自分が猛烈なBose(ボーズ)信者だということもあり、家族にも同社の製品をおすすめしたりしているうちに、家の中にBoseのインイヤーヘッドホンが増えてきました。
そこで、そのうちのワイヤレスやノイズキャンセル機能付きモデルの使用感を比較して、纏めてみたいと思います。
紹介するイヤホンの音質は、ワイヤード(コード付き)エントリーモデルのBose SoundSport in-ear headphonesと比較してみます。
なお、Boseの商品名は「ヘッドホン」ですが、記事内では一般的に馴染みのある「イヤホン」と呼んでいます。
多くのイヤホンがあるので、気になるイヤホンがある!という場合は、下の目次リンクから、目的のイヤホンに直行してみてくださいね。
- 比較したBOSEイヤホン一覧表
- ワイヤレスイヤホン Bose SoundSport wireless headphones
- ノイズキャンセリングイヤホン Bose QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones
- 完全ワイヤレスイヤホン Bose SoundSport Free wireless headphones
- ワイヤレス&ノイズキャンセリングイヤホン Bose QuietControl 30 wireless headphones
- 完全ワイヤレス&ノイズキャンセリングイヤホン Bose QuietComfort Earbuds
比較したBOSEイヤホン一覧表
最初に、Boseのインイヤーヘッドホンのラインアップを、一覧表で紹介いたします。
ワイヤードのものには、アップル製品向けとアンドロイド製品向けのものがありますが、記事内ではアップル製品向けのものを使用しています。
ワイヤレスイヤホン Bose SoundSport wireless headphones
家族が毎日使っているBose SoundSport wireless headphonesを借用して試聴し、使用性についてはユーザーインタビューしてみました。
サウンド
ワイヤレスなのでワイヤードに比べて劣るという先入観がありましたが、いい方向に予想を裏切る音です。聴き始めてすぐに、劣るどころか気持ちよく聴ける方向に、むしろ進化していると感じました。
Bose独特の低音が、中音域までスムーズにつながっていて、低音を強調している感じがしないのに、欲しい低音はしっかりと出ています。
ボリュームも変えて試してみましたが、音量の大小に関わらず、低音から高音までつながりのいい音が聴けます。
Bluetoothの設定
ペアリングは、一般的なBluetooth機器と同様に、簡単に接続できます。
さらに、Bose Connectというスマホ専用アプリが準備されていて、音声ガイドでのオートセットアップもできます。
今回借りたのは、簡単なパソコン設定でも躊躇する家族のものですが、「アプリで普通にペアリングできた」とのことで、テレビにつないでいるbluetooth送信機とスマホとの接続切り替えも、難なくこなしています。
使用可能時間
カタログ値は、
- 約2時間のフル充電で連続6時間の音楽再生に対応
- 急速充電15分で1時間使える
となっています。
持ち主(家族)はヘビーユーザーなので、「1日中使っていると、途中で電池切れになる」と言っていますが、詳しく聞くとカタログスペック通り約6時間は使えているようです。
6時間も連続で使うことは滅多にない私にとっては、充分の電池容量です。
電話通話
これは使用者よりも、通話相手にどう聞こえているかが気になるところです。通話相手の私からすると、全く違和感なく会話できます。
遮音性
このイヤホンは、名前に「sport」がついています。
スポーツしながら使う時に、周りの音が聴こえない事はデメリットとなることもあるので、遮音性はあまりない部類のイヤホンになります。
電車や飛行機などで使用する時で、遮音性を重要視する場合は、後ほど紹介するノイズキャンセルイヤホンをお勧めします。
音モレ
遮音性と同じ理由で構造的に音モレしますが、よほど大音量で聴かなければ、まわりの音にかき消されるので、気になるほどではありません。
意外に目立つらしい
これも持ち主のコメントですが、電車に乗ると人目をひくようです。
色も一因だと思いますが、装着すると少し耳から飛び出した感があります。
逆に、目立ちたい人にはお勧めですね!
ノイズキャンセリングイヤホン Bose QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones
数年使い続けているBose QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphonesです。
電車や飛行機で、まわりの音で疲れないようにしたいのと、小さな音量でも音楽を楽しみたかったので購入しました。
騒音が大きい環境ではノイズキャンセルの恩恵が増すので、音楽は流さずにノイズキャンセル機能だけを有効にしておいて、周りの音を遮断して睡眠をとることもあります。
10年くらい前のBOSEのイヤホンはコードの被覆が弱くて、はがれたり切れたりしましたが最近は改善されて、クルクル丸めて持ち運んだりしていても、写真のようにコードは傷むことなく使い続けています。
サウンド
電車や飛行機の中では、ノイズキャンセルの効果絶大で、不満なくBoseサウンドが楽しめます。
しかし静かな場所では、先に紹介したSoundSportのようなノイズキャンセル機能をもたないイヤホンのほうが、Boseらしい音だと感じます。SoundSportと比べると、少し低音がおとなしいイメージです。
使用可能時間
カタログ値は、
- 約2時間の充電で連続16時間の音楽再生に対応
となっています。
16時間だと、ほぼ全ての定期運航便のフライト一回分をカバーしています。
14時間連続で使う機会がありましたが、しっかり遮音空間を提供し続けてくれたので、疲れない小さな音で、音楽を聴き続けることができました。
電話通話
BOSEのワイヤードのインイヤーヘッドホンは、リモコン部にマイクがありますが、このモデルも同じです。
通話した相手に、イヤホンを使っているとは気付かせないくらい自然に会話できます。
遮音性
話しかけられても気づかないほどのノイズキャンセル性能のおかげで、電源を入れれば周りの音から遮断されます。
コード上のマイク付きリモコンにある、Aware(アウェア)モードへの切り替えボタンを押すと、周りの人の声がイヤホンから聴こえるようになるので、アナウンスを聞きたい時や話しかけられた時などに便利です。
完全ワイヤレスイヤホン Bose SoundSport Free wireless headphones
左右独立ワイヤレスのBose SoundSport Free wireless headphonesをケースとともに紹介いたします。
箱をあけると、豪勢なケースにイヤホンが収まっています。
磁石で吸い寄せられるように左右のイヤホンがピタッと収まります。
ケースもイヤホン本体も、LEDがピカピカとよく光ります。
右側のイヤホンについている、ボリュームなどのコントロールスイッチは、人差し指で簡単に操作しやすい位置にあり、その凹凸により指先の感覚だけで直感的に目的のスイッチを押せます。
使い始めた時はスイッチが少し硬い印象でしたが、不便を感じるほどではありません。
慣れてくると、誤操作防止としてはちょうどいい節度感に思えます。
接続
Bose Connectというアプリを使えば、画面で選択&タップするだけで、スマートホンと接続できます。
まずは試しで、あえてパソコン(Windows10のLenovo YOGA BOOK)と接続してみました。
すでにマウスをBluetooth接続していましたが、問題なく追加できました。
ネット上では、パソコンとの接続がうまくできないという情報もありましたが、あっけなく接続できたので、しばらく試聴してみました。
音が途切れることもなく、また耳が痛くなることもなく、いい感じです。
サウンド
Bose SoundSport wireless headphones同様に、どの音量でも低音から高音までつながりのいいBoseサウンドを聴かせてくれます。
名前に「FREE」が入っていますが、ワイヤーがまったくない事は革命的に自由で、家の中を移動していても集中して音楽を楽しめます。
使用可能時間
気になる使用可能時間のカタログスペックです。
- 最大5時間の連続再生が可能
- ケースをフル充電することで2回分の充電ができるので、さらに約10時間の再生が可能
- 急速充電15分で45分間使える
ケースを使う条件付きですが、出先でもケースからイヤホンに充電できるので、電池切れの心配は少ないです。
屋内外で使っていますが、少し激しく動いても耳から外れて落ちることもなく、コードレスによって得られる自由を満喫しながら、BOSEサウンドを楽しんでいます。
ワイヤレス&ノイズキャンセリングイヤホン Bose QuietControl 30 wireless headphones
Bose QuietControl 30 wireless headphonesは、ネックバンドがつきますが、ワイヤレスとノイズキャンセルの両方の機能がついたモデルです。
サウンド
静かな場所での音質については、先に紹介したQuietComfort 20とあまり変わりません。
ノイズキャンセルの性能と機能を売りにした製品なので、まわりが静かではない場所でBoseサウンドを楽しむ時には、最適のイヤホンです。
後ほど詳しく紹介するノイズキャンセル機能の効かせ方は、QuietComfort 20とは違った手法になっています。
使用可能時間
カタログ値は、
- 約3時間の充電で連続10時間の音楽再生に対応
となっています。
ワイヤレス機能が追加されているので、QuietComfort 20の16時間よりは短い再生時間です。
電話通話
ワイヤードのインイヤーヘッドホンと同様に、リモコン部にマイクがあります。
通話した相手に、イヤホンを使っているとは気付かせないくらい自然に会話できます。
遮音性
QuietControl 30は、ノイズキャンセルの効果を調節できるようになっています。いまさらですが、名前に「Control」が入っている理由ですね!
公共交通機関の乗り継ぎ時など、周りの音を完全に遮断すると不便な時があります。
QuietComfort 20は人の声だけ聞こえやすくするAware(アウェア)モードを設けていましたが、QuietControl 30は全ての帯域において周囲から聞こえる音の大きさを調節できます。
アラーム音などを聞き逃したくない時にも、安心して使えます。
完全ワイヤレス&ノイズキャンセリングイヤホン Bose QuietComfort Earbuds
最後にご紹介するのが、Boseの最新イヤホンです!
正直なところ、待っていました! 完全ワイヤレスで、ノイズキャンセルもしてくれる優れものです。
他のBoseワイヤレスイヤホンとの機能比較は、下の表のようになります。
この軽さで、最長6時間再生、しかもノイズキャンセルまでしてくれるなんて、素晴らしい!
ちなみに、最新のアップデートにより、イコライザ機能が追加されて、スマホアプリから設定できるようになっています。
これこそ私が求めていたものだ!ということで、早速入手しました。
サウンドを、QuietControl シリーズで比較
ノイズキャンセルをONにした状態で比較すると、QuietComfort 20よりも明瞭な音になっていて、Boseらしい音を聴きやすくなった!と感じました。
アクティブイコライザーのおかげしょうか?
最新のBose製品は、いつも感動と満足の音質を聴かせてくれます。
遮音性
ノイズキャンセルの調節は、QuietControl 30のようにレベル可変のタイプになっています。
私は最大かOffのどちらかでしか使っていませんが、最大に設定して公共交通機関を利用すると、その快適な静粛性はQuietControl シリーズから進化しているな~と感じました。
文字で表すと、「ゴー」というタイプの音の消音効果がレベルアップしています。
完全ワイヤレスのおかげでもありますが、長時間使い続けても、全く疲れる要素がない!と言いたくなるBoseサウンドとノイズキャンセル性能です。
使用可能時間
- 最大6時間の連続再生が可能
- ケースをフル充電することで2回分の充電ができるので、さらに約12時間の再生が可能
- 急速充電15分で2時間使える
完全ワイヤレスのBoseイヤホンでは、他にSoundSport Free wireless headphonesがありますが、それと比べると、再生時間で20%増加、そしてなんと、急速充電での使用時間は2倍以上になっています。
Qi規格のワイヤレス充電パッドがあれば、ケースが非接触充電できるようになったことも嬉しい進化で、日常生活から長期旅行まで、幅広く活躍しています!