地面の小石や松ぼっくりなどを気にせずに、快適な睡眠を得られるので、キャンプでコットを使う方が増えていますね!
私も欲しくなり、自分に合ったものを選ぶために、人気のコットを重さや収納サイズを一覧表にして比較してみます。
寒い季節の、意外に暖かい使い方もみつけたので、紹介しています。
コットってどんなもの?
英語のコット(COT)は、簡易ベッドやキャンプ用ベッドを意味します。
赤ちゃん用のベッドは、"Baby Cot" ですね。
キャンプ用コットの種類
テント泊で使うコットは、軽量な担架のようなものや簡易ベッド風のしっかりした骨組みにものから、上部に蚊帳やフライがついた高床式テントのようなものまで、様々な種類があります。
蚊帳付きのコットも楽しそう!ですが、ここではバックパックでのキャンプやバイクツーリングでも使いやすい、軽量でコンパクトなコットを比較します。
コットのメリット
安定した寝こごち
テント内で、地面の凹凸を吸収して寝やすくするためには、クッションマットやエアーマットを使う方法もありますが、大きな突起物の凹凸は吸収しきれなかったり、ゆっくりと空気が抜けたりして、いつも快適だとはかぎりません。
地面から浮いて寝られるコットは、平らなキャンプ場所を選んでおけば、小さな凹凸は全く気にすることなく、朝まで同じ寝こごちで熟睡できます。
夏に涼しい
キャンプで使うコットの寝台は、薄い生地が使われているので、寝た時に体の下側に熱がこもりません。
夏には、キャンプチェアやハンモックが心地良く感じるのと同じく、コットも下側の空気の流れにより、涼しさを感じながら寝ることができます。
逆に冬には、体の下側から熱が逃げていくので、寒さを感じやすくなります。
冬でも快適にコットを使う方法は、記事の最後で紹介いたします。
軽量でコンパクトなコットの比較一覧表
軽量(2.5Kg以下)で持ち運びが楽なコットを、一覧表にしてみました!
スマホでご覧頂いている場合は、画面を横向きにして頂くと、表全体が見やすいです。
メーカー 商品名 |
写真 (Amazonリンク) |
使用サイズ (cm) |
収納サイズ (cm) |
重さ (g) |
ヘリノックス ライトコット |
60 x 185 x 13 |
13 x 13 x 53 |
1260 | |
サーマレスト ラグジュアリーライト ウルトラライトコット |
61 x 183 x 10 |
13 x 13 x 41 |
1195 | |
ロゴス エアライト ベッド |
61.5 x 185 x 12.5 |
4.5 x 20 x 43 |
2000 | |
DOD バッグインベッド |
72 x 183 x 15.5 |
13 x 16 x 51 |
2300 | |
DESERT WALKER 折りたたみ式ベッド |
60 x 185 x 15 |
12 x 12 x 50 |
1300 |
サーマレストのウルトラライトコットは、下側からの寒さ対策として、裏面に熱を反射するシートがラミネートされていて、断熱性を高めています。
今回比較したコットは、それぞれが違う脚構造を採用していて、組み立てしやすさも異なっています。
脚部をたわませながら組み立てる構造の場合、コットを横向きに立てて、脚部に体重をかけながら組み立てると楽ですよ。
軽さやコンパクトな収納サイズにこだわりたい場合は、ヘリノックスのような脚部がアルミで折り畳み式のものが便利です。
冬でもコットを快適に使う工夫
体の下側から熱が逃げるので、冬には寒さを感じやすいコットを、暖かく使う方法を紹介いたします。
キャンプでの断熱となると、最初に思いつくのが、コットの上にクッションマットやエアーマットを置いて使うことです。
しかし、せっかくマット類よりも快適に寝られるコットを、マットで補完したくはありません。
そこで、もっと効果的な方法として、コットの下側の、体重で潰されないスペースを活かして保温します。
地面からの高さが低いコットだからできる技ですが、夏用の寝袋を準備して、コットの下にひくだけです。
コットが体重で沈み込んだ時には、その下側の寝袋が潰れすぎず、体からも離れすぎないので、保温効率がいい状態で体に接します。
私が使っているコットの高さも地面からの高さが15cmと低いものなので、地面に夏用寝袋をひくことで、下側に体重で潰されない厚い断熱層ができていて、エアーマットよりも背中が暖かい状態で寝られます。
また、コットと夏用寝袋を組み合わせて使っても、収納状態はエアーマット単体と同じくらいにコンパクトなので、軽量キャンプ派にもメリットが多くて、おすすめです。
体の上側は、エアーマットを使う時と変わらないので、冬用寝袋は併用してくださいね!
地面からの高さがあるコットの場合は、ショックコードなどで寝袋を裏側にぶら下げれば、同じく厚い断熱層をつくれます。
寒い時期のキャンプで、地面から浮いていることで背中が寒いと感じる場合に試してみてくださいね。
冬に背中の寒さを感じることがなくなり、一年を通して快眠できるので、キャンプではコットが手放せなくなりました!