえば茶こしを使用すると、灰が砕かれて下に落ちるよりも、たまってしまう傾向が強くなり、いつかは酸欠状態になってしまいます。

 

そして、大事なことがもう一つ。

網を燃焼室に設置する前に、ちょうどいい大きさを小石を、3個以上入れる。

小石と網の相乗効果により、灰が細かく砕かれて落ちやすくなります。

むしろ、灰がたくさん落ちてくるので、地面の芝生などへの延焼防止もかねて、ウッドストーブの下に灰受けが必要になります。 

この方法を導入することで、燃料不足で火が弱る事はあっても、酸欠で火が消える事はなくなりました。

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空気の流入量を確保するだけで、驚くほど火力が強くなり、反面すぐに燃料が燃え尽きます。うまく火力をコントロールできればキャンプの強い味方になります。

ムラコのテントに一目ぼれし、スターフライヤーマンと初遭遇

スターフライヤーの飛行機に搭乗しました。

STARFLYER 折り紙 スターフライヤー

私は、飛行機で福岡に移動する場合、ほぼANA便を利用します。ただし時間に縛られていない場合、同一路線でも、共同運航しているスターフライヤーの機体が使われる便を選択します。

なぜなら、 

シート配列にゆとりがある!

座った時の前席からの圧迫感の差が歴然です。

今回は、往復ともに、スターフライヤーの漆黒の機体でしたが、2回びっくりしました。

 

 

①マイレージ会員向けの期間限定キャンペーンで、かっこいいテントが紹介されている

(キャンペーンは終了しています)

 

まずは、飛行機会社が、あまり関連性が感じられない「テント」を紹介する事に驚いたし、キャンプ好きの人(=私)が搭乗していることを見透かしているかのようで、驚き倍増でした。

しかも、muracoのテントが、真っ黒なテントで斬新&かっこいい。

 残念なことに、マイルの加算処理をANAにしてしまった私には、応募資格がありません。

次にテントを買う際には、候補入り間違いなしです。

②機内安全ビデオが変わった

 

 これまで、スターフライヤーの機内安全ビデオといえば、「ジャズラウンジ」。落ち着いた大人な雰囲気の中にもユーモアがある、ドラマ仕立てのものでした。

 今回も同じだろうと思い、無防備にくつろいでいたところ、いきなりのスターフライヤーマン登場。SF仕立てのビデオに、目を奪われました。

 

そして、シートポケットにも、スターフライヤーマンを紹介するパンフレットがささっています。客室乗務員に、ひとつ持ち帰っていいかお聞きしたところ、「新しいものを差し上げます。何冊必要ですか?」と、想定外の心遣い!思わず子供たち用もいれて、3冊お願いしました。

STAR FLYER MAN スターフライヤーマン パンフレット

黒い袋(これも、かっこいい)と共に持ってきて頂いた際には、同数のスターフライヤー折り紙まで頂き感激の嵐でした。

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スターフライヤーの大ファンになりました。

顧客満足度9年連続1位!  納得です。

 

キャンプ用のフライパンには、家庭用のグリルパンが最適。玉子焼き器をキャンプ用に改造して気付いたこと

家庭用の玉子焼き器を、コンパクトに収納できるソロキャンプ用フライパンに改造してみました。

わざわざ改造しなくても、同じように便利に使える家庭用調理器具もみつけたので、最後に紹介いたします。

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キャンプ用フライパン

キャンプでの炒め物に使うフライパンですが、いくつかの材質/製造法に分類されます。

アルミやチタンは軽量、鉄は重くはなりますが火力が均等に伝わりやすいというメリットがあります。


私は、バイクでのキャンプにも持っていく前提で道具をそろえているので、ダッチオーブンやスキレットなどの重い鉄器は、興味はあるものの今のところ所有していません。

アルミのクッカーと飯盒のみを使用していましたが、たとえば焼飯のような炒め物の場合、鉄の熱伝導率でないとスポット的に火があたるバーナーに対して、アルミは均一に熱が伝わらないので、料理しにくいと感じました。

100円ショップの鉄フライパン

全体に熱が伝わりやすい鉄のフライパンを選ぶにあたり重視するポイントは、

  • 安くて、
  • あまり重くなく、
  • 薄くていいので鉄で、
  • 小さい

ものです。

しばらくの間、気軽に試せる100円ショップの丸いフライパンを使っていました。

しかし、コーティングが弱いのか1年ほどでコゲつきが頻繁に発生するようになり、かわりのものを探すことになりました。

鉄フライパンその2

100円ショップのフライパンでも使えていたので、悠長に次のフライパンを考えていたところ、家で新品の玉子焼き器が余っていることがわかり、試してみることにしました。 

f:id:solocamptouring:20171216074352j:plain実際に使ってみてわかった、玉子焼き器のメリットは、

  • 持ち手の部分は除けば、四角形でパッキングしやすい
  • そこそこの厚みの鉄で、それほど重くない

です。

ソロキャンプでの炒め物にはちょうどいいサイズで、実際に手に持った感触も悪くありません。

フライパンの改良

実際は玉子焼き器ですが、使用方法から「フライパン」として書いていきます。

四角形で収納しやすいはずのこのフライパン、収納時は持ち手がジャマです。

このフライパンが、たまたまそうだっただけですが、持ち手は本体にリベットで接合しているだけです。

これは改造するしかないと思い、まずはリベットを外してバラバラにしました。

ソロキャンプ用フライパン 玉子焼き器を改造
リベットのかわりに蝶ナットとボルトを使って持ち手と本体を締め付けてみて、手で蝶ナットをまわすだけでもグラグラにならずに合体できる事を確認しました。

持ち手は取り外し可能なだけでなく、本体の内側に入れる形で取り付けることもできるので、収納性バツグンとなりました。

ソロキャンプ用フライパン 玉子焼き器を改造

キャンプで毎回の出番はありませんが、スペースを取らずに持ち運べて便利なので、キャンプ用料理器具セットのポーチには、アルミのクッカーと合わせて常備しています。

フライパンとして使えるグリルパン

玉子焼き器のキャンプへの活用について紹介してきましたが、わざわざ改造しなくても、もとから便利に使えるものがあります!

家庭用ガスコンロなどのグリル(魚を焼くところ)を活用して、石窯で焼いたかのような料理をするためのものですが、

  • 大きさ
  • 深さ
  • 重さ
  • 持ち手が離脱できること

の全てが、キャンプで使うコンパクトなフライパンとしてピッタリです。

直径16cmと20cmの丸形だけでなく、さらに容量が大きくとれる角型もあるので、お好みで形とサイズが選べます。

他の記事で紹介した、キャンプで天ぷらしたい時に便利な容器も、パール金属さんのものでした。

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パール金属さんって、キャンパーの方が多いのでしょうか?

いつもお世話になります!

ハンモック用のディジーチェーン型ストラップは、タープにも活用できて便利だった!

HennessyハンモックとDDタープ4x4

キャンプで使うハンモック 

春から秋のキャンプ場でよく見かけるハンモック。昼寝用から蚊帳のついたテントのようなものまで、どれも気持ちよさそうです。

実際に使ってみると、ゆりかご感と、体の下を通る風の気持ち良さは、体の力が抜けていくような感覚で、ゆっくりと昼寝したくなります。

上部が解放か蚊帳になっているものが多く、夜に横になっていて、流れ星を見つけると最高の気分です。

 一度使うと病みつきになるハンモックですが、設置調整に経験が必要になるので、慣れてコツがつかめるまでは、適度な木の間隔、高さ、角度など、何度も調整しながら設置することになります。

ハンモックスタンドを持参して、場所を問わずに簡単に調整して楽しんでいるキャンパーもたまに見かけますが、スタンドの持ち運びが大変です。ほとんどの場合はちょうどいい間隔と太さの2本の木を探して、その間に設置することになります。

そのような2本の木の間にハンモックやタープを設置する場合について、コツや便利なものを紹介します。

木の間隔

 ハンモックの種類によって違いますが、一人用のものだと木の間隔は3~6mmくらいです。最初の一回目は試行錯誤になりますが、うまく設置できた時の、木から木の歩数を覚えておくと、次回からは使用する木を簡単に決めることができます。

たとえば、私が記事トップの写真のハンモックを設置する場合は8~10歩の間隔の木を探すようにしています。 

木へのつなぎ方

 最初に、その場所と木がハンモック使用可能かどうかを管理人さんに確認しておきます。天然記念物はもちろん、観賞用で管理している木などは、傷めない使い方でも利用は控えます。

そのうえで、木を傷めないような設置方法を考えます。おすすめはポリエステル系の丈夫なストラップです。

ナイロン系のストラップは、体重で予想外に伸びるので、朝になったら地表に降りているようなことを防止するために、あらかじめ高めに設置しておくなどの対策をしておきたいです。

ロープを使ってタオルで木を保護しているのをよく見かけますが、ストラップのほうが便利で、確実に力が分散されます。

ENO ATLAS STRAP ハンモック用ストラップ
 

ストラップの角度

 ストラップの角度ですが、水平からの角度で30度くらいが、ハンモックに寝そべった際に、体が水平の状態に近づきやすいです。 

ちなみに写真のようなハンモックの場合、ハンモックの中でナナメに寝そべると、体が「く」の字になりにくいような設計になっています。

高さ

 地面からの高さですが、ハンモックに腰かけたときに足が着地する高さより低くないと、ハンモックに入り込むのが大変です。

かといって低すぎると、ハンモックとストラップの伸びや結び目の緩さが原因で、だんだん落ちてきて、地面と接触することもあります。

写真のハンモックで5~6mm間隔の木を使う場合は、2mmあたりの高さで木にストラップを巻くと、水平から30度くらいのストラップ角度で地面からの高さがちょうどよくなります。

ストラップの調節方法 

ちょうどいいストラップ角度をつくるためには、一度設置したのちに、ハンモックに体重をかけて、ストラップや結び目の遊びをとり、もういちど調節をする必要があります。

この時に、結び目をほどいて調節しなおすと、けっこう時間がかかってしまいます。
そこでおすすめなのが、デイジーチェーン型のハンモック用ストラップです。

 

ENO ATLAS STRAP

ストラップに輪がいくつか設定してあるもので、まず最初に設置したのち、体重をかけてみて緩んだ長さ分を、使用する輪を変えることで調節することができます。

この時に登山用のカラビナを適切に使う事で、結び目をほどく手間がなくなり、楽に調節できます。

ハンモックをカラビナとリングで調整する方法

カラビナを使用する際の大事なポイントは、登山用の体重を支えられるものを使いつつ、加重がカラビナの横方向には加わらない使い方をすることです。

テントの時でもストラップは便利

 ストラップを1セット持っておくことで、タープを設置する場合も、木を傷めずに活用できます。

DDタープ4x4 テント上に設置

雨上がりなど、地面が柔らかくてペグでタープを支えられない場合でも、周囲にしっかりとした木があれば、ストラップで木にアンカーポイントを作れます。

またデイジーチェーン型の場合、モノをぶら下げて使うこともできるので、洗い物を乾かしたりするのにも便利です。

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デイジーチェーン型ストラップを使って、ハンモックの設置を簡単にする方法については、他の記事でもっと詳しく紹介しています。

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キャンプや登山で人気のSOTOのGストーブを自作スクリーンで火力アップしてみた

コンパクトに持ち運べて、ソロキャンパーに人気のGストーブを、さらに風に強くして使いやすくしてみました。 

キャンプや登山で人気のSOTOのGストーブを専用スクリーンで火力アップするDIY

[:contents]

 

ストーブ、バーナーの選択 

キャンプの料理で使うストーブやバーナー類、いろんな種類があって、使用シーンを考えながら、あれこれ選んでいるだけでも楽しいです。

形を含めて様々なものがありますが、大きくは使用燃料で分けられます。

<燃料>

  • CB缶(家庭用カセットコンロのガス)
  • OD缶
  • ガソリン
  • アルコール

など。

それぞれメリットデメリットがありますが、一般的なキャンプで使う分には、よほど空気が薄かったり極寒でないかぎり、この4種類のどれを選んでも火力で困ることはありません。

その中でも入手が楽なCB缶が使えるSOTOのGストーブについて、ちょっとしたアイデアとともに紹介いたします。

SOTO Gストーブについて

私はアウトドアショップで一目ぼれして入手しました。

  • どこでも入手しやすいCB缶を使える
  • 収納時は平たくなるので、収納効率が良い
  • 収納ケース自体が台座になるという変身メカのような構造

に惹かれました。

数年にわたって使用していますが、トラブルなく使い続けています。飯ごうでの炊飯や、焼き物、天ぷらなどをする場合に、通常キャンプで使う大きさの調理器具は安定しておくことができ、火力も十分で調節も普通にできます。

SOTO Gストーブの改良

風の強い日のキャンプでストーブやバーナーを使う際、風が火元に吹き込んでくると火力が弱くなってしまうため、暴風対策が必要となります。

ウインドスクリーンで調理器具ごと囲ってしまえばいいのですが、あまり近くに設置すると、料理のジャマになります。

Gストーブの場合、火元のまわり2方向はケースに覆われていて、もともと風に強そうです。このメリットを活かして、さらに耐風性を向上させてみます。

火元への風を通りかたを見てみると、CB缶を取り付ける方の反対側が解放していて、この部分から火元に向けて風が入ってきます(下の写真では、上側の部分)。

SOTO Gストーブ

この風の進入路さえ塞いでしまえば、Gストーブの構造上、火元を風が通り抜けにくくなります。

そこで1mm厚のアルミ板から、金ばさみで三角形の板を切り出して専用スクリーンを自作し、開放部を軽く塞ぐようにしてみました。

SOTO Gストーブの改良 DIY

専用ウインドスクリーンは効果絶大

自作スクリーンの防風性を、四方からの風で確認してみました。

同じ風の強さでも、追加前後で火のゆらぎかたがまったく違い、自作スクリーンの効果が一目瞭然です。

Gストーブ自体で火元の防風ができるので、ウインドスクリーンが料理のジャマになる事もなくなり、さらに快適に使えるようになりました。

コンパクトな収納性は損なわない

最後に、専用スクリーンを追加するにあたり、こだわったポイントの紹介です。

追加したアルミ板は、ケースの中にしまう事ができるので、収納時の大きさは変わりません。

SOTO Gストーブの改良 収納

キャンプを快適にしようとすると、次々と便利なものを追加して荷物が多くなりがちです。

自作したウインドスクリーンは、収納容積は増やさずに防風性をあげられます。

ハイキングや軽登山など、荷物をコンパクトにしたい方には、Gストーブとあわせてオススメです。

使いやすいガイロープはパラコードで自作しよう。基本ロープテクニックも紹介!

テントやタープに付属しているガイロープ(ガイライン、張り綱)は、少し頼りなく感じるものも多いですよね!

そこで、強度があって、多くの色から選べるパラコード(パラシュートコード)で、ガイラインを自作してみます。

使いやすいガイロープはパラコードで自作しよう。基本ロープテクニックも紹介!

 

ガイロープについて

テントを安定させるためのガイロープ、張り綱やガイラインという場合もありますが、以降「ガイロープ」で記載していきます。

タープや自立しないテントの場合は必須となるガイロープですが、自立型のテントでは、ガイロープを使わなくても、とりあえず倒れることはなさそうに見えます。

しかし天候急変による突風など、予想外の事態もあるので、テントの強度を増しておくために、いつでもガイロープは設置しておきたいです。

多くのキャンパーさんたちが、 タープやテントを天候や気分で使い分けていると思います。

私は、テントなどに元から付属しているガイロープは外してしまい、どのようなタープとテントの組み合わせでも、毎回同じガイロープのセットを持って行きます。

HennessyハンモックとDDタープ4x4 自作ガイロープで設置

ガイロープの種類と長さ

毎回持っていくガイロープのセットです。テント設置時と撤収時に作業しやすいように、小さなショルダーバックに入れています。

パラコードでガイロープ自作 キャンプ用セット
登山用のカラビナ6個はハンモック用です。通常のテントで宿泊する際には不要ですが、重い物をぶら下げられたりして便利なので、少しかさばりますが写真のものを全部セットで持っていきます。

迷彩色のパラコードで作ったガイロープの長さ別の内訳は、

  • 10m ;1本
  •  3m  ;4本
  •  2m  ;4本

で、合計9本です。

これら全てを、長さごとに使いやすいように自作しています。

10mのもの

使いやすいガイロープをパラコードで自作。基本ロープテクニックも紹介します。

4x4mタープのリッジラインが主目的ですが、撤収時に寝袋やグラウンドシートを干したりするのにも便利です。カラビナの部分やオレンジ色のコードは、最後に紹介する位置調整できる結び方でつけているので、設置時の長さ調節が簡単です。

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3mと2mのもの

テントとタープのアンカー用です。合計8本で、今のところ足りなくなったことはありません。

高さのあるテントやタープに使う場合は、2mや3mでも短かすぎますが、中で起立できないようなソロキャンプ用の低めのテントには充分の長さです。

使いやすいガイロープをパラコードで自作

自作ガイロープに使うカラビナについて

よほど風の強い日に大きなタープなどを使わないかぎり、100円ショップで売っているようなアルミのアクセサリーカラビナでも問題なく使えています。

ハンモックのように、重量や衝撃がかかる場合には登山用のカラビナを、同じく登山用のロープ(もしくはストラップ)と合わせて使いましょう!

ちなみに、大きな登山用のカラビナの方が、特に薄暗がりや雨天での作業が楽で、使いやすいです。

ガイロープのDIY

荷物量に制約があるキャンプの場合、パラコード(パラシュートコード)が、強さ、細さ、軽さの点で優れているので、テントのガイロープに、うってつけです。

それほど高価なものでもないので、2年ごとに新しいパラコードにしながらキャンプで使っていますが、今のところ切れたことはありません。

ガイロープを作るにあたり、直径4mmのパラコードを長さ30mのロールで入手し、使いたい長さにあわせてハサミなどで切断します。

切断面は、ライターであぶるなどで軽く溶かして、ほつれを防止します。

写真の自作したガイロープについている黄色やオレンジ色のロープは、通常のガイロープ用の素材を使い、適度な長さに切ってフィッシャーマンズノット(テグス結び)で輪にしたものです。

これを個々のパラシュートコードに、プルージックで取り付けています。

両端末はボーライン(もやい結び)で輪をつくり、登山用ではない小型カラビナも併用しています。テントにガイロープをセットする際は、カラビナをテント側、反対側の長さ調節可能な方をペグ側としています。

あらかじめ、この状態まで作って持っていくと、現地でのガイロープの装着、調節、撤収が楽!です。

ちょっとした悪天候でも、設営しやすくなりました。

基本的なロープテクニックの紹介

パラコードで使いやすいガイロープをつくる時だけでなく、タープ やハンモックにも活用できる、基本的なロープワークを紹介いたします。

フィッシャーマンズノット(テグス結び)

ガイロープでは輪を作るための結び方ですが、2本のロープを結合して一本の長いロープを作るのにも使えます。

写真はわかりやすくする為に2本のロープで結んでいますが、輪をつくる場合は一本のロープの両端末で結びます。

フィッシャーマンズノットのつくりかた

2か所に結び目を作って引っ張るのですが、片方の結び目のまわし方が逆になっていると、結びの効果が失われるので、表裏からみた結び目が、完成写真のように点対称なっていないといけません。

フィッシャーマンズノット(表)
フィッシャーマンズノット(裏)
フィッシャーマンズノット完成形の表裏写真

プルージック

フィッシャーマンズノットで作った輪を使って、他のロープの中間に位置調節可能な輪を作ります。引っ張る力がない時は位置が変えられ、輪になった部分に引っ張る力が入ると締まるので位置がずれません。

プルージック①

プルージック②

同じようにフィッシャーマンズノットの結び目の部分を合計3回まわします。

プルージック③

3回巻きついた部分がくずれないように、フィッシャーマンズノットの結び目を引いて完成

ボーライン(もやい結び)

ロープの端に輪をつくる結び方です。

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他の結び方や応用にも興味がある方は、ポケットに入る大きさの解説書を一冊持っておくと、キャンプ地でのミッションやバリエーションが増えて楽しいです。

パラコードで楽しみましょう

パラコードは、色や柄も多くの種類があり、簡単に入手できます。

テントやタープなど、キャンプ道具のデザインや色に合わせてパラコードを選んでみるのも楽しいですね!

自作メッシュ焚火台で楽しもう!壊れたキャンプ椅子を再利用してみます

キャンプブームの高まりとともに、いろいろなスタイルの焚火台が入手できるようになりましたね!

簡単な構造のものも多く、自作してみるのもいいかもと思い、壊れたキャンプ用椅子の骨組みを再利用して、キャンプで便利に使えそうな焚火台をつくってみました。

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焚火台について

キャンプでの夜の焚火は、刻々と変化する炎を見ていて、リラックスした気持ちにしてくれます。

夜のキャンプ地の定番となっている焚火ですが、どこでも焚火していい訳ではなく、芝生のきれいなキャンプ場などでは、地面での直火が禁止であったり、なかには全面的にテントサイトでの火器が禁止されているキャンプ場もあります。

初めて行くキャンプ場の場合は事前に焚火の可否を調べておいた方が無難ですね。

直火は禁止されているキャンプ場でも使えるような焚火台には、直火にはないメリットもあるので、最初に簡単にまとめてみます。

焚火台のメリット

 火がつきやすい、持続させやすい

安定燃焼を継続させるためには、空気が流入することが必要です。

 地面での焚火では、上部が燃えても、うまく管理しないと中のほうは燃焼せずに残ってしまう事が多いです。

 また雨天後などの地面が濡れている場合、石を積むなどの手間をかけないと、木が湿ってしまい、うまく火が持続しなかったりします。

ほとんどの焚火台には、下方に空気取り入れ口があるので、燃焼時に下から上への空気の流れをつくることができ、地面の湿気も気になりません

火の管理が楽

落ち葉などへの延焼を防ぎやすいだけでなく、椅子に座っている場合は少し高い位置に火がある方が、前かがみにならなくても管理しやすいです。また煙に襲われない距離も短くなるので、焚火で暖をとるのも楽になります。

焚火台を自作してみます

壊れてしまったデレクターチェアー型の折りたたみ椅子から、パイプを再利用して自作しました。

自作焚火台

必要に迫られてというよりも、お気に入りだった折りたたみ椅子のプラスチックの連結部分が壊れてしまい、捨てる気になれずに使い道を考えたあげく、焚火台への活用を思いつきました。

焚火台に変形するまえのキャンプ用折りたたみチェア

壊れる前の椅子

焚火台を自作するために買ってきたものは、網、S字フック、ステンレスワイヤーで、合計で約2000円です。脚が交差する部分のステーとボルト類は、家にあったものを使用しています。

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コンパクト収納で気軽に持っていけるメッシュ焚火台の自作

 折りたたみ椅子の、X字に交わる部分の短いパイプを再利用したところ、焚火台の脚に改造するにあたり新たに穴をあけることもなく、ボルトオンで組み立てられました

網は、外枠部をステンレスワイヤーを巻き込みながら折り返して、ワイヤーの頂点部にS字フックを付けています。

この構造にしておくことで、ピンをパイプに差し込むタイプと比べて網の中央部が無理なく凹むので、薪が転げ落ちにくくなります。

コンパクト収納で気軽に持っていけるメッシュ焚火台の自作
自作品に使ったワイヤー&S字フック(左)と、ピンをパイプに差し込むタイプ(右)

 

あっけないほど簡単につくれて、特に網については破損したらまた作ろうという軽い気持ちで作りましたが、2年ほど使い続けた今でも現役で、特に寒い時期のキャンプでは毎回使う、無くてはならない存在です。

焚火台の自作〜使えなくなったキャンプ用チェア(椅子)の活用
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収納はコンパクトでスマートに

実際に使ってみると、火の管理が楽なだけでなく、コンパクトに収納できるため持ち運びも苦になりません。

下の写真のようにクルクル丸めて、リサイクルした椅子に付属していた袋に収納して持ち運んでいます。

自作焚火台 コンパクト収納

荷物をコンパクトにしたいキャンプにも

火を扱う器具なので汚れやすいですが、バイクでキャンプに行く場合でも、他の物を入れた防水バックとは分けてアルミマットのように積載できるので、気をつかわずに持っていけます

今回は椅子からパイプを再利用したので、自作焚火台の脚は充分すぎる強度になっています。

こだわりの自作品なので愛用していますが、とにかく荷物をコンパクトにしたいなら、安価で入手できて脚が細い完成品の方が、おすすめです。

丸型はんごうでコンパクトに収納する! キャンプの荷物容積を少しでも減らしたい

飯ごうの改良 飯ごうで天ぷらそばキャンプ

 

飯ごうについて

ソロキャンプでご飯を炊く場合、動画サイトではメスティンを使う方が多いように感じます。重い土器や鉄器を使うこだわり派の方もいますね。

ちなみに、日本でメスティン(Messtin)と聞くと、この形

を連想しますが、Messtinは英式の飯盒や携帯食器を意味するので、飯盒もメスティンの仲間です。

 私は、日本式の丸型飯ごうを使っていますが、その使い方やメリットを紹介してみます。

お財布にやさしい

いろんなメーカーが作っているためか、丸い形が製造しやすいためか、お手ごろ価格で入手できます。ウッドストーブでススだらけにしても、金タワシでゴシゴシ洗っています。まだ大丈夫ですがもし穴があいて買い替えても、大出費にはなりません。

 

荷物のコンパクト化

愛用のウッドストーブがぴったり収納できて、荷物のコンパクト化に一役かっています。

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さらにコンパクト化するためのちょっとした工夫を、最後に紹介します。

火力がまんべんなく行きわたる

私観ですが、ストーブから円形にでる炎に対して、丸形の調理器具のほうが理にかなっているような気がします。

いろんな料理に融通がきく

深さがあるので、炊飯だけでなく、鍋のような使い方でも使いやすいと感じています。

すき焼き、シチュー、湯豆腐などに使用しましたが、ソロキャンプには十分な量をつくることができます。

内蓋を活用できる。

炊飯するときに、内蓋に真空パックのハンバーグを仕込んで、一緒に温めたりします。ただし炊飯時に内蓋に水がたまるので、真空パックのままで入れておかないとたいへんなことになります。

丸形飯ごうでのご飯の炊き方

固くも柔らかくもない炊きあがりが好きな私の、もっとも成功確率が高い方法の紹介です。

水の量は目盛り線をしっかり守って炊飯します。

キャンプ場について、すぐにコメ研ぎして水につけておき、テント設営終了後に火にかけます。

火にかけてから20分ジャスト付近で、香ばしい焦げたニオイがし始めた瞬間に火からおろすと、私の好きな炊きあがりになる事が経験的にわかっています。

しかし何度やっても15分すぎぐらいから、「もしかしてニオイに気づけなかったかも?」と不安になって、飯ごうから目が離せなくなってしまいます。

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たまに炊き込みごはんもやってみますが、今のところ大失敗はなく、毎回オコゲの量が少しづつ違うくらいの差で成功しています。

飯ごうの改良

便利に使える丸形飯ごうですが、不満が一点だけありました。

使っている間は便利なのですが、収納時は取っ手が余分な収納スペースとなっています。

飯ごう 取っ手がジャマ

荷物をコンパクトにしたいのですが、丸形の飯ごうに対して下におろした状態の取っ手は四角形に出っぱっていて、ほかの荷物と一緒に防水バックに収納すると、無駄にスペースを使っている気になります。

 

飯ごうの取っ手を見ていて、取っ手を脱着式にしてしまえばスペースを取らなくなるのでは?と考えました。

飯ごう 取っ手の改造

取っ手の片側端だけですが、O形状に曲げられている部分をC形に広げたところ、収納時に一度外すことで飯ごうの裏側にまわせるようになりました。

飯ごう 取っ手を改造して収納力アップ
使用中にC形状部が飯ごうから外れてしまっては困るので、C形状の開口幅は、飯ごう側のピンの直径よりも少し小さくして、脱着に節度感がある状態にしています。

ちょっとした改造ですが収納時もコンパクトに収まるようになり、中に入れているウッドストーブとあわせて、キャンプには欠かさず持っていきます。

七輪としても使えるウッドストーブ。プチ改造で安定性アップとBBQに応用

落ちている小枝などが使えて、燃料を現地調達できるウッドストーブの、意外な使い方や少し使いやすくする方法について紹介いたします。

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 キャンプで使うウッドストーブ

ソロキャンプに大活躍のウッドストーブ

キャンプの楽しみといえば料理と食事。外で食べると普段よりおいしく感じます。

その料理に欠かせないのが、火。ストーブ、バーナー、アルコールストーブ、炭など。焚火の火力を使う本格派もいらっしゃいます。

 荷物を減らしたいけどキャンプならではの火力も使いたい私は、カセットガス(CB缶)で使うSOTOのG'z G-ストーブと、1500円くらいのウッドストーブの2つを併用しています。

使い分け方としては...

<G'z G-ストーブを使う場合>

  • 炊飯
  • 鍋料理
  • 炒め物
  • 揚げ物

<ウッドストーブ>

  • BBQ、網焼き
  • たまにお湯をわかす事も

せっかくの屋外なので、なるべくガスのバーナーやストーブは使わずに、ウッドストーブを活用するようにしています。

ウッドストーブの使い方

ウッドストーブは、木材を中で燃やして、さらに二次燃焼させることで、安定した強い火力を得るものです。

この使い方で、炊飯や天ぷらをすることがありますが、上手に燃焼させ続けると、驚くほど強力な火力が得られます。

目に見える煙がなく、内壁上部の穴からコンロのような炎がでていれば、うまく燃焼しているサインです。

しかし火力が強いウッドストーブ、うまく持続させるためには、常に燃料を補給しつづけなければいけません。

一定の火力をキープするのであれば、1分に一度は木片を入れ続ける感覚です。

使ってみて、わかったこと

ソロキャンプの場合、料理しながら常に燃料を供給しつづけるのは、たいへん忙しくなります。

私の場合は、ひとつのことに没頭してしまうので、ちょっと包丁を使っている間に火が弱くなりはじめていて、慌てて木片を投入して火力を元に戻すことが多いです。

また、意外にススがでています。

二次燃焼していれば、ススがクッカーなどにつかないと思って使い始めましたが、煙がでていない状態でも10分もすれば、上にのせた料理器具の底や側面がススで黒くなります。

アルミ素地色の料理器具の場合、たわしでゴシゴシ洗っても少し残ってしまいます。

ススが気になるのであれば、少し手間ですが、調理器具の底と側面を、アルミ泊で密着させるように覆ってからウッドストーブの火にかけるという予防方法もあります。

こうしたデメリットが気にならなければ、料理で強めの火力を得る道具として使えると思います。

収納について

私が使っているウッドストーブは、丸形の飯盒にピッタリ収まります。キャンプには、飯盒セットの中にいれて毎回欠かさず持っていく必須アイテムです。

飯ごうの中に、ぴったり収納できるウッドストーブ

便利な活用方法

クッカーでの調理をする場合はススがつく事を覚悟しないといけないウッドストーブですが、私はキャンプで毎回使っています。その使い方は主に、「お一人様用の七輪」です。

キャンプといえば焼き肉。焼き肉といえば炭!ですよね。しかしソロキャンプで炭を使うとなると、ちょうどいい大きさで炭を使いやすいBBQ台があまりないので、2~3人用の折りたためるものを使っていました。

しかし、一人にしては大量の炭を使うことが気になり、ためしにウッドストーブで炭を使ってみたら、意外に小さな七輪のような感覚で、少ない炭で一人分にピッタリなサイズで焼き肉ができました。 

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炭に火をつけるのも楽で、ひとかけらの固形燃料に火をつけて中央にいれて、そのまわりに小さめの炭をならべておけば、火おこし器と同じトンネル効果が得られます。

10分ほど放置しておけば小さめの炭は真っ赤になり、安定した火力となります。

ウッドストーブで簡単に火おこしして炭に着火

炭に火をつけているところ。中央に固形着火剤

着火するまで放置しておけるので、その間に食材の準備ができて、たいへん便利です。

ウッドストーブの改良

七輪のような使い方で重宝しているウッドストーブですが、小型なこともあり、上にのせる調理器具が安定しにくいというデメリットがありました。

対策として追加したのが、2mm厚のアルミの板から切り出したプレートです。

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プレートの切込み部分をウッドストーブの上部開口に差し込んでして使います。

ウッドストーブの改造 安定性向上
調理器具や網を広い範囲で支持することができるので、安定してのせられるようになりました。

改良したウッドストーブと飯盒
熱による軟化が心配でしたが、厚めのアルミ板を使用したため、一年以上にわたって問題なく活躍しています。

ちょうどいい大きさのエコココロゴスと、BBQ用ウッドストーブ

ウッドストーブの円筒形状が幸いして、BBQをする場合には、ロゴスのエコココロゴス・ミニラウンドストーブの丸い炭がちょうど1個収まります。

一体なので普通の炭よりも運搬が楽で、着火が簡単なうえに、一個で一人分 にちょうどいい大きさなので、ソロキャンプでのBBQには最適です。

さらに、BBQもできるように考えられた、最初から円形状の焼き網が付属しているウッドストーブがあります。

私は焚火が目的で購入したので、炭火グリルとしての使いやすさは購入後に気付くことになり、焼き網は後から四角形状のものを買い足しました。

BBQもすることを前提に、これから購入を検討されるのであれば、ピッタリ形状の丸い焼き網付きのタイプをおすすめします。

通販サイトでは、焼き網が付属するものと付属しないものが混在しているので、確認してから入手してくださいね。

最後に、直接さわると火傷するかもしれないので、レスキュー手袋などの、熱で溶けない手袋の準備もお忘れなく!

アルミロールテーブルを使いやすくプチ改造。コンパクト収納力はそのままで安定性アップ

アルミロールテーブルを魔改造して、テーブル面を高くする


ロースタイルのキャンプでよく見かける、軽量でコンパクトなアルミロールテーブル。

便利なのですが、自分のキャンプスタイルだと少し高さが足りなかったりと、改善したい点がありました。

そこで、簡単なDIYで、天板高さをあげて補強し、使いやすくしてみます!

 

キャプテンスタッグのアルミロールテーブル。天板を高く強くする簡単DIY

キャプテンスタッグのアルミロールテーブル

地面に近いロースタイルキャンプでよく見かけるキャプテンスタッグのアルミロールテーブルは、私のキャンプ仲間内での使用率も高く、半数以上の方がキャンプ用バッグのなかに常備されています。

徒歩や自転車、バイクなどでキャンプに行く場合には、小型軽量で便利でなのが、多くの方に愛用される理由ですね。

キャプテンスタッグのアルミロールテーブルこのテーブル、コンパクトに折りたためて軽いのは大変良いのですが、長期にわたって使ってきて、少し手を加えたくなりました。

テーブル高さのDIY

低さが不便

このロールテーブルは、グランドシートを使って地面に直接座り込むキャンプや、テント内で床に座って使う場合は元の高さのままでも使えなくはないです。しかし、座敷テーブルの高さには程遠いので、便利に使う為にはもう少し高さがほしくなります

さらにローチェア以上の高さに座っている場合では、たとえばテーブル上で包丁使おうとすると、前かがみになってしまい、腰が痛くなったり、変な方向に力が入ってしまってテーブルを傾けてしまい、上のものを散乱させたりします。

なんとかテーブル面を上げられないか?と思い、脚を長くする方法について、考えてみました。

高さ調節(延長)は可能か?

元からついている脚を長いものに付け替える案が、完成形が最もスマートです。しかし鉄板の折り曲げ加工は、適切な道具がないと大変そうなので、最終的に部品を追加するだけで、脚を長くすることにしました。
厚めのアルミ板をテーブルの幅よりも少し短い長さに切って、蝶ナットとボルトでテーブルの脚につける構造です。

アルミロールテーブルを改造して、あしを長くしてテーブルを高くし、使いやすくします
材料は全て、ホームセンターで入手しました。加工は、アルミ板の切断と8か所の穴加工だけなので、手動工具でもできるレベルです。

使用後に収納する時には、追加した脚をはずさないといけないので少し余分に時間がかかりますが、使用中の便利さには替えられません。

使用目的が物を置くことだけの場合は元の高さのままで使用しているので、高さが2段階に調節できるようになった感じです。

テープル面のDIY

テーブル面の安定性

テーブル面の高さ改良と同時に施した、テーブルの移動がしやすくなる方法の紹介です。

このテーブル、ちょっと移動させたい時に、中央の天板だけ持って持ち上げると、下の写真のように天板が波打ちます。

アルミロールテーブルが、手で運ぶと変形するので、改造します
私の場合、キャンプ中のテーブル移動は、虫が来たとか、火が近いとか、緊急性が高い場合が多く、テーブルの天板が固定されていない事まで気が回らないことが多いです。

そのためテーブルの上にのせたまま運ぼうとした食べ物や飲み物を、なんども地面に落としていました。

 テーブル面を補強します

対策方法は、ちょうどいい大きさの「コ」の字断面のアルミ材で、天板の端をはさむけです。

天板の厚みを測ってみると約12mmだったので、アルミ材の内寸は少し余裕がある14mmのものを入手しました。

そのままでは抜けてしまうので、テーブルに合わせた時に軽く節度感が出るように、開口幅を部分的に狭くして使っています。

不安定なアルミロールテーブルの改良DIY

対策前後で、テーブル天板のしっかり感が全く違い、上に物がのっていても安心して運べるようになりました。

収納サイズは変えない

こだわったのは、追加した部品は天板内に収納できるようにして、持ち運びサイズは変えないことです!

アルミロールテーブルの改良 収納時

そのため、追加した脚と補強部品は、収納性にもこだわってサイズを決めました。

  • 脚は天板の裏の凹みに収納できる
  • 「コ」の字断面の補強部材は天板中央の板のエッジに挟みこんで収納できる

持ち運びサイズは、部品追加する前とほぼ同じです。

アルミロールテーブルを愛用しつつ、テーブル面の低さと弱さに困られている場合に、試していただきたい簡単DIYです。

また、簡単にカスタマイズできるシンプルな構造なので、ソロキャンプなどで使うコンパクトなものを選ぶ場合に、おすすめのロールテーブルです

キャプテンスタッグのアルミロールテーブル DIYで高く強くする