真夏にバイクに乗る際、若かりし頃には上着はTシャツやタンクトップで、露出部だけ真っ黒に日焼けしながら走る事もありました。
大人になった今では、怪我防止だけでなく日焼け防止も兼ねて長袖ジャケットを着用してライディングしています。
現在愛用しているコミネのメッシュジャケットを、身をもって確認したプロテクション性能や、夏に涼しく使う小技を交えて紹介いたします。
バイク用メッシュジャケットのプロテクション
コミネのメッシュジャケットはバイク専用設計で、通風性の良いメッシュ素材で、ライディングポジションに合わせた形状で作られています。
特に袖の形状が、軽く肘を曲げた状態で合う形状になっているのが特徴的です。
バイク用プロテクターというと脱着が大変なものもありますが、これはプロテクターが一体となっているジャケットなので、普通の上着と同じ感覚で脱着できます。
硬さと柔軟性をあわせもつプロテクターは、ジャケットの肩・肘・背中・胸の内側ポケットに入っていて、取り外しも可能です。
激しく転倒しました!
上の写真で、心臓のあたりを撃たれたかのように、穴が開いているのがわかります。
オフロードバイクで約40Km/hのスピードから激しく転んだ時に、ハンドルの端部が胸に刺さりそうになってできた穴です。
メッシュジャケットには穴があきましたが、中のプロテクタは何事もなかったかのようです。
体は少しだけ打撲したような状態でしたが、次の日には痛みもなくなりました。
コミネのメッシュジャケットを装着していなかったら軽傷では済まなかった筈で、そのプロテクタの有効性を実感させてもらいました。
転倒時に砂利質の地面にも激しく接触しましたが、このハンドル端による穴以外に破れなどはありません。
使用しているメッシュ素材は、擦れには強いものだと感じました。
穴からのほつれは無いので、そのままで使用し続けていますが、穴が気になるようになったらワッペンでもつけておきます。
涼しく走る小ワザ
フルメッシュなので涼しい部類のジャケットに入るのですが、それでも暑さにバテてしまいそうな時に、友人が教えてくれた小技の紹介です。
たいへん簡単なのですが、メッシュジャケットの袖をしっかり濡らします。
真夏のツーリングでは休憩ごとに濡らしていますが、走り出した瞬間の気化熱効果による冷房風のような感覚は、一度知ってしまうと病みつきになります。
メッシュジャケットの通風性による効果なので、普通の服でやってもベタつくだけで、むしろ不快になる場合があります。
炎天下だと走り始めてすぐに乾いてしまうので、Camelbakなどのハイドレーションシステムを使う場合、タンク内に水を入れておいて袖が乾いたら追加で補水し続ければ、いつでも気化熱効果での冷房風を感じる事ができます。
もっと涼しく走るには!
さらに、痛いほどの冷気を感じたいなら、冷感スプレーを使えば、走行風があたると別世界です。