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いろんなセンサーでコクピット情報を20x4LCDモニターに表示(Arduinoでコクピット②)

今回の記事②では、いろいろなセンサーから得た情報を、20x4LCDモニターに表示する場所を決めます。

前回①のおさらい

これまでに、Arduino(アルドゥイーノ)nano1個で、20x4文字のLCDモニターに表示できている情報は、

・時刻
・高度
・速度
・進行方向
・捕捉している衛星数
・温度
・湿度

の7項目です。

Arduinoとセンサーモジュールでバージュンアップ途中の車内モニター

使用しているモジュールは

・GPSモジュール
・温湿度センサーモジュール

の2つです。

ArduinoのデジタルI/OピンもアナログINピンもまだ余っているので、加速度センサーモジュールも今後追加する予定です。

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今回②の目標

今後、加速度センサーモジュールをArduinoにつないで、傾斜計(クライノメーター)風の表示ができるようにしますが、その前にLCD内の表示位置決めをしておきたいと思います。

今回は20x4文字LCDの画面レイアウトについて考えます。

LCDの画面レイアウト

現状の車内モニター

ArduinoとGPSモジュールで作った、現状の車用GPSモニター

車両停止時のLCD表示。移動中は左下の使用GPS数の位置に速度を表示。

16x2文字のモニターでは、ちょうどいいくらいの情報量と場所取りになっています。
図表化すると、このようになります↓

1602LCD 衛星情報表示レイアウト 現状

各情報を色分けして、わかりやすくした図表↓

1602LCD 衛星情報表示レイアウト 現状(色分け)

温度、湿度、傾斜計を追加した画面レイアウト案

案1

2004LCDにArduinoでたくさんの情報を表示する。案1
まず、場所をとる傾斜計表示(●、▲、▼、<、>で表示する部分)を中央に置いて、そのまわりに他の情報を置いてみました。

まあまあ上手く配置できているのですが、傾斜計の中心点(●)と、進行方向の中心点(この図表の場合は”N”)の、各中心が別の位置にあるのが気になります。


そこで、傾斜計と進行方向(磁針)を縦にならべてみる事にしました。

案2

2004LCDにArduinoでたくさんの情報を表示する。案2
傾斜計と進行方向(磁針)を縦にならべました。
速度を示す”Spd”は場所がなくなり、”S”のみとなりました。
進行方向(角度)を示す”Dir”も同様の理由で、”HD”(ヘッディング)にしました。
黒く塗りつぶされている部分は、時刻の秒針を10秒刻み(この図表は50から60秒の間の状態)で示しています。

この案だと傾斜計の周りが窮屈そうに見えるので、次の案では傾斜計と進行方向(磁針)を右隅に寄せてみます。

案3

2004LCDにArduinoでたくさんの情報を表示する。案3
傾斜計と進行方向(磁針)を右隅に寄せました。
残りのスペースに、他の情報を入れていきます。
進行方向(角度)を示す”Dir”は、復活できました。

あと少し、傾斜計まわりをスッキリさせたいので、
次の案では、速度を示す”S”とセミコロンを無くしてみます。

最終案

2004LCDにArduinoでたくさんの情報を表示する。採用案(色あり)
窮屈感もなくなり、見やすくなりました。

実際の見え方に近くするために、色分けをなくすと、こうなります↓

2004LCDにArduinoでたくさんの情報を表示する。最終案

いい感じですね!

20x4LCDモニターの画面レイアウトも決まったので、次回は加速度センサーモジュールをArduinoとつないで、動作確認してみます。

動画でも画面レイアウトを確認できます!


Arduino project #1「GPSマルチモニター 」Multi-information monitor with GPS module