暑くても寒くてもキャンプを楽しみたい!というキャンパーさんたちで、一年を通してキャンプ場が賑わっています。
キャンプには焚き火がつきもので、まわりのキャンパーさんたちが楽しまれている焚き火の炎が、夜のキャンプ場をよりいっそう良い雰囲気にしてくれます。
自分だけでなく周りの方々も楽しませてくれる焚き火ですが、火をしっかりと管理していないと、愛着あるテントに穴をあけてしまったり、最悪の場合はテントを使えないほどまで溶かしてしまう可能性があります。
そこで、キャンプ場で焚き火を楽しむための道具の設置方法と、使いやすい焚き火台についてまとめてみます。
焚き火台を設置する位置
全てのキャンパーさんが気づかれているとおり、焚き火台はテントの風下に設置するのが基本ですよね。
焚き火台を風下側にする主なメリットは、
- 焚き火の煙がテント内に侵入しない
- 多少なりとも風の勢いが弱まる
- 火の粉がテントに飛び移りにくい
の3点です。
ただし、風下側といえども焚き火がテントに近すぎると、テントで巻いた風が地表近くで逆流することもあり、煙がテント内に充満したりする事もあるので、注意が必要です。
風向きは刻一刻と変わる
キャンプしている間、ずっと風向きが一定であればいいのですが、そうもいかないことの方がよくあります。
特に川沿いのキャンプ場では、周りの山からの谷間になっている地形が多いですが、日中と夜間で上流からの吹き上げと吹きおろしで、真反対の風向きになることも!
せっかくテントの風下側に焚き火スペースを確保しても、気づいたらテントが風下側になってしまっていた!なんてことも多々ありました。
そこで、時間とともに変わる風向きに対応しやすくて便利なのが、火がついたままでも移動しやすい焚き火台です。
移動しやすい焚き火台
薪が燃えている状態で、火傷しないように焚き火台を動かすとなると、高温になっている燃焼台そのものを持つわけにはいきません。
そのため、燃焼台と地面の間にの距離が適度にあって、その脚の部分を持って焚き火台を移動できるような構造のものを使いたくなります。
また、持ち運びしても外れないような、しっかりとした脚の焚き火台が嬉しいです。
形が崩れにくいシンプルな構造で、熱くならずに強固な脚部を持った焚き火台として、上の写真の構造のものを便利に使っています。
メッシュ式焚火台の使いやすさ
この構造の焚き火台を、10年近く使い続けていますが、他の構造のものに比べてココがいい!と思うことを紹介いたします。
組み立てが簡単
メッシュ式焚き火台は、いろいろなメーカーから入手できますが、そのほとんどが4本の脚を広げて、燃焼台となる細目の網を引っ掛けるだけの単純構造です!
ほとんど手を汚すことなく、1分ほどで組み立てられます。
撤収も楽
4本の脚部と網だけの2部品構成なので、組み立て同様に撤収も楽です。
網は、軽く洗えばススがおちて、乾くのも早いので、手間になりがちな撤収作業も、それほど苦にならずに進められます。
予想に反して地面に優しい
燃焼台が網なので、火の粉が地面に落ちそうですが、細かい網目のおかげで、ほとんど落ちません。
とはいえ、芝生が綺麗なキャンプ場だと、細かい灰のようなものが落ちて地面を汚してしまうので、ステンレスのお盆状のものかアルミホイルで受けています。
焚き火台を収納した状態での運搬も楽!
薪をのせたままでの移動のしやすさはもちろんのこと、収納状態での持ち運びも楽です。
コットや椅子などにも当てはまりますが、収納状態がある程度の大きさになるものは、平ら状か棒状に収納できるものが、パッキングに便利です。
特に、ススなどで汚れているかもしれない焚き火台は、棒状に収納できるものを選べば、バッグの外側にくくりつけたりして、他の道具を汚さずに持ち運べます。
自作もできますが、お安く入手できます
実は、キャンプで最初に使ったこの形の焚き火台は、自作品でした!
既製品を肉眼で確認することもなくフィーリングで作ってみましたが、我ながら使える自作品ができたと思います。
たいした工夫もなく簡単に作れてしまいましたが、シンプルな構造なので壊れることもなく、持ち運びしやすい焚き火台として5年くらい便利に使っていました。
とはいえ、網がくたびれてきたのと、既製品の方が脚が細いことに気づいて、よりコンパクトに収納できる焚き火台を使ってみたくなったのを機に、引退となりました。
2代目となるメッシュ焚き火台は、お手頃価格で入手した既製品ですが、強度や耐久性も問題なく、2年使い続けた今でも、キャンプのお供として活躍してくれています。