ソロでたのしむ

キャンプ、電子工作、DIY、乗り物などの趣味を紹介

ドライブレコーダーは画質が大事!アクションカムを高画質なドラレコとして使う

いろいろな種類のドライブレコーダーを使ってきたなかで、最も画質が良く使いやすいドライブレコーダーだと感じている、アクションカム複合機の使い方を紹介いたします。

高画質なドライブレコーダーなら、1万円以下のアクションカム両用タイプをオススメ

ドライブレコーダーの用途

最初に、ドライブレコーダーの使命について、簡単にふれておきたいと思います。

ドライブレコーダーを装着する理由のうち、代表的なものをピックアップしてみます。

  1. もし事故にあった時に、揉めたくない
  2. 当て逃げされた場合などで、加害車両(加害者)を特定したい。また、録画をアピールすることで、そのようなトラブルの未然防止としたい
  3. ドライブや行楽の記録として残したい

他にも、社用車の安全運転促進などもありますが、個人用途では主に上記の3点だと思います。

ドライブレコーダー専用機の特徴

品揃えが豊富なドライブレコーダー専用機の、ほとんどのものに備えている基本機能は、

  • 電源ON/OFFが車に連動
  • メモリー容量を使いきったら、古い動画に上書きしていくループ録画

です。

機種によっては、

  • 衝撃(加速度)検知により、異常時の動画をループ録画とは別に保存
  • GPSによる自車位置と速度情報の記録
  • 複数のカメラで、車両周囲や室内も同時録画

が、できるものもあります。

衝撃検知複数カメラ機能が絶対に欲しい場合は、これから紹介するアクションカムは使えませんので、それらの機能付きのドライブレーコーダーを選択することになります。

これまで5種類以上を使ってみた経験からは、無名メーカーの安価なものは1年たらずで壊れるものが多いです。

信頼できる有名メーカーのものをお勧めいたします。

 

ドライブレコーダーとして使えるアクションカム

ドライブレコーダーとして使えるアクションカム

アクションカムについて

GoProに代表されるアクションカムは、コンパクトな録画機器で、人や乗り物、ドローンなどに装着して臨場感がある動画を撮ることができます。

その用途から、ほとんどのものが耐衝撃性や防水性を考慮して設計されています。

ドライブレコーダーモード搭載機

アクションカムには、ドライブレコーダーモードを搭載する機種が多くなってきました。

ドライブレコーダー専用機同様に、

  • 電源ON/OFFが車に連動
  • メモリー容量を使いきったら、古い動画に上書きしていくループ録画

の機能を備えていて、使用性は全く同じです。

ドライブレコーダー用途について考察

ドライブレコーダーモードを備えるアクションカムを、車両前側のドライブレコーダーとして使う場合に、前述の使命(用途)を満たしているかをまとめてみます。

1.もし事故にあった時に、揉めたくない

ドライブレコーダー同様に、車両前方を広い画角で録画できます。このあと比較結果を紹介しますが、画質はアクションカムの方が良いものが多いので、詳細な状況がわかります。

2.当て逃げされた場合などで、加害車両(加害者)を特定したい。また、録画をアピールすることで、そのようなトラブルの未然防止としたい

録画した動画から多くの情報を得るためには、画質が重要になります。

この記事を書いている時点で、有名メーカーの1万円前後のドライブレコーダー専用機は、

  • C社: 200万画素
  • P社: 200万画素
  • Y社: 350万画素

です。

 

一方でアクションカムであれば、同じ価格帯で

1080〜2000万画素

のものが入手できます。

実際にはレンズやセンサー性能とのバランスが重要なので、画素数=画質とは言い切れませんが、口コミなどで画質が良いと言われているものを選べば、ドライブレコーダーよりも多くの情報を得られる動画が撮れます。

この画像は、アクションカム複合タイプのドライブレコーダーで撮った動画から切り出しました。

日射により、フロントガラスに室内が映りこんでいますが、車外の画像を判別できるレベルです。

信号がない山間部で、対向車とは双方が50~60km/hですれ違うような道での切り出し画像です。

連休明けに友人から「連休中に、〇〇付近で、すれ違いましたよ」と言われて、ドライブレコーダーの動画を再生してみたら、上の写真(動画)にしっかりと映っていました。

友人の車なので隠しますが、ナンバープレートに大きな文字で刻印されている4桁の数字も、判別可能でした。

走行時でも対向車のナンバープレートがわかるレベルの動画が撮れるので、ドライブレコーダーとしての性能は充分です。

 

次に、アクションカムの大きさですが、ドライブレコーダーとは同じくらいのサイズです。

録画中であることのアピール度は同じくらいなので、トラブル防止効果も同程度と思われます。

3.ドライブや行楽の記録として残したい

ドライブレコーダーの場合、数分から10分程度の長さを一つの動画として保存する方式が一般的です。

そのため、楽しい思い出の記録として使う場合、一番いいところで動画が一瞬途切れてしまう可能性があります。

アクションカムのドライブレコーダーモードも、同様に細切れになりますが、通常の動画撮影モードに切り替えれば、好きな長さの動画を撮ることもできます。

また、内部に充電バッテリーを備えているので、行楽地などで車外での撮影もできます。

行楽の記録として残したい場合は、アクションカムの方が適しています。

満足のアクションカム

車とバイクで、アクションカムをドライブレコーダーとして、数年にわたり使っています。画質が良く、これまで壊れることもなく録画し続けてくれています。

GPSでの位置記録機能や衝撃検知での動画保存機能はありませんが、どちらも頻繁に使いたいものではなく、なくても特に困りません。

そうなると、

  • 画質
  • 携行性
  • 防水性

で優位なアクションカムをお勧めします。

メーカーによっては、豊富なアタッチメント類が同包されて1万円前後で入手できるので、自由度がある取り付けで、すぐに使いはじめることが可能です。

また、同価格帯でWiFi通信機能を備えたものもあり、スマホで簡単に動画再生確認できるのも便利です。 

安全に楽しく走るライン取りについて、長くバイクに乗り続けるために考えてみます。

高原などの景色がいい所を、風を感じながら走り抜ける気持ち良さは、バイクの醍醐味です。

安全に楽しく走るライン取りについて、長くバイクに乗り続けるために考えてみます。

バイクに乗り始めた頃は早いスピードで走りたい気持ちが強かったですが、徐々に、安全に気持ちよく走る方法を考えながら走るようになりました。

動体視力も瞬発力も若い頃をピークに落ちていきますが、これまでに習得した安全で楽しい山道の走り方を、今一度ライン取りを中心にまとめて、これからも事故や怪我なくバイクを楽しむ決意をしたいと思います。

自分と同じように、「早く」ではなく「安全に楽しく」山道などを走りたいと考えているライダーの方にも参考にしていただけると嬉しいです。

道路を横断する歩行者や自転車

最初に、歩行者や自転車などの、交通事故の観点での交通弱者についてです。

道路を横断しようとしている歩行者や自転車、そして自分の安全が確保できる状況であれば、相手を優先することを心がけます。

例えば、数珠つなぎ状態で漫然と走っている直線路で、後方車両が車間距離を詰めてきていることがあります。

そのような場合は、横断者優先のために強めのブレーキをかけると、その場所全体の危険度が増してしまいます。

道路を横断しようとする人の発見に遅れた場合は、むやみに止まらずに、例えば人がいる方とは反対側に少し寄りつつ通過することで、後方車両が早く気づいて停止できるような環境づくりだけをしておきます。

これ以降は、単独や対車両 (トラック、車、バイクなどを「車両」と総表して書きます) の安全について記述していきますが、常に最優先で大前提なのは、交通弱者のまわりで、自分(バイク)による危険度を高めない事です。

直線路(ストレート)

f:id:solocamptouring:20180630164058j:plain

定常走行時の基本

今さらですが基本中の基本は、前方車両が急にとまった場合に自分も止まれる車間距離をとります。

基本は中央線寄り

片側1車線のストレートを単独走行する時は、とっさの場合の回避パターンが少しでも多くなるラインを選びます。

まわりに民家があるか等の状況によって変わりますが、たいていの場合は車線中央から少しだけ道路の中央線に寄って走ります

安全に楽しく走るライン取りについて、長くバイクに乗り続けるために考えてみます。

後方の危険は無くしておく

流れに乗っていても、ミラーも使って全方向を定期的にチェックします。

後方から追い越しをかけてきそうな車両がいれば、前方との車間距離を多めにしつつ、少し道路の左に寄って、「貴方の接近には気付いているので、お急ぎなら抜いてもいいですよ」という雰囲気を出してみます。

それでも相手に抜く意図がないと判断できれば、その車両が後ろにいる間は、前と横の安全チェックに重点をおけるので、楽に走り続けることができます。

危険から遠ざかるためのライン取り

対向車の右折

バイクに限らず直線路でおこる事故の一つが、直進車両と対向する右折車両の、右直事故です。

先ほど基本は中央線寄りとしたのは、対向車両から自分(バイク)の存在を認識されやすくする意図もあります。

自分の左側に観光施設の入り口があるなど、対向車両の右折が考えられる場所では、普段よりもさらに中央線寄りを走行して、前車の急減速&左折があった場合の逃げ道を確保しつつ、対向車両が自分に気づかずに右折してくるリスクも減らします。

左からの合流や通過、飛び出し

f:id:solocamptouring:20180630102036j:plain

次に左側からの飛び出しについてです。

自分の周りの危険度を上げないために、前車との微妙な車間距離を作らないように注意します。

左側から出てくる車両のために十分なスペースを作っておくか、進入を諦める車間距離のどちらかにしておくと、左からの無理な合流や通過を避けることができます。

前車との安全が確保できる車間距離で走っていても、無理な合流や通過が考えられる場所では、さらに車間距離をとって、先を譲ってしまうくらいの気持ちで、自車周りの危険度を高めないようにします。

 

連続コーナー路(ワインディング)

安全に楽しく走るライン取りについて、長くバイクに乗り続けるために考えてみます。

山間部などでは、コーナーが連続する道を通ることがあります。私のように、そのような道を好んで走るライダーも多いと思います。

コーナー路を、前方車両に追従して走る場合は、直線路のライン取りと同じなので、ここでは単独走行状態での安全なライン取りについて考えていきます。

自分のペースで走れることが、安全で楽しいライディングにつながるので、後方から速いペースの車両が来たら、自分だけでなく相手の安全の為にも、進路を譲って先に行ってもらいます。

基本の走り方

ライン取りの前にコーナーの走り方ですが、よく聞くスローイン・ファーストアウトの意義について、今一度考えてみます。

バイクは直線でもコーナーでも、軽く駆動力がかかっている状態が安定しています。コーナー中に軽く加速しながら安定させ続けるためには、出口までオーバーランしないスピードで通過できるように、進入時にはスピードを落としておくことが必要です。

後輪にしっかり荷重(トラクション)がかかっている事も大事なので、コーナー中は後輪に意識して、傾いている後輪にかける(軽い)駆動力で進行方向が変わっていく事を感じながら向きを変えます。登坂路のタイトコーナーでは、無意識でもほぼこの状態になっています。

バイク自体の操舵力で向きを変えるセルフステア状態にするため、ハンドルは操舵力を加えないフリー状態です。

ハンドルをこじって曲がるクセがついている場合、いきなりセルフステアを全面活用する事ばかり考えると、ギクシャクしてしまい逆に危険なので、徐々に実践していって、安定状態でコーナーを走り抜けることを目指します。

軽くかけておく駆動力ですが、進入直後と出口での立ち上がり時を除き、コーナー中はなるべく変化の少ない一定駆動力で、ライン取りできるようにします。

これらを実践する為に、出口まで安定して駆動力をかけ続けられるスピードを、コーナー進入前に作っておく、スローイン・ファーストアウトが必要です。

見通しのいいコーナーのライン取り

f:id:solocamptouring:20180630173222j:plain

コーナーの入り口から出口まで安全が確認できている場合についてです。路肩に歩行者や自転車がいたり、道路横に民家がある場合は、危険な思いをさせないように、そこから離れたラインを通るので、除外します。

コーナー全貌がわかっているので、出口でコーナー内側を通れるように、アウト → センター → インのラインをねらいます。

安全に楽しく走るライン取りについて、長くバイクに乗り続けるために考えてみます。

常に道路のコーナーより早めにバイクの向きが変わっている状態になるので、マンホールなどの予想外のことがあっても、余裕を持ってラインを変えることができます。

出口が見えないコーナーのライン取り

f:id:solocamptouring:20180630102334j:plain

路側が壁のようになっている左コーナーなど、どこまでコーナーが続くかがわからず、またコーナー半径が同じになっているかもわからない場合です。

まず、コーナー進入前までに確認できる一番奥の部分をコーナー出口だとして、入口はアウト、仮定した出口でインを通るライン(下の図の黒色太線)を通過できるスピードを作っておきます。

f:id:solocamptouring:20180630130628j:plain

コーナー進入後に、予想よりもコーナーが長かったり深かったりしたら、そこから出口でイン側を通るラインに変えて通過します。

入口ではわからなかった奥側が相当タイトになっている場合の除き、入口で計画していたラインよりも外側を通るラインへの切り替えなので、修正しやすくなります。

 コーナー途中での減速

これまで纏めてきたライン取りは、できれば避けたいのですが、コーナー中にブレーキをやむを得ず使うことになった場合にも、対応しやすいライン取りです。

車線を逸脱せずに、一瞬だけ直線的に進みつつブレーキングして、クイックに方向を変えるためのスペースを確保しやすいラインです。

f:id:solocamptouring:20180630154824j:plain

バイクでコーナーを走る時のオーバーラン は、スピードが出すぎていたか、パニックで直線的に進むしかなくなった場合が考えられます。

最初に紹介したスローイン・ファーストアウトと、コーナーのライン取りに加えて、ここで紹介したコーナー中の車線内ブレーキング&クイック方向転換ができると、安全にコーナーを走り抜けられる技の幅が広がり、何かあってもパニックにならずに、冷静に対処できる確率が高まります。

最後に

これまでに、公道ではありませんがバイクで骨折し、半年から一年ほどバイクに乗れないことが数回ありました。

思い返すと、完治するまでの間は、大変つまらない生活を強いられていました。

これからは、今回まとめた事を忘れずに、事故をしないだけでなくケガもしないように注意して、いつまでもバイク乗りでいられるようにしたいと思います。

ヘルメットに、風切音に負けないスピーカーを仕込んで、極上音質ツーリングを楽しもう!

ヘルメットに高音質スピーカーを埋め込む

長年にわたり、ヘルメットにスピーカーを埋め込んで、音楽を聴きながらバイクツーリングを楽しんでいます。

いろいろと試して行き着いた、高速道路を走っていても音楽を楽しめるヘルメット内蔵スピーカーのDIYを紹介いたします。

高速道路でも音楽を楽しめるヘルメットスピーカーのDIY方法

写真は到達目標のイメージです

 

長年かけてわかってきた事

30年近くになる私のバイクライフにおいて、走行中に音楽を楽しむ機器は、ポータブルCDプレーヤーからメモリースティックタイプのMP3プレーヤーに変わり、いまではスマホなどのモバイル機器で音楽を楽しめる時代になりました。

プレーヤーは時代とともに変わりましたが、音を出すスピーカー部分のしくみや構造は、それほど変わっていません。

バイク用ヘルメットで音楽を楽しむのに最適なスピーカーを、過去に試行錯誤しながら探し続けた歴史とともに紹介します。

インイヤー(カナル型)イヤホンを使用していた時期

バイクでいい音を楽しむ方法

バイクに乗り始めて間もない頃、走行中に音楽を楽しんでいて、まず気付いたのはインイヤー(IN EAR)タイプのイヤホンは、ヘルメットをかぶる時に外れやすいこと、そしてイヤホンは長時間つけていると耳が痛くなることでした。

イヤホンでは周りの音も聞こえにくくなることから、数年後にはヘルメットへのスピーカー埋め込みを開始しました。

オンイヤーヘッドホンを使っていた時期

バイクでいい音を楽しむ方法

次に、耳に載せるタイプのオンイヤー(ON EAR)ヘッドホンを分解して使いはじめました。

スピーカーが格納されているハウジングが比較的に小型なため、ハウジングに包まれたスピーカーを、まるごとヘルメットへ埋め込むことが、簡単にできると考えたためです。

市販のバイクヘルメット用の埋め込みスピーカーも同じですが、ヘルメット内の耳の位置に、ぴったりと合わせて埋め込むことができたら、長時間聴いていても耳が痛くなることはありませんでした。

ただし音については、インイヤーイヤホンに劣ります。オンイヤーヘッドホン単体で試してみるとわかりますが、このスピーカーは耳に圧着されている状態で良い音を聴かせるものなので、スピーカーが少し耳から離れただけで、音が悪くなります

では、耳に密着させればいいかというと、ヘルメット内でそのような位置にスピーカーを置いて当たりが強くなると、耳が相当痛くなります

そのため、最終的には少し耳から離した位置に固定することになるのですが、オンイヤーヘッドホンではスピーカーの真価を発揮できないので、低音域が薄い音しか聴けません。

音圧も弱めなので、走行時の風切り音や外の騒音で 、音程がわからなくなるほど音楽がかき消されました。

市販のバイクヘルメット用埋め込みスピーカーを使ってみた

それから約20年後の、現在にいたる少し前のお話です。

フルフェイスのヘルメットを新調した時に、市販のヘルメット埋め込み用スピーカーを試してみました。通販サイトでも多くのレビューがついている有名メーカーのもので、その中でも重低音だとされているものです。

市販のヘルメット埋め込み用スピーカーは重低音が聴こえない

専用の物なので、今まで改造で試してきたものよりは音がいいだろうと期待していましたが、残念ながらオンイヤーヘッドホンを使った場合と全く同じで、低音域が薄い音しか聴こえませんでした。

入手する前に参考にすればよかったのですが、通販サイトのレビューでも、

  • 音が小さい
  • もっと低音がほしい

など、スピーカー本体を耳に密着できないことに起因するネガティブコメントが見られます。

市販の専用スピーカーを導入した結果はショッキングなものでしたが、オンイヤーヘッドホンに使われるタイプのスピーカーでは、風切り音に勝る音は出せないと確信する機会となりました。

オーバーイヤーヘッドホンを使ってみて大正解だった

耳に圧着させなくても満足できる音圧を出せるスピーカーとなると、耳をすっぽり覆うタイプのオーバーイヤー(OVER EAR)ヘッドホンのスピーカー部が使えそうだと考えました。

家にエントリーモデルのソニー製オーバーイヤーヘッドホンが余っていたので、分解してスピーカーハウジングをケーブルごと取り出します。

ハウジングが少し大きめなのでヘルメットによっては加工が必要になりますが、私のジェットヘルメットの窪みにはピッタリと収まりました。

低音がほんとうに聴こえるヘルメット内蔵用スピーカーのDIY
ツーリングでいい音を楽しめるヘルメットスピーカーはこれだ!

これが、今まで試した中で一番いい音を聴かせてくれます。

静かな場所で停止していると、オーバーイヤーヘッドホンとまったく同じ音質です。

周りと遮蔽されていないので、走り出すと速度に応じて少しづつ音がかき消されますが、走行しながら音楽を聴くのには充分な音質が保たれます。

また、音質がいいと小さい音量で聴けるので、周りの音も程よく聞けて、結果として、より安全に運転できます。

まとめ

試行錯誤の結果から、ヘルメットにスピーカーを埋め込んで、高音質で音楽を聴きながらバイクに乗りたい場合、オーバーイヤーヘッドホンのスピーカーを使う選択肢が最適です。

ヘッドフォンは、家で使わずに放置しているものや安価なものの方が、改造(分解)に失敗した時の痛手も少ないですし、音質も有名メーカーのものであれば、エントリーモデルで充分です。

例えば、ソニーのMDR-XD150とか。

エントリークラスのオーバーイヤータイプのヘッドホンは構造が簡素なので、注意しながら作業すれば、はんだ付け不要でヘルメットに埋め込める状態まで分解できます。

ただしコードが長すぎるので、束ねるか、はんだ付けができるならば短く加工することになります。

大きめのスピーカーをハウジングごと埋め込むことになるので、ヘルメットによっては、場所を確保するための改造が必要になるかもしれません。

耳が痛くなるほどまでは密着させずに、耳の上下と前後位置に合わせて埋め込むことができたら、ヘルメットで聞いているとは思えない低音まで厚みのある音が聴こえます。

少し作業が必要ですが、完成した後には音で疲れることがないので、長時間ツーリングでもリラックスして楽しくライディングを続けることができます。

「REMOVE BEFORE FLIGHT」フラッグと「INSERT BEFOR FLIGHT」キーホルダーをバイクで楽しむ

「REMOVE BEFORE FLIGHT」フラッグでバイクを楽しむ

バイクで走っている時の性能向上や快適化のアイテムとは別に、バイクに乗り降りする時の雰囲気も楽しみたいと思います。

鍵をかけたままでスタートすることによる転倒などの事故を防止しつつ、気分は大いに盛り上がる「REMOVE BEFORE FLIGHT」フラッグや「INSERT BEFORE FLIGHT」キーホルダーを実際に使ってみつつ、その有用性を確認してみました!

駐輪中のバイクに似合う「REMOVE BEFORE FLIGHT」フラッグで、気分は エアーファイター!

REMOVE BEFORE FLIGHTの意味と使い方

ご存知の方が多いと思いますが、まずこの赤いフラッグ(ストラップ、リボン、タグと呼ばれることもあります)について簡単に紹介いたします。

このフラッグは、航空機が地上にあるときに、危険なものの誤作動を防止する安全ピンや、突起物でケガしないための保護カバー類に取り付けられます。

これらの安全ピンや保護カバーは地上では安全確保に役立ちますが、つけたままで飛行してしまうと逆に安全でないものに変わる為、外し忘れミスを防止するために、目立つ赤色で統一されたフラッグが使用されています。

f:id:solocamptouring:20180816061842j:plain

REMOVE BEFORE FLIGHT」は、直訳どおり「飛行前に取り外せ」の意味です。フラッグが多く使われる機体では、飛行前に全てのフラッグを取り外した事を、リストでチェックすることもあります。

バイクでの使い方

駐輪中のバイクに似合う「REMOVE BEFORE FLIGHT」フラッグで、気分は エアーファイター!

少し近寄りがたい危険な雰囲気がある「REMOVE BEFORE FLIGHT」フラッグの、キーホルダー型のものは、通販サイトなどでも入手しやすいのですが、本物に近い長めのフラッグはなかなか販売されていません。

写真のフラッグは、航空自衛隊浜松基地に隣接する広報館「エアパーク」の売店で購入しました。

赤地に映える白文字で「飛行前に外せ」と書かれているので、飛行中=走行中には使わないで駐輪中に使ってみます。

家の車庫

写真のバイクは、いつも車庫の入口近くの壁際に保管しています。

駐輪中のバイクに似合う「REMOVE BEFORE FLIGHT」フラッグで、気分は エアーファイター!

車は、バックしながらバイクの横に入庫するのですが、ミラーでは複雑な形のバイクとの距離感がわかりません。

そこでREMOVE BEFORE FLIGHTフラッグをバイクのハンドル端部にぶら下げておくことで、バックする車との位置関係がミラーでもわかりやすくなります。

もちろんバイクを動かす時は、儀式的に「REMOVE BEFORE RIDE」して、気分を盛り上げています。

ツーリング先

ツーリング先や外出先の駐輪場で、バイクのブレーキディスクロックやケーブルロック、またはヘルメットのケーブルロックなどの鍵を使用する場合があります。

そんな時に、フラッグを鍵につけておく事で、施錠したまま走り出してしまうミスを、視覚的に防止することができます。

駐輪中のバイクに似合う「REMOVE BEFORE FLIGHT」フラッグで、気分は エアーファイター!

他にも走り出す前にしておきたいことがあれば、そのことを連想させる場所にフラッグをつけておけば忘れ防止ができます。

アイデアしだいで使い方が広がりますね!

キーホルダー

ここまでは、メカ好きの心をくすぐる赤いフラッグの、「飛行前に外せ」という文面どおりの使いかたを紹介してきました。

あまりのカッコよさに、どうしてもキーホルダーとして使いたくなる場合におすすめのフラッグもあります。

調べてみると実際に航空機の世界でも、飛行前に装着しないといけないものがあるようで、INSERT BEFORE FLIGHTフラッグもあります。

本物は赤色ではないようですが、キーチェーンとしては赤色含めて各色の入手が可能なので、気に入った色で気分を盛り上げてみてはいかがでしょうか。

ツーリングキャンプといえば防水バック! その機能を比較してみます

自分のキャンプ用品は自分で運ぶ!をモットーに、車とバイクでキャンプを楽しんでいます。グループでキャンプすることもありますが、テントからバーナーまで個々にお気に入りのグッズを持ち込んで集まるので、互いの道具を比較できるのも楽しいです。

ソロ主体のキャンプスタイルで、車でもバイクでもキャンプ道具を持っていくのに便利な防水バックを紹介いたします。

防水バック 徹底比較

 

バイクへのキャンプ道具積載

バイクでキャンプに行く場合の積載方法には、いくつかのパターンがありますが、私が重要視したいのは

  • 初期投資
  • 目的地での運搬性

です。

この重点項目について、バックやケースの一般的なもの4種類を比較してみます。

  • サイドパニアケースおよびトップパニアケース

  • 樹脂ケース(通称、ホムセン箱)

  • 防水バック

 

初期投資

あまり考えたくないのですが、フル積載状態で立ちゴケなど軽く転倒して、バック類を破損した場合の心のダメージは、購入価格と比例すると思われます。

一般的なものの初期投資の安さでは、

①樹脂ケース(通称、ホムセン箱)

②防水バック

③シートバック

④サイドパニアケースおよびトップパニアケース

の順番になります。

目的地での運搬性

キャンプ場によっては、駐輪スペースからテントサイトまで距離があることがあります。その場合は、荷物を手で持つよりも、背負ったり肩からかけられることが重要になります。運搬性が良い順に並べてみます。

①防水バック

②シートバック

③サイドパニアケースおよびトップパニアケース

④樹脂ケース(通称、ホムセン箱)

防水バックは、ほとんどのものに肩ひもがついていたり、リュックのように背負えるものも多いので1位としました。シートバックも、肩ひも付きが多いので2位。

残りの物の比較では、樹脂ケースは両手で持ち運ばないといけないので、持ち手がついていて片手で持ち運べるパニアケースの方を上位としました。

バイクでキャンプに行く場合のまとめ 

 私が重要視する初期投資と乱雑に使った場合の心のダメージ、そして目的地での運搬性の3点において、もっともバランスよく優れているのは防水バックです。

雨天にバイクで移動する時でも、パニアケースや樹脂ケース同様にそのままで防水性があるので、中のキャンプ用品を濡らさずに運べます。

f:id:solocamptouring:20181118113820j:plain

シートバックは、それ自体に防水性がないものが一般的で、雨天時にはレインウェアのようなカバーを上から被せることになりますが、装着するリアシート周辺は予想以上に下から巻き上げられる水があり、けっこう濡れてしまいます。

キャンプ場での防水バックのメリット

f:id:solocamptouring:20181118113947j:plain

車の場合はキャスター付きの台車を持ち込むことで解消できますが、バイクでキャンプに行く場合は、紹介してきたとおり防水バックの運搬性が有効です。

さらに防水バックだけのメリットとして、中の荷物を全て出した状態で畳むことができる点があげられます。

地面にバックやケースを出しっぱなしにしたくない場合でも、スペースをとらずにテントの中に入れておくことができます。私は枕の代わりにすることもあります。

テント内に入れておくことで安心して熟睡できるので、車でのキャンプでも防水バックは重宝しています。

防水バックの種類

材質

防水バッグの材質は、ポリエステルやナイロンなど様々ありますが、バイクで使う事や地面に直接置いたりすることを考えると、ターポリンがイチオシです。

少し重いですがラフティングの船体にも使われている素材なので、防水性と丈夫さにおいてバイクやキャンプには最適です。

構造

ターポリン素材の防水バックは、大きく分けると3種類の形があります。それぞれキャンプ用で使っています(使っていた)ので、各々の使用性について紹介します。

チューブ型

車もバイクもキャンプするなら防水バックが便利

円筒形で、端部から荷物を入れるもので、開口部の閉じかたはクルクル丸めて固定するもの(ロール式)が多いです。

写真は、20年以上にわたりバイクでのキャンプに使っているものです。防水性はまだ保たれていますが、肩ひもを固定するプラスチックの部品が折れてしまい、たまにしか使わなくなりました。

見かたを変えると、20年以上も防水性が失われないほどターポリンは丈夫です。

入れ口からの奥行が深いので、収納は少しコツが必要になります。私は奥行方向に2段に分けるようなイメージで、奥にシュラフとエアマットを押し込んで、手前に調理器具などの他のものを入れています。

バイクで運ぶ場合は、クルクル丸めて閉じた開口部の向きを下向きにしてバイクに固定する事で、防水性について心配することは皆無です。

ボストンバック型(耐水ジッパー式)

車もバイクもキャンプするなら防水バックが便利
車もバイクもキャンプするなら防水バックが便利

ターポリン素材で耐水ジッパーが使われていますが、形はボストンバックやダッフルバックと同じものです。

写真は現在使っているもので、Snugpakの厳寒期用化繊シュラフやエアーマットを入れても半分以上の容積が残されている大容量の防水バックです。

チューブ型と違って開口が上に開くので、キャンプ用品の出し入れが非常に楽なのが特徴です。

私が使っているものは、リュックのように背負うことができるベルトもついており、キャンプ地での移動では両手で他の荷物を運べるので、たいへん助かります。

ボストンバック型(ロール式)

車もバイクもキャンプするなら防水バックが便利
車もバイクもキャンプするなら防水バックが便利

最後に紹介するのが、上部がロール式の開口になっていて、ボストンバックやダッフルバックのような形をしたものです。

こちらは開口をクルクル丸めて閉じる方式なので、荷物が多すぎると中から押される力で開口が開いてくる可能性があり、少し余裕を残した収納物で使っています。

開口が上側にありますが3回折り返して閉じれば、バイクで運搬中に雨に降られても防水性が心配になることはありません。

 キャンプ中は開口部を大きく開いたままにしておくことができるので、こまごまと多くのものを入れておくのにも便利な防水バックです。

車検通過するLEDヘッドランプ。綺麗なカットラインがでるH4 LEDバルブの見分け方

私の愛車JB23ジムニーやバイクのヘッドライトは、世界中のどこでも入手できるH4タイプのハロゲンライトです。

しかし日本では、ハロゲン以外のバルブも簡単に入手できるため、それほどありがたみを感じません。

そこで、電力の節約と、今風の車の白い光にするためにLEDバルブに交換してみたいと思います。

相性が悪いと配光が上手くいきませんが、私の場合は一度安価なもので失敗した後に、車だけでなくバイク(H4の2灯)でも綺麗な配光を生み出すLEDバルブを見つけることができました。

対向車に迷惑になることもなく、車検も問題なく通過したので、その前に装着してみてダメだと感じたLEDバルブと比較しながら紹介いたします。

 

車検で必要なカットラインと配光

上の写真はLEDバルブで前方照射した写真です。写真でも植木に当たったヘッドライト光の境い目がくっきりとわかります。また境い目は、中央部から右側は水平に、左側は左上がりになっています。

この境い目がカットラインで、これがないと車検には通りません。

 そして、カットライン中央部の折れポイントが、最も光が強くなっています。写真では左右のバルブともに点灯しているので、左側に光の強さが寄っているようにみえますが、個別に光らせるとしっかり中央の折れポイントが明るくなっています。

この光り方が、車検を通す時に大事な配光です。実際にはその明るさ(光の強さ)も必要になります。

ハロゲンのフィラメント配置をLEDで再現している製品が〇

H4ハロゲンバルブとの互換性と「車検対応」をうたったLEDバルブが多数売られています。

まだLEDバルブが出始めた頃に、そのうちの一つを試してみましたが、カットラインと配光が得られずに失敗したことがありました。

カットラインも配光もないH4型LEDバルブ

左の写真が、使えなかったLEDバルブです。右のH4ハロゲンバルブの写真は比較のために並べました。
一見してお気づきのとおり、LEDの配置がハロゲンバルブのフィラメントとは違います

特に、ハロゲンバルブだと先端側にある、ロービームのフィラメントの位置には、LEDの粒がありません。

ちなみに、このLEDバルブは写真に写っている側だけにLEDが配置されており、反対側にはありません。

これではハロゲンバルブと同じカットラインがでるわけもなく、また特にハイビームの光量も足りないので公道では使えませんでした。 

車検を通したH4型LEDバルブ

車検が通ったH4型LEDバルブ(カットラインや配光など)

左の写真が、車とバイクで車検を通したLEDバルブです。

右のH4ハロゲンバルブのフィラメントを忠実に再現するLED配置です。ロービームの遮蔽板も壁で作られています。

このLEDバルブは、写真で写っている反対側にも、対称にLEDが配置されていて、一本あたり16個のLEDが使われています。

両面に対称配置されたLEDは、各面にハイビーム用4個とロービーム用4個のLEDを並べて、ハロゲンバルブのフィラメントを再現しています。

たまにLED3個づつでフィラメントを再現している製品も見かけますが、今回は写真の4個づつLEDの粒が配置されたもので車検を通しました。

満足の明るさです

LEDの白い光が見えにくくなると言われる雨の日に、写真を撮ってみました。

H4ハロゲンから交換して車検に通ったLEDバルブ
H4ハロゲンから交換して車検に通ったLEDバルブ

左の写真がロービーム、右がハイビームです。

日暮れ直後の、まだ暗くなりきっていない夕方に、運転席からiphoneで撮りました。

H4ハロゲンバルブにくらべて横方向の明るさが若干少ない気がしますが、気になるほどではありません。

車検ではチェックポイントとなる中央付近の明るさは充分で、感覚的にはハロゲンバルブより明るくなっているとさえ思います。

バッテリーにもやさしいLED

ハロゲンバルブのフィラメントと同じ配置にこだわったLEDバルブを選ぶことで、白く明るいヘッドライト光を入手して、車検にも通りました。

25Wx2とハロゲンバルブよりも省電力なので、他に電装品を追加して電力収支が厳しくなっている車やバイクにもおすすめです。

フロントアップテクニックでオフロードバイクの走破性をあげるためのウイリー練習

オフロードバイクでもっと自然を楽しみたい。そのためのテクニックを磨く目的でのウイリー練習について紹介いたします。

f:id:solocamptouring:20180414134508j:plain

自然には障害物がいっぱい

オフロードバイクで大自然に分け入っての散策、休日になると多くのライダーが楽しんでいます。

そのような場所で遊んでいてよくあるのが、「あの絶壁の先に行ってみたい」とか、「あの岩さえクリアできれば先に進める」というシーンです。

私は何度も泣く泣く引き返してきましたが、上手いライダーがフロントアップを自在に使いこなしながら簡単そうにクリアしていくのを見て、自分もフロントタイヤを上下方向で操れるようになりたいと思いはじめました。

フロントアップを自在に操るために

とは言え、バイクの前後姿勢を操ったことは皆無なので、フロントタイヤを上げることには恐怖心がつきまとい、ねらった高さまで上げるどころではありません。

距離の短いジャンプであれば、飛び出し時だけアクセルコントロールと左右バランスの制御をしておけば空中で前後転や横転する事はほぼない(というより初心者にはほぼ無理)なのですが、フロントアップとなると後輪の駆動力を操るのと左右方向のバランスをとるという2方向を、同時に制御し続けることになり、頭の中が真っ白になってしまうのも一因です。

そこで、ウイリーができるようになれば、体が勝手にバランスをとれる筈だと考え、恐怖心と戦う一歩を踏み出すことにしました。

ウイリーの練習

ウイリー練習用のバイク

せっかくの決意が薄れてしまわないうちに、

  • 中古で安く
  • ウイリーしやすくて
  • 壊れにくい

練習用バイクを入手してしまいます。

ネットで調べたところ先人達がよく使っていて、また小さいので恐怖心が少ない、XR100モタードにします。行きつけのバイクショップにあった2台の中古車のうち1台を入手しました。

f:id:solocamptouring:20180414134622j:plain

ウイリーの練習用なので、ステップを可倒式のものに変更して、キャブレターのフロート室から溢れたガソリンのキャッチタンクを付けておきます。

ウイリー練習用の装備

先人達の教えから、練習中にケガしやすい事がわかっています。どうやら上半身よりも下半身のケガのほうが多いようです。

上半身のガード

上半身はコミネのプロテクター付きメッシュジャケットでガードしておきます。

www.solocamptouring.com

下半身のガード

下半身は、ヒップ、ひざ、足首をガ-ドします。

f:id:solocamptouring:20180414140747j:plain

左から、ヒップ、ひざ、足首に使っているプロテクター

ヒップ用のプロテクターは、本来は肘用のものです。ウイリーで怖いものの一つがしりもちですが、しりもち時に身を守る為のプロテクターは見当たらなかったので、肘用のものをオフロードパンツの中に入れて使っています。

ウイリー練習中に数回失敗してしりもちをつきましたが、バイクのハンドルが折れるしりもち事故でもプロテクターのおかげで尾骶骨(びていこつ)は無事でした。

ひざのプロテクターは、オフロードバイク用の一般的なものです。

足首用のものは、コミネの足首プロテクターで、初めてのウイリー練習にはおすすめです。

持続してウイリーするためには、リヤブレーキペダルの使い方を習得することが重要ですが、オフロードブーツは足首が硬めで動かしづらいので、慣れていないと微妙なリヤブレーキが難しいです。

私は、ブーツではなく足首の動かしやすい安全靴を使うかわりに、コミネのプロテクターで足首をガードしました。

ウイリーの練習方法

インターネットで調べてわかった先人たちのアドバイスを参考にして、我流で、そして一人だけで練習しました。

ウイリーしている夢を見るほど寝ても覚めてもウイリーのことばかり考えていて、週末になれば練習場所でビデオ撮影して数分ごとにフォームや角度を確認したりして必死でした。

そんな私が、直線ウイリーができるようになるまでを振り返って、その練習ステップを紹介いたします。

これから始める方は、とにかく無理せず安全第一で、習得までに時間がかかってもいいので、ケガせず少しづつ上達していくことを強くおすすめします。

また、音や視覚で絶対に迷惑にならない場所で、それでも人が通りそうであれば練習を中断する等、周りへの配慮が必要です。

前輪を上げてみる

エンジンがかかっているバイクを1速ギヤで停止した状態で、左足を地面につけて、右足はリヤブレーキをかけた状態にします。

前輪をエンジンの力だけで上げるために、リヤブレーキを解除したら、次にほぼ同時に

  1. アクセルを開けて、
  2. クラッチをポンッとつなぎます。

この時、右足はいつでもリヤブレーキを踏める状態を継続します。

最初はただ加速するだけですが、前輪が上がるようになってきたら、少しでも怖い!と思ったらリヤブレーキを踏みます。左足は地面に軽く接触し続けて、左右バランスをとっておきます。

ある程度前輪があがってもリヤブレーキでゆっくりと下ろせるようになり、怖さがなくなってきたら、無意識にリアブレーキを使えるようになってきていると感じます。また、前後方向のバランス点と感じる高さ(角度)がわかってくるので覚えておきます。これができたら次のステップに進みます。

左足もステップにおいて、前輪を上げてみる

エンジンがかかっているバイクを1速ギヤで超低速走行します。クラッチは切った状態で、半クラッチとリヤブレーキで超低速での安定走行状態を作り出だします。

超低速で左右のバランスが取れている状態から、前輪をエンジンの力だけで上げます。その直前まで超低速を作り出すために働いていた右足のつま先は、リヤブレーキペダル上で臨戦態勢にあり、いつでもリヤブレーキを踏める状態です。

怖いと思ったら躊躇なくリヤブレーキを踏んで落とす事を繰り返し、前後のバランス点を超えない範囲で徐々に高く前輪を上げていきます。

まだ距離は延ばさなくていいので、前後のバランス点までゆるやかに前輪を上げて、ゆるやかに前輪を落とすことが恐怖心なく安定してできるまで練習します。これができたら体がリアブレーキの使い方を覚えていて、考えなくても右足が動くような感覚です。

オフロードバイクでのテクニックを磨いて走破性をあげるためのウイリー練習
オフロードバイクでのテクニックを磨いて走破性をあげるためのウイリー練習

距離を伸ばします

ウイリー中のバイクの前後方向(角度)をコントロールできるようになってきたので、あわせて左右方向のバランスもとる練習をして距離を延ばします。

ここでは軽い上り坂で練習すると、簡単に前輪があげられてバランスをとることに集中しやすいので、おすすめです。

左右バランスのとりかたは、ハンドルへの体重のかけ方や、ステップへの力のいれ方、脚(膝)を開いたり閉じたりなどから、やりやすい方法をさがします。

登り坂で距離がでるようになったら、平坦なところで練習してみます。

平坦路でも距離がでるようになったら、もう直線ウイリーはできるようになったと自信が持てます。


おっさんの直線ウィリー練習記録

では、障害物の向こうまで行ってみます

直線ウイリーができるようになって、オフロードバイクで遊んでいて遭遇する倒木や段差や岩をクリアーできる確率が断然高くなりました。トコトコ林道ツーリングでも、ワダチの対処方法に幅がでてライン取りしやすくなりました。

公道でバイクに乗る時には全く役に立ちませんが、オフロードを走る時の余裕感に、練習しておいて良かったと思います。

メッシュジャケットで安全に涼しくライディング。その性能を体感したアクシデントも紹介します

真夏にバイクに乗る際、若かりし頃には上着はTシャツやタンクトップで、露出部だけ真っ黒に日焼けしながら走る事もありました。

大人になった今では、怪我防止だけでなく日焼け防止も兼ねて長袖ジャケットを着用してライディングしています。

現在愛用しているコミネのメッシュジャケットを、身をもって確認したプロテクション性能や、夏に涼しく使う小技を交えて紹介いたします。

コミネのメッシュジャケットで安心バイクライフ

バイク用メッシュジャケットのプロテクション

コミネのメッシュジャケットはバイク専用設計で、通風性の良いメッシュ素材で、ライディングポジションに合わせた形状で作られています。

特に袖の形状が、軽く肘を曲げた状態で合う形状になっているのが特徴的です。

バイク用プロテクターというと脱着が大変なものもありますが、これはプロテクターが一体となっているジャケットなので、普通の上着と同じ感覚で脱着できます。

硬さと柔軟性をあわせもつプロテクターは、ジャケットの肩・肘・背中・胸の内側ポケットに入っていて、取り外しも可能です。

コミネのメッシュジャケットで安心バイクライフ

激しく転倒しました!

上の写真で、心臓のあたりを撃たれたかのように、穴が開いているのがわかります。

オフロードバイクで約40Km/hのスピードから激しく転んだ時に、ハンドルの端部が胸に刺さりそうになってできた穴です。

f:id:solocamptouring:20180331104026j:plain

メッシュジャケットには穴があきましたが、中のプロテクタは何事もなかったかのようです。

体は少しだけ打撲したような状態でしたが、次の日には痛みもなくなりました。

コミネのメッシュジャケットを装着していなかったら軽傷では済まなかった筈で、そのプロテクタの有効性を実感させてもらいました。

転倒時に砂利質の地面にも激しく接触しましたが、このハンドル端による穴以外に破れなどはありません。

使用しているメッシュ素材は、擦れには強いものだと感じました。

穴からのほつれは無いので、そのままで使用し続けていますが、穴が気になるようになったらワッペンでもつけておきます。

涼しく走る小ワザ

フルメッシュなので涼しい部類のジャケットに入るのですが、それでも暑さにバテてしまいそうな時に、友人が教えてくれた小技の紹介です。

たいへん簡単なのですが、メッシュジャケットの袖をしっかり濡らします

真夏のツーリングでは休憩ごとに濡らしていますが、走り出した瞬間の気化熱効果による冷房風のような感覚は、一度知ってしまうと病みつきになります。

メッシュジャケットの通風性による効果なので、普通の服でやってもベタつくだけで、むしろ不快になる場合があります。

炎天下だと走り始めてすぐに乾いてしまうので、Camelbakなどのハイドレーションシステムを使う場合、タンク内に水を入れておいて袖が乾いたら追加で補水し続ければ、いつでも気化熱効果での冷房風を感じる事ができます。

もっと涼しく走るには!

さらに、痛いほどの冷気を感じたいなら、冷感スプレーを使えば、走行風があたると別世界です。

ハイドレーションは、ペットボトル接続チューブが便利で清潔に使える!

屋外での活動には水分補給が欠かせません。

容器が空になっても洗浄の手間いらずで使い続けられるので、長時間にわたって活動する時に便利な、ハイドレーション(水分補給)用品を紹介いたします。

ハイドレーションは、ペットボトル接続チューブが便利で清潔に使える!

 

水分補給用品の種類

最初に、水筒など様々な水分補給用品のメリットなどを、簡単にまとめてみます。

一般的には、水筒やペットボトル

リュックやウェストポーチを携行するアウトドア活動においては、ほとんどの家庭に一本はある水筒タイプの容器での水分補給が一般的ですよね。

競技用の一部のものを除いてキャップを開閉する手間がありますが、紅茶やコーヒーなどの飲料でも気分に応じて使えます。

ペットボトルの場合、数本持っていくことが荷物にならなければ、ボトルごとに違う飲み物を楽しめますね。

両手を自由にして飲めるハイドレーションシステム

f:id:solocamptouring:20180503163515j:plain

身軽な装備で、ランニングやバイクライドなどの運動をしながら、適切な水分補給をしたい場合は、背中に背負うタイプのハイドレーションシステムがよく使われています。

CamelBakの製品は(一部を除き)ドリンクの補充口が大きいので、氷を入れて保冷できたり、容器を洗うのにも便利です。

いいところ取りのハイドレーションシステム

ここからが本題です!

これから紹介するのは、水筒タイプと背負うタイプのいい所取りをした、ペットボトルをそのまま使えるハイドレーションシステムです。

宿泊をともなうバイクツーリングで使う

キャンプしながら数日間、バイクで旅することがあります。暑い日中に一気に長距離移動する場合、走行しながらチューブで給水できるハイドレーションシステムは、たいへんありがたいものです。

背中に背負うタイプのものを使う人もいますが、リュックを背負う事もある私は、背中に専用タンクを背負う事が強要されてしまうものではなく、タンクの場所を自由に選べるものにしたいと思います。

また、毎日キャンプ地でタンクを洗浄するのはいいとしても、しっかり乾燥させないと、においなどが気になってくるのも避けたいので、タンクだけでも使い捨てにしたいところです。

そこで、チューブのみでペットボトルなどに接続できるものはないかと探してみると、ありました!

このハイドレーションシステム、タンク部分は付属しませんが、ペットボトルなどのキャップと互換のアタッチメント3種類が付属します。

アタッチメント側のチューブ端は、中にひと周り小さいチューブが入っていて、接続するボトルの深さに合わせて調整できるので、だいたいのボトルなら底から吸い出すことができるようになっています。

私はペットボトルしか使っていませんが、ツーリング中は、休憩する毎に新しいペットボトルを購入して付け替えています。

その時の気分で違う飲み物を、常に冷蔵庫から出したての冷たい状態で交換できる上、タンク部分の洗浄は不要なので長期ツーリングでは強い味方です。

ちょっとしたカスタマイズ

たいへん便利なペットボトルを使えるチューブですが、体やリュックへの固定器具は付属していません。

そこで100円ショップで、クイックドロー風のカラビナを入手してきて、カラビナが通っていたベルトの穴形状部分を、チューブに装着しました。

f:id:solocamptouring:20180503162235j:plain
ペットボトルを使えるハイドレーションチューブの改良

飲み口キャップとチューブを繋いでいるワイヤーは、中間にゴムコード(バンジーコード)を入れました。

ペットボトルを使えるハイドレーションチューブの改良

水分補給したい時に、キャップを外そうとして強い力で引っ張ってしまっても切れにくくなり、キャップを紛失する可能性が減ります

またキャップが常にチューブの端末付近にあるので、片手でキャップを戻す作業も簡単になりました。

チューブだけで、洗浄と乾燥のメンテナンスも楽なので、日帰りの短距離ツーリングなどの行楽でも気軽に持ち出して、ウエストポーチやボディーバックにペットボトルを入れて使っています。

ヘルメットホルダーより気軽に使えるバイク用ワイヤーロック

ツーリングやちょい乗りで、目的地でのヘルメットの保管がわずらわしい!そんな時に便利なコミネのセキュリティーロックを紹介いたします。

コミネのセキュリティーロックで、ヘルメットを楽に管理する


目次

 

ヘルメットホルダー

ヘルメットは、転倒時のみならず飛んでくる虫からも頭を守ってくれる大切なものですが、駐輪している間は余計な荷物になってしまいます。

スクーターなどヘルメット収納スペースがあるバイクであれば、簡単に出し入れできますが、今回は主にヘルメット収納スペースが無いバイクについての紹介です。

バイクにぶら下げる、もしくは、くくりつけるタイプのヘルメットホルダーが、ほとんどのバイクには標準装備で付いていますが、何かと使いづらいですよね。

例えば、

  • ヘルメットのストラップについているリングに通しづらい
  • 両手が塞がるので、ヘルメットを落としそうになる
  • バイクによっては、いちいちシートを外さないといけない
  • ヘルメットが横向きになるので、大雨だと金魚鉢になる

とか。

ヘルメットホルダーが 使いづらいバイクに乗っていると、だんだん煩わしくなって使わなくなってしまいます。

 

駐輪中のヘルメット

駐輪中にヘルメットホルダーを使わない場合、次にヘルメットの置き場所として思いつくのがミラーです。

木の枝のような、ちょうどいい出っ張りが目の前にあるためか、コンビニの駐車場などでヘルメットを引っ掛けているのをよく見かけます。

私も今では、出先での駐輪中は常にミラーにヘルメットを引っ掛けておきます。

バイクにまたがったままで、ヘルメットの脱着とバイクへのヘルメット引っ掛けができるので、もう他の場所は考えられないほど楽です。

しかしこの方法、強風のときや意図せず接触してしまった時などに、ヘルメットが落下する可能性があります。

 

セキュリティーロックを使う

ヘルメットをミラーに掛けた時の落下防止と、多少なりとも盗難対策にために、ワイヤーロックを使うことにしました。

ワイヤーロックは、バイク用ではないものを含めると、選びきれないほどの種類があります。その中から選んだのが、コミネ(Komine)のカラビナワイヤーロックです。

やはり餅は餅屋で、このロックはバイクで使う事を前提に使いやすく設計されています。

  • カラビナの部分の大きさと間口が、バイクのミラーステーやキャリアにはめやすい大きさになっている
  • ワイヤーがカールコードになっていて伸縮性があるので使いやすく、また使用していない時もバイクに巻き付けておきやすい
  • ダイヤル部分が手袋をしていても使いやすい形状になっている

使ってみてバイク用の作りの良さに気づかされ、選んで正解だったと感じました。

絶対に必要なものではありませんが、あれば非常に便利で、バイクで近所に出る時に持ち忘れてしまうと、落ち着かない気持ちになるほどです。

私が入手した時は3ダイヤルでしたが、今は4ダイヤル式にバージョンアップしています。

 

バイクの小物入れにちょうどいいプロテクターツールケース

普段使いのバイクで、大きなトップケース(リヤボックス)はいらないけど、小物が入るくらいの収納が欲しい!と思い、良さそうな箱を探してきて装着しました。

 TRUSCO(トラスコ) プロテクターツールケースをバイクの小物入れとして使う
目次

 

普通のトップケースが必要な場合

バイクを通勤通学や駅までの往復に使う場合、ヘルメットがシート下などに収納できるバイクは便利ですね。

ヘルメット収納ができないバイクの場合、ヘルメットを野ざらしにしておくのは雨やイタズラされることを考えると気が引けます。

その場合は、ヘルメットが収納できるトップケースが有効です。

 

小物が入ればいい箱

今回つけたい箱は、ヘルメットが収納できるトップケースではなく、レインウェアやコンビニで買ったちょっとしたものを収納する場合に便利な小さめのものです。

ノーマルのバイクのイメージが変わらない極力薄いものを探します。

ポイントは、

  • 薄い
  • バイクからはみ出さない
  • 防水
  • 丈夫
  • 鍵(南京錠)がかかる
  • DIYでのバイクへの取り付けが簡単

この全ての条件に合致する箱を探してみました。

 

防水で頑丈な樹脂ボックス

バイクに取り付けるために穴をあけることを想定して、加工しやすい樹脂製の箱から選びます。

防水で頑丈といえば、アメリカのペリカンケースが有名です。私もスマホが入るぐらいの大きさのマイクロケースを愛用しています。

f:id:solocamptouring:20180205073427j:image

ペリカンケースのボックスはたいへん魅力的なのですが、高価なためバイクに取り付ける穴をあけるのは、もったいない気がします。

 

同じようなケースで、気兼ねなく加工できそうなものを探してみたところ、TRUSCOのプロテクターツールケースを見つけました。

 

TRUSCOのプロテクターツールケース

衝撃を与えたくない精密機器やカメラなどを収納するための箱で、中のスポンジが2種類セットになっています。

サイズはXLからSまでラインアップしています。今回、原付用にはSサイズ、大型バイク用にMサイズを選びました。

 

バイクへの取り付け

ケースをバイクの付けたい場所にあてがって、バイク側のボルト締めできる穴に合わせて、ケースに穴をあけます。写真の原付の場合は、リアフェンダーの裏にあるナンバープレートステーにボルト友締めする為に、リアフェンダーにも貫通穴をあけました。 

 TRUSCO(トラスコ) プロテクターツールケースをバイクの小物入れとして使う

ボルトを締めて固定すれば終了ですが、振動がある事を考慮し、念のためゆるみ止めタイプのナットを使っておきました。

ケースに付いているハンドルを使うことはないので、ピンを抜いて外しています。

 

記事トップの写真でも傷だらけなのが見てとれますが、バイク本体同様に少し雑に扱っています。それでも傷は付くものの、頑丈な作りなので壊れることもなく、雨水程度なら防水も効いています。

後日、大型バイクのリアキャリアにもMサイズのプロテクターツールケースを取り付けました。

バイクの小物入れにちょうどいいプロテクターツールケース

装着してから気付いたのですが、高さが低いことで、バイクにまたがるときに後方に蹴り上げる足の邪魔になりにくい点が、何よりも気にいっています。

黒以外の色もあるので、バイクに合わせて楽しめますね!

 

GPS計測で正確なスピードメーターをバイク用で自作~ArduinoとGPSモジュール

バイクに付ける正確なデジタルスピードメーターを自作

最近の多くのバイクは、デジタルスピードメーターが当たり前のようについていますが、私が持っているバイクにはアナログのスピードメーターしか付いていません。

最初のバイクのメーターに追いつきたい!と思い、正確なデジタルスピードメーターを自作してみました。

 

正確な速度をGPSで計測する

車もバイクも、タイヤの回転数を速度に換算して、メーターに表示しています。このため、タイヤの種類や状態によって誤差が生じます。

今回デジタルスピードメーターを自作するにあたり、どうせなら正確なものを作りたいと思いました。

ちょうど同時期に、車用でGPSを使ったデジタルディスプレイを作っていたので、アイデアを転用することにします。

バイク用GPSスピードメーターをArduinoとGPSモジュールで作成

スピードメーターにGPSを使うメリット

GPSを使って位置情報を得るために、GPSモジュールを使います。上の写真の茶色の基板と長方形のアンテナがセットで数千円で入手できます。

衛星受信状態やモジュールの種類にもよりますが、だいたい1秒に1回は各種の最新情報を取り出すことができます。取り出せる情報は、

  • 緯度経度
  • 速度
  • 時刻
  • 進行方向
  • 高度

などで、全てリアルタイムかつ正確な情報です。

速度だけでなく、進行方向などバイクでも役に立つ情報を入手でき、また時刻も補正不要となれば、これを使わない手はありせん。

スピードメーターにGPSを使うデメリット

デメリットもあるので、あげておきます。

車検があるバイクの場合、GPSメーターだけでは車検を受けられません。車検場のローラー上では車両の動きがないので、デジタルメーターの速度は「0Km/h」のままです。

またトンネル内や地下駐車場などのGPSを補足できない場所では、GPSメーターは作動しません。

このため、ノーマルメーターの置き換えではなく、あくまで補助的な役割の追加メーターとして使います。

デジタルメーターの自作 

スピードメーターをバイク用で自作~ArduinoとGPSモジュール

緯度経度を数字で表示しても、走行中には活用できません。

そこで、

  • 速度
  • 時刻
  • 進行方向
  • 高度

を表示します。

Arduino初心者(の私)でもできた作り方の詳細は、別の記事で紹介しています。回路やスケッチ(プログラム)は、車用に作ったものと全く同じです。

www.solocamptouring.com

車とバイク用で違う点としては、電源を5.5VのUSB電源にしておいて、バイクから電源がとれない場合でもモバイルバッテリーを使用できるようにしています。

なるべくコンパクトなものにしたいため、回路とモニターやアンテナがギリギリ収まるような大きさのプラスチック 製のプロジェクトボックスに納めました。

f:id:solocamptouring:20180527174834j:plain

オフロードバイクに取り付けた状態です。車用のものと違い、防水対策も手厚く施しています。

f:id:solocamptouring:20180204120923j:plain

使ってみた感想

背面照明付きのLCDディスプレイを使っていますが、直射日光が当たると見づらいため、バイザーを付けるなどの対策をしようと考えています。

一年以上にわたりオフロードバイクにつけてダートも走っていますが、振動による故障もなく、しっかり働いています。

オフロードバイクのミラーをよく壊すので思いついた暫定処置と激安の折りたたみミラー

オフロードバイクのミラーをよく壊すので思いついた暫定処置と激安ミラー

 

オフロードバイクは丈夫?

バイクは、転んだもしくは転がしただけで、何かしらの部品が壊れます。傷だけで済めば、いい方です。

 

オフロードバイクの場合、転んで上手くなる?ためなのか、転倒する事を前提作られていて比較的に壊れにくい構造になっています。

しかし保安部品だけは、保安基準に則って装着されているので、転倒したときに当たり所によっては簡単に壊れてしまいます。

保安部品の中でも、私が特に頻繁に破壊するのがミラーです。転倒する事が事前にわかっているクローズドコースであれば走行前に取り外すのですが、公道で移動するツーリングの場合は、外しておくわけにはいきません。

そのため、家には破壊したミラーの残骸が散乱しています。

 

つい先日も、低速で土手を登る練習をしていて、エンジンストール時にやってしまいました。

破壊したミラーたち

オフロードバイクの壊れたミラーたち
今回を含め、破壊したオフロードバイク用ミラーの代表選手です。10mmの正ネジボルトのもので、この写真の他にもありますが、どれも鏡面が破損しており、部品をかけ合わせて一本作ることはできません。

原付用ミラーで暫定処置

 今回ミラーを破壊した時に、「たしか一本余っていたはず」と思い出して、気分良く帰宅しました。

しかし、余っていたのは原付用のミラーで、正ネジボルトなのですが、サイズが8mmです。

原付用のミラーは8mmボルト
少し悔しかったのと、このミラーを将来使う予定もないので、暫定処置として原付用のミラーを、オフロードバイクに付けておくことにします。

暫定ミラーの取り付け作業

ネジ径変換アダプターなんて洒落たものは使わずに、暫定処置をします。

使うのは、コの字のステーです。

オフロードバイクの壊れたミラーの暫定処置用コの字ステー

このステーを10mmのボルトでバイク側に固定して、さらにミラーを8mmのナットで取り付けます。

オフロードバイクの壊れたミラーの暫定処置
オフロードバイクの壊れたミラーの暫定処置

ミラーがバイク全幅より少しはみ出してしまったので、コの字ステーをぐいぐい曲げて、ミラーをちょうどいい位置にしておきました。

 

手で力を加えるとフニャっとした感覚があるので振動に弱そうでしたが、走ってみると意外に後方確認できました。特に問題はなさそうなので、しばらくこのままで走っていました。

激安の折りたたみミラーを入手

いつかは可倒式ミラーにしようと思いつつも、また壊してから購入しようと思っていたら、転倒しないまま数か月も経ってしまいました。

そろそろ可倒式ミラーにしようと思い探してみると、おそらく最安値だと思われるものを発見しました。

オフロードバイクのミラーをよく壊す人向けの激安折りたたみミラー

あまりの安さに躊躇せずに注文しましたが、開封してみると機能的に悪くない作りです。
ミラーが少し大きめだと感じましたが、バイクに装着してしまえば気になることはなく、走った時の視認性も充分です。

f:id:solocamptouring:20190111112920j:image

可倒式なのでなかなか無いと思いますが、次に壊してしまっても同じものを入手することにします。

7インチのナビをバイクの見やすい位置に取り付け。シガーソケット電源DIYも紹介

7インチのナビをバイクに取付けました。

画面が大きくて、最高です!

これまで使っていたガーミンの4.3インチナビとの比較と、7インチナビの取り付けについて紹介いたします。

7インチポータブルナビをバイクの見やすい位置に取付ける

 

先に電源を紹介します

 ナビを取り付けるバイクは国産メーカーの10年くらい前のバイクです。今では標準装備されることが多くなってきたシガーソケットの電源はついていません。

そこで防水タイプの2連シガーソケットを、メーターパネルの横のスペースに埋め込みました。少し後ろ側には電圧計もつけておきました。

7インチのナビをバイクの見やすい位置に取り付け。シガーソケット電源の取り方も紹介

このシガーソケット、今では片側がUSB電源のものしか見つけられませんでしたが、形はこれと同じです。

ガーミンの4.3インチナビ

これまでのバイクでのツーリングやキャンプには、5年ほど前に購入したガーミンの4.3インチナビを使っていました。

f:id:solocamptouring:20180503110730j:plain

購入当時は、4.3インチで十分だと思っていましたが、振動と風にさらされているバイクでは、もう少し画面が大きくないと、見えづらい上に操作もやりにくいです。

f:id:solocamptouring:20180503110908j:plain

また、目的地入力にアルファベットをつかう海外の英語圏地域ではガーミンはたいへん使いやすいのですが、50音ひらがなを使う日本では、打ち込みもボタンが小さい上に、漢字変換能力が他の日本製ナビより弱く感じらます。


地図が古くなり、高速道路も5年の間にいろいろと開通したので、今回バイクツーリング用のメイン機を新しい7インチに替え、今まで装着していたガーミンは山などで使用することにします。

ユピテルの7インチナビ(YPB7420)

ユピテルのナビは初めて使いますが、マップルを使用してナビなので、車で使っているクラリオンのヘッドユニット一体ナビとほぼ同じ画面構成です。

ユピテルYPB7420 画面
クラリオンのマップルナビは、今まで使ったナビの中では一番使いやすく、表示したい画面に直感的に移動できて気に入っているので、画面構成が似ているユピテルも使い勝手が良さそうです。


そして今回初めて、タブレットの操作性に近いフリック&ピンチ操作のものにしてみました。地図の表示中心を移動する時など、ストレスなく操作できます。

ステーの改造加工 

ナビと同時に、両面テープで取り付けるタイプの社外品ステーを注文しました。

f:id:solocamptouring:20171228221116j:plain
f:id:solocamptouring:20171228221442j:plain
7インチナビの付属品(左)と同時に購入したもの(右)

しかし私のバイクには、両面テープ用の充分なスペースがないので、このステーを改造および一部自作して使います。

ステーの分割

両面テープ貼り付け面を裏から確認すると、中央部に丸く凹みがあります。この部分でステーとねじ止めされているので、まずは両面テープを丸く切り取り、その裏に隠れていたねじ5本をはずして、分離します。

f:id:solocamptouring:20180503110108j:plain

ベース部分の自作

適当なアルミ板をバイクにあう形に切り出します。両面テープ面プレートに空いていた5本のねじ用の穴と同じように穴をあけて、ステーの基底部を取り付けます。

f:id:solocamptouring:20180503110421j:plain

この状態で一度、バイクに仮組みしてみました。

f:id:solocamptouring:20180503111650j:plain

ステー組み立て、バイクへの装着

仮組みの結果うまくいきそうな事がわかったので、アルミ板のエッジ部に保護ゴムを追加し、また裏面にはスポンジと両面テープ貼り付けて、バイクに組付けます。

f:id:solocamptouring:20180503111454j:plain

アルミ板で自作した台座のバイクへの固定は、前側がカウルへのボルト付け、後ろ側がメーターバイザー部へのアルミ板巻き込み&両面テープ固定としました。後ほど実際に走ってみましたが、充分な強度です。

振動対策のダンパーをつける

最後にクリップ式のバイザーをつけた後で、手で弾いて取付け剛性を確認してみます。

取付けたステーはナビの下端近くを固定しているだけなので、バイクの走行振動に対しては少し弱そうです。

振動をとめるためにナビの上側も固定する方法を考えてみた結果、オフロード車両のマッドガードと同じ構造が良さそうだと思いました。

f:id:solocamptouring:20181118130603j:plain

ナビのクリップ式バイザーにストラップを付けて、少し引っ張りぎみにして台座に固定します。

手で弾いてもナビの振動は小さくなり、また、すぐに収束するのでダンパー効果も充分です。

f:id:solocamptouring:20181118130224j:plain

7インチのナビでもしっかり固定できた!

ナビ作動確認と取付角度調整もかねて、走ってみました。

まず、画面はガーミンよりも明るく、また大きくなったので、たいへん見やすいです。

7インチポータブルナビをバイクの見やすい位置に取付ける

ダンパー効果をねらったストラップが期待どおりの仕事をしており、普通に走っている時に視認性に影響するような振動はありません。

橋の舗装段差などを超える時には、少し画面が振動するものの、すぐに収束するので、注視しつづけないと気付かないレベルです。

7インチポータブルナビをバイクの見やすい位置に取付ける

ナビ案内性能については後日にツーリングをして確認しました。画面の右左折ポップアップなどが適切に視界の中で切り替わるので、交差点で曲がりそこねる事はありません。

Nシステムなどが近づいた時のポップアップ画面はミサイルが標的に近づくような感じで、戦闘モードに入ったような雰囲気です。

 

ガーミンの場合は、画面の明るさを最大にしても少し日光があたるだけで画面が全く見えなくなります。夕方にユピテル機の画面に西日が当たる向きにして確認してみます。

f:id:solocamptouring:20180503111952j:plain

期待していた以上に画面が明るく、日光が画面に当たっていても視認性十分です。昼間の画面明るさを最大にする必要もありません。

 

ユピテルのナビは初めてですが、バイクで遠出する宿泊ツーリングやキャンプで大活躍してくれています。