今回の記事②では、いろいろなセンサーから得た情報を、20x4LCDモニターに表示する場所を決めます。
前回①のおさらい
これまでに、Arduino(アルドゥイーノ)nano1個で、20x4文字のLCDモニターに表示できている情報は、
・高度
・速度
・進行方向
・捕捉している衛星数
・温度
・湿度
の7項目です。
使用しているモジュールは
・温湿度センサーモジュール
の2つです。
ArduinoのデジタルI/OピンもアナログINピンもまだ余っているので、加速度センサーモジュールも今後追加する予定です。
今回②の目標
今後、加速度センサーモジュールをArduinoにつないで、傾斜計(クライノメーター)風の表示ができるようにしますが、その前にLCD内の表示位置決めをしておきたいと思います。
今回は20x4文字LCDの画面レイアウトについて考えます。
LCDの画面レイアウト
現状の車内モニター
16x2文字のモニターでは、ちょうどいいくらいの情報量と場所取りになっています。
図表化すると、このようになります↓
各情報を色分けして、わかりやすくした図表↓
温度、湿度、傾斜計を追加した画面レイアウト案
案1
まず、場所をとる傾斜計表示(●、▲、▼、<、>で表示する部分)を中央に置いて、そのまわりに他の情報を置いてみました。
まあまあ上手く配置できているのですが、傾斜計の中心点(●)と、進行方向の中心点(この図表の場合は”N”)の、各中心が別の位置にあるのが気になります。
そこで、傾斜計と進行方向(磁針)を縦にならべてみる事にしました。
案2
傾斜計と進行方向(磁針)を縦にならべました。
速度を示す”Spd”は場所がなくなり、”S”のみとなりました。
進行方向(角度)を示す”Dir”も同様の理由で、”HD”(ヘッディング)にしました。
黒く塗りつぶされている部分は、時刻の秒針を10秒刻み(この図表は50から60秒の間の状態)で示しています。
この案だと傾斜計の周りが窮屈そうに見えるので、次の案では傾斜計と進行方向(磁針)を右隅に寄せてみます。
案3
傾斜計と進行方向(磁針)を右隅に寄せました。
残りのスペースに、他の情報を入れていきます。
進行方向(角度)を示す”Dir”は、復活できました。
あと少し、傾斜計まわりをスッキリさせたいので、
次の案では、速度を示す”S”とセミコロンを無くしてみます。
最終案
窮屈感もなくなり、見やすくなりました。
実際の見え方に近くするために、色分けをなくすと、こうなります↓
いい感じですね!
20x4LCDモニターの画面レイアウトも決まったので、次回は加速度センサーモジュールをArduinoとつないで、動作確認してみます。
動画でも画面レイアウトを確認できます!
Arduino project #1「GPSマルチモニター 」Multi-information monitor with GPS module