最新のiPhoneにイヤホンジャックが設定されなくなってから、我が家に一個しかない完全ワイヤレスイヤホン(Bose SoundSport Free wireless headphones)が取り合いになっています。
お気に入りだったイヤホンをなんとか奪還すべく、約5,000円で入手できる中国メーカーのワイヤレスイヤホンを入手して、特に防水機能と音遅れが少ない点をアピールして家族に売り込みます!
その前準備として、各々のイヤホンの音と機能を比較してみました。
BOSEと中国メーカーのワイヤレスイヤホン比較
BOSEのイヤホンは「BOSE」、中国メーカーのものは「中国製」と呼ぶことにして紹介していきます。
イヤホンケース
中国製のイヤホンケースは、少し角が削ぎ落された箱型で八角形の断面形状です。
BOSEは、長方形断面の樽型のケースです。
どちらも持ったときに手になじみやすい形状で、持ち運びやすさはほぼ同じです。
ケース内蔵のサブバッテリーは、BOSEがイヤホン本体を2回フル充電できる容量なのに対して、中国製は約42回フル充電できる3000mAhの電池容量を備えています(カタログ値)。
スマホを充電することができるUSB出力ポートを備えているのも、中国製のケースだけです。
ケースの上蓋は、BOSEは重厚な多重構造のものになっており、中国製のものは半透明の板です。
中国製の上蓋は弱そうに見えますが、閉じた状態ではケース本体の凹形状に収まっており、押されて簡単に壊れることは無さそうです。
イヤホン本体
中国製のイヤホン本体をBOSEと比較してみます。
中国製のイヤホンはBOSEよりも小さく、イヤホン本体の左右をあわせた重さは8.4gで、BOSEの18gよりもずいぶん軽くなっています。
接続性
どちらのイヤホンも、スマートホンや音楽プレーヤーとは、ブルートゥースで接続します。
操作は他のブルートゥース接続機器と同じで、イヤホン側が接続モードになっている時に、スマホや音楽プレーヤー側でイヤホンを接続先に選ぶだけです。
ブルートゥースで接続するワイヤレスイヤホンは、音が少し遅れて再生される傾向があります。
BOSEのワイヤレスイヤホンは、動画を再生すると違和感を感じるほど音が遅れて再生されることがありますが、中国製のものは意識しないと気付かないレベルです。
映画やドラマなど動画を観る場合は、中国製のイヤホンの方が良さそうです。
操作性
BOSEは操作ボタンが合計4個あり、全ての操作をイヤホンを付けたままで、指先の感覚だけでおこなうことができます。
中国製のイヤホンは、右左ともにタッチセンサーになっている本体部分への短/長タッチを駆使して操作します。
- 一時停止と再生; 短く一度タッチ(右左ともに操作可能)
- 曲送り; 右を2度短くタッチ
- 曲戻し; 左を2度短くタッチ
- 音量を上げる; 右を長タッチ
- 音量を下げる; 左を長タッチ
他に、電話応答(一度タッチ)などの操作もタッチセンサーで行います。
音質
力強い低音域が特徴のBOSEの音は、ワイヤレスとなったSoundSport Free wireless headphonesでも同様に聴くことができます。
中国製のイヤホンは、低音域から高音域まで途中で落ち込むことなくなくフラットに音がでている印象で、けっして悪い音ではありません。
音の好みにもよりますが、インターネットラジオなどを聴く場合は、中国製のイヤホンの方が長時間聴いても疲れにくいかもしれません。
防水性能
BOSEにはなくて中国製にはある防水機能について紹介しておきます。
中国製は、IPX7レベルの防水性能で、カタログでは「お風呂でも使える」と紹介されています。
IPX7の防水基準を大雑把に紹介すると、「常温の水で水深1mのところに30分放置しても、機能に影響しないこと」なので、熱湯や水圧をかけるなど激しい使い方は避けるようにします。
まとめ
BOSEの音が大好きな方は、ワイヤレスイヤホンもBOSEの完全ワイヤレスで楽しまれることをおすすめします。
BOSEのいろいろなイヤホンについては、別の記事で比較しているので、よろしければ参考にしてください。
BOSE独特の音にこだわらず、クセがなく疲れない音をワイヤレスで自由に楽しみたいのであれば、中国製のもので十分に楽しめます。
- 軽くて小さいので装着しやすい
- 低音域から高音域までフラットに聴こえる
- 再生音の遅れが少ないので動画が自然に楽しめる
- ケースがモバイルバッテリーとしても使える
価格もお手頃なので、 はじめてワイヤレスを試してみたいという方にもおすすめです。