ちょっとプラスチック感が漂うJB23ジムニーのエアコン操作パネルを、簡単にカーボン調や木目調などの豪華仕様にするDIYを紹介します。
作業手順
年式によって仕様に差があるので作業内容に少し違いがありますが、作業の流れは同じです。
センターパネル取り外し
最初に、灰皿のスペース内にある3本のスクリューを外します。
灰皿スペースの鉄板が外れました。
センターパネルは、車両後ろ方向に引くとツメが外れます。下の灰皿の開口部から始めて、順に上のツメを外していくと簡単に外れます。
この時点ではシガーソケットとハザードスイッチのコネクターが繋がったままなので、あまり強く引く事はせず、センターパネルが数センチ浮くぐらいまでで止めておきます。
センターパネルのツメが全部外れたら、シガーソケットとハザードスイッチのコネクターを抜きます。
シガーソケットのコネクターは引き抜くだけで外れます。
ハザードスイッチのコネクターはツメでロックしています。白いコネクターのツメ根元の出っ張り形状を押しながら抜きます。
センターパネルが外れました。
エアコン操作部のパネルを外す
エアコン操作ユニットを外してから作業してもいいのですが、壊さないように注意して作業すれば、操作ユニットは付けたままで今回模様替えするパネルだけ取り外せます。
まずは内外気の切り替えノブを車両後ろ方向に引き抜きます。
今回豪華仕様にするパネルは、上3カ所と下3カ所のツメでユニットにとまっています。
上の端のツメから順番にマイナスドライバーなどで、優しく外していきます。パネルは力を入れすぎると壊れますが、反面たわみやすいので一度外したツメは手を離しても元に戻らず、順番にツメを外していくのは簡単です。
全てのツメが外れたら、パネルが外れます。
写真は完了状態ですが、外したパネルにカーボン調などのシートを貼ります。
最初に少し大きめに切り出したシートをパネルに被せて、凹凸部はドライヤーをあてて伸ばしつつ一旦貼ってしまいます。
その後で、外形と穴部分の余分なシートをクラフトナイフなどで切り落とします。
パネルにシートを貼り終わったら、外す時とは逆の手順で部品を組み付けて完成です。
カーボン調などのシートについて
今回のDIYはほぼ平坦面への貼り付けなので、カー用品店で売っているシートでも失敗しないと思います。
最初は簡単に貼れる部位でも、一カ所貼ってみて上手くいくと他の部位にもやってみたくなります。平坦面だけでなく曲面の部品も衣替えしたくなった場合には、3Mのダイノックを使うことをお勧めします。
ダイノックは種類が豊富で、カーボン調や木目調の他にもアルミ調などの多くの柄があります。
シート自体も(一部の柄を除き)よく伸縮するので、ドライヤーを当てて作業すると貼られる物の形状に追従させながら貼る事ができます。
さらに、粘着面と粘着面がくっていてしまったり折れ線が入ってしまっても、ドライヤーを当てることにより高い確率で再生可能です。
色や柄も豊富にラインナップされています。一例です。
余ったシートは、スマホカバーの模様がえ等でも楽しんでいます。