ソロでたのしむ

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タイでキャンプ。日本と同じ雰囲気のキャンプ場でリラックス!

こんにちは。ご無沙汰しておりました〜

もう3年以上キャンプに行っていませんでしたが、久しぶりに、しかもタイ王国では初めてのキャンプに行くことができました。

タイでのキャンプのイメージを皆様にお伝えしたいので、久しぶりにブログ更新してみますね!

タイでキャンプ。日本と同じ雰囲気のキャンプ場でリラックス!

 

タイではグランピングが一般的?ではない!

タイ王国に来て数年が経過したのですが、これまで日本から持ってきたキャンプ道具を使うことはありませんでした。

インターネットで「Thailand Camp」を検索すると、いわゆる至れり尽くせりのグランピングのキャンプサイトは多くヒットするのですが、ソロ用テントを持ち込んで焚火を見ながらまったりと時間が過ぎていく~という雰囲気のキャンプ場の情報が少なく、そのため一人でキャンプに行くことができずにいました。

そして、とうとう今年になってタイ人から、

「キャンプ行ってみない? テント持っている?」

と招待されて、もちろん即答でご一緒させていただけることになりました。

さて、一般的なタイ人は、どのようなキャンプ場で、どのような雰囲気のキャンプをしているのでしょうか? 楽しみでなりません!

テントの有無を聞かれたということはグランピングではないですね!

CAMP MORE

バンコクから車で3時間ほどの、スパンブリ(Suphanburi)の北西部に位置する湖、Lam Taphoenの周りには、たくさんのキャンプ場が点在しています。

「タイでキャンプしてみたいけど、日本みたいなキャンプ場ってあるのかな?・・・」

という疑問を抱えている皆様、ご安心ください!

この後で詳しく紹介させて頂きますが、日本での一般的なイメージと同じと言っても良いキャンプ場もあります。

さて、湖の周りにいくつもあるキャンプ場から、今回キャンプ好きタイ人が選んでくれたのは、CAMP MORE です。

maps.app.goo.gl

日本語にすると、「もっとキャンプに行こうよ〜」という感じでしょうか。

盛り上げてくれるネーミングで、行く前から◎評価です。

日本と同じ雰囲気のタイのキャンプ場

移動も楽しみながら

バンコクからキャンプまで3時間の道中、せっかくなので!という事で、スパンブリの中心部に寄り道します。

スパンブリは、実は今回キャンプに誘ってくれたタイ人の故郷だそうで、

「ここには何もない。ははは」

なんて言いながらも、歴史的背景を説明してくれながら、いくつかのお寺とモニュメントを効率的に巡ります。

特に記憶に残ったものだけ紹介させていただくと、まずはドーンチェディー記念塔

400年くらい前にミャンマー付近の勢力との戦いに勝った記念で建てられたレンガ積みの塔の一部が、この新しい記念塔の中に保存されています。

当時の勢力変遷や、ゾウに乗って戦った様子のジオラマも展示されていて、なかなか面白かったです。

ちなみに当時の戦い方は、ゾウが組み合った状態で、その上の人が槍で攻撃しあっていたようですが、組み合った時に頭が下になったゾウの方が有利だそうです。

上側のゾウは、その頭が邪魔になるので、首付近にまたがった人はヤリで相手を攻撃できない・・・ナルホド〜

 

もう一ヶ所、写真で紹介させていただくのが、Dragon Descendants Museum(昇竜博物館)です。

少し遠くからでも目を引く大きな龍のモニュメントですが、少し結社的な要素があるようで、

「外から見ておくのはいいけど、入場料を払って博物館に入る価値はない」

とタイ人が断言していました。

承知しました!


他にも、写真は撮りませんでしたが、中心部から少し北側にいった場所にあるSam Chuk Marketという市場は、遠くからタイ人が来るぐらい有名だそうです。試食させてくれるお店もたくさんあって、いろんな味を楽しめました。

総括すると、お寺の巡礼地で、ゆっくりと時間が流れている町ですが、タイの歴史を学んだり文化に触れたりできる場所です。

隣のアユタヤ県は古の都ですが、その衛星都市といった感じですね。

 

CAMP MORE

朝8時にバンコクを出発したにもかかわらず、途中で朝食と昼食をとりながらタイの歴史に触れる寄り道をしたので、最終目的地のキャンプ場には夕方に到着しました。

タイの芝生のテントサイト

フリーサイトには、既に他のキャンパーが数組いらっしゃいますが、サイトが広いので場所は選びたい放題です。

カヤックも入場料金(リーズナブルです!)に含まれていて、使いたい放題だそうです。

タイのキャンプ場でカヤック

この日はあと30分ほどで日が沈むので、テント設営と夕食準備を優先して、カヤックは次の日の楽しみにしておきます。

地平線の太陽と競争しながらタープ設営〜

タイのCAMP MOREで、夕日の設営

芝生の地面は思いのほか硬く締まっているので、細い金属ペグがいいですよ!

みんなで協力してタープ設営したら、久しぶりの、そしてタイでは初のNEMOテントが登場!

NEMOテント in Thailand

キャンプ場の夕食セット

夕食は、タイ風ジンギスカン&シャブシャブの「ムカター」です。

キャンプ場から、炭付きフルセットを有料でお借りできるのですが肉(豚)と焼肉のタレが少なめなので、ここに来る途中のスーパーで追加の食材などを大量入手しておきました。

早速始めましょう〜

タイで、焼肉&しゃぶしゃぶ キャンプ

このムカター用の鍋は、日本で見慣れたシャブシャブ用の鍋に似ていますが、真ん中がジンギスカン鍋のようになっています。

足して2で割ったという表現がわかりやすいかな。

水面下で水炊き、真ん中の小島で肉を焼きながら、どちらも美味しく頂きます。

そして中盤になってきたころ、牛肉の炙りも作ってくれました。

キャンプで牛肉の炙り

まな板が焼けてしまうのでは?という心配は横に置いておいて...これがまた美味しい!

あっという間に満腹になりました~

お腹がいっぱいになると夢の世界が恋しくなる私は、早々に戦線離脱してテントにGo!

おやすみなさい~

この後、若いタイ人の皆様は、夜中の1時まで話が尽きなかったそうです。

朝のエクササイズ

そして最長老の私は、いつもどおり4時半に目が覚めます。

日課の起床エクササイズは、狭いテントの中でもできる項目だけを軽めにして、使いたい放題のシャワーで汗を流したところで、空が白み始めました。

さっぱりした状態で、河畔に行って遠くの鳥の声をきいていたら、穏やかな湖面にカヤックを漕ぎ出してみたくなりました。

ちなみに、私は日本でカヤックを所有していて、天気さえ良ければ毎週のように海で浮いていたので、どこまでが安全かの想像がつきます。。。と先に言い訳しておきます。

ライフジャケットも体にぴったり合うように調節して装着しましたよ~

それでは、早朝の湖を独占しに行きましょう!

湖上からキャンプ場を望む タイ CAMP MORE

皆様を起こさないように、静かにパドリングしながら出艇~

途中で、キャンプサイトからの距離を確認しがてら、写真をパシャリ。

ときおり小魚が跳ねる湖面で、浮いている感触を楽しみながら、ゆっくりと進みます。

あっという間に、周りが明るくなってきました。

タイの朝日にたたずむキャンプ場をカヤックから撮影

ちょうどいい時間に浮くことができましたね。

綺麗な朝焼けにたたずむキャンプサイトも美しい~

しばし浮遊感を楽しんだのちに、帰りも静かに湖面を進んで、接岸しました。

まだ皆様寝ていらっしゃるようですが、キャンプサイトはもう明るくなっています。

タイでキャンプ CAMP MORE

もう一度シャワーを浴びようかと思いましたが、決断する前に、皆様ごそごそと起きてきました。

なんでも寒くて起きてしまったとか。

気温は20°Cくらいですけど...タイ人にとっては寒い部類に入るらしいです。

レストランで朝食を

グループキャンプの場合だいたい一人はいるバリスタ係が煎れてくれたコーヒーをいただいたのちに、キャンプ場のレストランで朝ごはんを注文します。

タイのキャンプ場の朝ご飯

写真の上の方のプレートは、タイでは一般的に「アメリカン」と言われています。

ケチャップライスをアメリカンと言っていいのか悩んでしまいますが、タイ人いわく、タイで入手できる材料でアメリカ人の嗜好に合うように工夫した結果生み出されたプレートだそうです。

懐かしいお子様ランチみたいで、私もたまに食べるアメリカン プレートですが、この日はタイ料理をいただきたかったので写真右下のガッパオを注文します。

ガッパオと相性抜群の目玉焼きは、別のお皿に載って後ほど登場しました。

写真中央のスープもみんなでシェアして、ぜんぶ美味しくいただきました。

ソロキャンプの場合、のちの撤収のことを考えると朝ごはんは簡単なものになりがちでしたが、レストランでしっかりとした朝食メニューをいただけるのは嬉しいですね~

撤収

キャンプは初めてなのでは?と想像しつつお誘いいただいていたようで、私に配慮してグランピングにしようか?という案も当初はあったそうです。

全員がキャンプ道具を持っているということもあり、最終的にフリーサイトでのキャンプとなりました。

そして選択いただいたのは、日本と同じどころか、むしろ快適すぎるキャンプ場で、何もかも楽しめました!

私の装備やロープワークにも合格点をいただけたようで、撤収しながらの会話でもう次のキャンプ地が決定していましました。

気が合う人達とリラックスして楽しめたタイ初キャンプだったので、二回目が楽しみです。

久しぶりのNEMOテントをタイで使いましょう

もう一つ、どうしてもタイでやってみたいのが、ハンモックキャンプ!

今回はちょうどいい木がなかったので設営を見送りましたが、次回はHennessy ハンモックが張れるキャンプ場だといいな~

DJI Action2とPocket2、じっくりスペック(仕様)比較します!

アウトドアを楽しむのに良い季節になりましたね〜

私もアウトドアを満喫しようと計画していますが、少し思うところがあります。

綺麗で見やすい動画にして、残しておきたい!

予想以上に長らく続いたインドア生活中に、「あの楽しかったアウトドア活動を動画で見返したい!」と思うことがあったのですが、もちろんそのような動画は残しておらず、断片的な思い出にふけるばかり...
ということで、気軽に使えるカメラを準備して、楽しい思い出をしっかりと残してみたいと思います。

DJI Action2とPocket2、じっくりスペック(仕様)比較

 

衝撃的に楽しいPocket2

さてさて、アクションカメラといえばGoProが有名ですが、他の人とは違ったものを使いたい〜という少しへそ曲がりな私。

1年ほど前に、歩きまわりながら綺麗な動画を撮りたいと思い、勢いでPocket 2を入手しました。

よくあるアクションカメラとは違ってジンバル付きのカメラなので、画像の安定性には疑いの余地がなく、またスムーズにカメラの向きを変えられるのも魅力的な機能でした。

私が入手した時は無かったのですが、最近になって白色も発売されていますね〜

目立たない黒色もいいですが、可愛さを感じられる白色も使っていて楽しそう!

私は黒色で、マイクや三脚などが付属しているコンボを選びました。

DJI Pocket2 (コンボ)付属品

初めて実物を見た時は、その小ささと軽さに驚きました。

片手でグリップしやすく、またジョイスティックなどの操作部が親指周辺にあって使いやすい!

録画モードもいろいろと準備されていて、動画撮影アマチュアの私には充分です。

そのうちの一つ、タイムラプスで撮影してみたのが、こちらになります。

youtu.be

ビーチでまったりと休日を過ごしていて、なんとなくサンセットを撮ってみたくなり、コンボに付属していた小型三脚を使って撮影してみました。

この時もそうですが、撮りたい時にさっと取り出して気楽に動画にできるので、旅行のお供には欠かせない相棒になっています。

Action2とPocket2を、スペック(仕様)で比較します!

旅行で使いやすいPocket 2ですが、メカニカルなジンバルのデメリットもあり、連続的な激しい動きに追従させるのは限界があります。

また、両手を自由に使いたい時には、三脚などで固定することになります。

ジンバル付きのカメラも楽しいですが、やはり両手をあけておきたいアウトドア活動には、アクションカメラが必要な気がする!

調べてみると、Pocket 2で慣れ親しんだDJIのラインナップにもアクションカメラはあり、小型でメカニカルな雰囲気のなかに可愛さも感じられるAction 2が気になります。

そのスペック(仕様)は、Pocket 2とどう違うのでしょうか?と興味が膨らんだので、一覧表にして比較してみることにしました。

DJI Action2とPocket2を比較してみます
DJI Action2とPocket2 スペック(仕様)比較

本体の一般スペック比較

まずは、一般スペックの一覧表です。

Action2 Pocket2 スペック比較 一覧表(一般)

光学式/ジンバル式の手振れ防止機能の違いが際立っています。

先述のとおり、ジンバル式のPocket 2は、カメラの向きを変える際にスムーズな方向変化の動画にしやすいです。

他の違いとしては、本体と追加モジュールの2個構成となっているAction 2は、カメラ本体側にメモリーが内蔵されているので、56gの軽い本体だけでも撮影が可能です。

長い時間の録画をする際には、SDカードスロットがついている別体型モジュールをカチッと連結させて使います。

カメラのスペック比較

次に、カメラのスペックを一覧表で比較してみます。

Action2 Pocket2 スペック比較 一覧表(カメラ)

Action 2のレンズ視野角が、Pocket 2と比べて格段に広いですね!

ギョロ目のサイコロのような愛くるしいデザインも納得です。

手で持ってカメラの向きを変えられるPocket 2と違い、衣服や帽子、ヘルメットなど何かに固定して撮影することが多いAction 2には嬉しいスペックで、被写体を画面外に逃してしまう可能性はずいぶん低くなるはずです。

録画品質は、Action 2の方が選択肢が多く、また高品質が選べるようになっていますが、解像度を上げた場合には水平維持など一部の機能は使えなくなります。

私としては、普通に綺麗な動画を撮るぶんには、Pocket 2が網羅している解像度で充分な気がしますし、Action 2を使うにしても機能優先としたいので、最高解像度で撮影することは無さそうです。

バッテリーのスペック比較

最後に、バッテリーの比較です。

Action2 Pocket2 スペック比較 一覧表(バッテリー)

Pocket2は、3.85VのLiPo電池を直列で2個使っています。

一方のAction 2は、

  • 本体;1個
  • 追加モジュール;直列で2個

となっており、本体と追加モジュールで電圧が異なりますが、連結するとスペック上はPocket 2よりも長時間の撮影が可能です。

ただし、選択した画質や撮影モードによって撮影時間は異なるので、ざっくりと同じくらいの時間にわたり撮影可能だと理解しておきます。

結論

共に直感的な操作ができて使いやすいAction 2とPocket 2、カメラとしてはどちらも充分なスペックを備えていることがわかりました。

一方で、もともとの用途が異なるので、今更言うまでもありませんが、

  • カメラを持って撮影するならAction 2
  • アクションカムとして何かに固定して使うならPocket 2

ということですね。

一例ですが、撮影中にズームイン/アウトをするような場合は、カメラを握った状態から、親指でジョイスティックで操作できるPocket 2の方が格段に楽です。

一方で、Action 2は画面上で指をスライドさせてズームしないといけないので、カメラの画面が見えるようにカメラか自分を移動してから、ズーム操作をすることになります。

DJI アクション2とポケット2を徹底比較

さて、私は歩きながらの風景撮影がしたくてPocket 2を入手しましたが、アウトドアでの利便性からAction 2も使ってみたい!という気持ちが膨らみます。

そこで、さらにAction 2について調べてみました。

Action2のモジュール2種類比較

シャツなどを磁石でサンドイッチする構造で固定できるので、さりげなく撮影することが可能なAction 2ですが、追加モジュールも磁石と機械式連結機構の組み合わせで、簡単に本体への付け外しができます。

その追加モジュールは

  • フロントタッチ画面モジュール
  • 電源モジュール

の2種類のタイプがあるので、こちらも比較してみましょう。

Action2 フロントタッチ画面モジュール と 電源モジュール スペック一覧表

自撮りなどで活躍するフロントタッチ画面モジュールは、電源モジュールと比べて奥行き方向で約3mmほど厚くなっています。

バッテリー容量はどちらのモジュールも同じ(1,300mAh)なので、フロントタッチ画面モジュールは、この約3mmのスペースに画面を追加しているということですね! すごい〜

とはいえ、自撮りをする予定がない私は、気持ち程度はバッテリー駆動時間が長くなる電源モジュールのセットを選択しました。

DJI Action2 開封の儀

ご参考;Action 2の試し撮り

スペックとしては充分なAction 2ですが、一番気になっていたのが、その手振れ補正性能です。

ということで、入手後すぐに揺れがある状況でお試し撮影をしてみます。

youtu.be

  • 海上の船の上(とはいえ凪に近い状況でした)
  • モジュールを装着したカメラを、片手の親指と人差し指でつまむように持っている状態
  • 手振れ補正レベルは一番弱い「STEADY」

で撮影しています。

いかがですか? 私としては充分な補正が効いていて、綺麗な画質でスムーズに手振れ補正してくれていると感じます。

多少プルプルしながら2本の指で保持していても大丈夫ということなので、私がやりたいTシャツへの磁石固定の場合は、カメラのブレはしっかり補正されますね。

さっそく次回のアウトドア活動から、自分の手元や景色を含めて、楽しい記録をしっかりと残していただきましょう!

DJI Action2をカスタマイズ

お部屋で焚き火!なフロアランプver.2

 

お部屋で焚き火!

皆さまキャンプ楽しまれていますか?

キャンプの醍醐味といえば焚火ですよね~

そんなキャンプの雰囲気をお部屋に持ち込んでみましょうシリーズのパート2として、丸いフロアアンプに焚火を閉じ込めてみました。

丸いフロアアンプに焚火を閉じ込めてみました

キャンプ場に瞬間移動

今回お部屋に追加した、自称「お部屋でキャンプファイヤー」は2作目です。

以前に作ったフロアランプの全貌は、こちらです。

ランダムな炎の雰囲気をLEDで表現したもので、暖炉がない部屋ですが、炎に見とれる至福の時間を与えてくれます。

スイッチをオン・オフするだけの手軽さも、めんどくさがりの私にピッタリ!

このフロアランプは、お部屋の片隅で夜のキャンプ場の雰囲気を演出してくれているのですが、使い続けているうちに、なんだか寂しさを感じるようになってきました。

ソロキャンプ好きの私といえども、焚火が一か所しかないのは物足りない...

そこで、もう一台の焚火台らしきものをお部屋にお迎えすることにします。

...と決意してしまうと、自作したい熱が盛り上がってきました!

炎の住処

炎のダンスをお部屋で表現することは決めましたが、悩ましいのが「何に炎を閉じ込めるか?」です。

以前に円筒形のものを作った時には、これだ!というフロアランプをIKEAで発見することができました。

そこで今回も、イメージに合致するものとの出会いを求めて、IKEAを散策してみました。

ショールームを抜けて、ランプコーナーに入ったところで、目に飛び込んできたのは...

IKEAのランプフード

フロアランプではなくランプフードですが、何かを訴えかけてきます。

これが床置きでも自立するなら、フロアランプにしてもいいのでは?

特に、右から2つ目の丸いフードは、そのシンプルな形に惹かれるだけでなく、以前に作った焚き火風フロアランプと材質感も同じです。

このランプフードに炎を入れて、フロアランプにしてしまいましょう!

炎を生み出す

IKEAから帰宅したら、さっそく今回のランプの肝となる「炎」を生み出す光源を作ります。

まずは、ゴソゴソと材料を準備しましょう。

Arduinoで、ランプを炎を入れる

紙の筒は、食材用ラップの芯です。

これをもう少し細く丸めなおすことで、ランプの中で直立する柱として再利用します。

テープ状のLEDと黒いボックスが、光源を作り出す部分になります。

ボックスの中には、直流5Vの電源回路と、マイコンが入っています。

Arduino プロジェクトボックス

これらの光源の作り方は、以前に作った円筒形のフロアランプと、LEDの高さを除いて一緒です。

回路図やプログラムについて、もっと詳しく知りたい!と思っていただけた方は、過去記事にて紹介しているので、ご参考にしてください~

www.solocamptouring.com

さてさて、今回のフロアランプ制作を続けます。

黒いボックスの中に、炎を作り出す制御部分を収納したら、次にラップの芯から作った柱に、LEDテープを貼り付けます。

テープをハサミで4分割して、柱に貼り付けました。

この4分割されているLEDテープを、電線を仲介してハンダ付けで繋ぎなおしたら、IKEAのランプフードの中に紐でぶら下げて、フロアランプの完成です。

入魂しましょう

それでは、ランプフードからフロアランプに生まれ変わった焚き火ランプを、点灯してみましょう!

youtu.be

どうですか?

炎っぽく見えません? 

先入観で他が考えられなくなるタイプの私には、焚き火の炎と同じに見えます!

炎パターン以外にも、いろいろな光り方のプログラムを入れておいたので、気分に合わせて変えられます。

予期せぬ発見ですが、丸いランプなので、惑星のような光り方も良い雰囲気になります。

お部屋での気分は、キャンプ場から宇宙へと旅立ちました〜

しばし丸い光を楽しんだのちに、せっかくなので筒状のフロアランプとならべてみました。

火みたいに光るフロアライト

この統一感、思惑通りです。

なんだか親子みたいですね〜

赤色の炎も良いのですが、青色の炎もお気に入りで、お部屋が深海のような雰囲気になります。

お部屋にいながら、キャンプ場から宇宙にも深海にも連れていってくれるランプって、凄い!

...と自画自賛。

ミニチュア キャンプ場

それでは! 完成したフロアランプを配置した、キャンプなお部屋を紹介してみます。

焚き火風でキャンプなお部屋

「アウトドアの雰囲気を、お部屋で再現」をコンセプトにしていますが、自分の中に「やりすぎは良くない」と訴えるものがあり、ほどほどにアウトドア感をだしています。

つまり、部屋でテントを張るようなことは、自主規制!

そのため、キャンプ用のチェアが常設されている他には、森の中にいるような感覚を誘うために、観葉植物とフェイクグリーンのスクリーンを置いているにとどめています。

それでも、炎のフロアランプのおかげで、夜にはジャングルな雰囲気に一変します。

わたしの部屋

光の視覚効果は大きいですね〜

キャンプでの焚き火時間のように、飲み物を片手に、リラックス姿勢で沈思黙考できる空間です。

あえて足りないものをあげるとしたら、大自然の中で感じる空気の流れ、つまり風の揺らぎです。

...と気付いてしまうと、もう風のことが頭から離れない...
焚き火の雰囲気を楽しみながら、部屋で自然風を再現する方法について、まったりと考えてみます。

良い案を思いついたら、次作「お部屋でキャンプの風」編に続けますね。

ソロ天婦羅のコツはクッカー(コッヘル)でした!

ソロ天婦羅はクッカーを使い切れ!

先日、友人のお宅にお邪魔して天麩羅を作ってきました。

「日本の天婦羅が食べたい!」とのタイ人からのリクエストで、いまさらですが、サクッと美味しい天婦羅のコツを勉強してからの参戦でした。

その際に少し悩んだのが、作り方ではなく、それを実現するための道具です。

なるべくコンパクトに持っていきたいけど、大がかりになりそう...

考えた結果、閃いたのが「そういえば、使えるキャンプ道具がある」という、我ながら驚きの方法!

という訳で、キャンプでも家でも、美味しく天麩羅を作るコツを実現できた方法と道具を紹介させていただきます。

ソロから数人分までなら、いけますよ〜

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美味しい天麩羅のつくりかた!のおさらい

過去を振り返ってみると、ソロキャンプで作ることが多かったので、食感にまでは拘っておらず、衣がベタッとしがちな天麩羅を作ってきた気がします

今回、友人に食していただくにあたり、まずはサクッとした本物の天婦羅の作り方を勉強しました。

ネタの水分除去や、薄力粉の混ぜすぎない混ぜかた、油の温度など、天婦羅は奥が深いですね〜

それらを参考にさせていただいて、私としては、

  • 薄力粉は、冷水と軽く混ぜて、冷やし続けるべし!

ということが、最重要ポイントだと理解しました。

冷水を使うのは簡単に実現できますね〜

一方で、衣の生地を冷やし続けるためには、大小のボールを重ねて、中間に氷水を入れておくのが一般的な方法のようです。

しかしながら、一人暮らしの私は、大小のボールのようなお洒落な道具は持っておりません。

そこで、ものは試し!ということで、冷水と薄力粉に加えて、氷を直接入れてみましたが、すぐに氷が溶けて、水の量が相対的に多くなってしまいました。

友人宅への出張天麩羅

さて、友人宅に出張して天婦羅をつくることになった私は、クーラーボックスに、材料や道具など一式全てを入れて持っていく予定です。

そのため、荷物を減らす観点からも、調理用のボールのような収納効率を悪化させそうなものは、持って行きたくありません。

何かいいものはないかな?と考えていて、今回の目的にピッタリのものを持っていることに気がつきました!

クッカー(コッヘル)は、天麩羅にピッタリの道具だ!と思う

天婦羅の衣を冷やしておくには、大小のボールを重ねて使い、間に氷水を入れておくのが一般的な手法だと思います。

持ち運びしやすくて、大小の重ねられる器...とくれば、キャンパーさんなら閃きますよね!

そうです。クッカー(コッヘル)です。

f:id:solocamptouring:20211202065528j:plain

それでは、キャンプしている気分で使ってみましょう!

まずは、大きい方のクッカーに氷水を入れます。

この時、水はごく微量にして、氷を敷き詰める感じにしておきます。

ソロキャンプ天ぷらは、クッカーと氷を使って、衣を作ろう!

そしてその中に、小さい方のクッカーを、すっぽりと入れてみると...あたりまえですが、ジャストフィット!

小さいクッカーの中に、冷蔵庫で冷やしておいた水と卵黄、そして薄力粉を入れて、衣を作ります。

ソロ天麩羅のコツはコッヘル!でした

何がいいかって、クッカーがジャストフィットなので、衣を作るときに外側と内側のクッカーどうしが半固定されていて、調理用のボールを使う場合と比べて安定感が違います

さらに!クッカーの蓋は、かき揚げを一回分混ぜるのにも、ちょうどいいサイズです。

コッヘルは、かき揚げにちょうどいいサイズ

かき揚げの作り方を、簡単に紹介しておくと、

  1. 上の写真のように、軽く小麦粉をまぶして、かき混ぜます
  2. 下の写真のように、衣を適量加えて、さらにかき混ぜます
  3. 形を整えながら、揚げます

キャンプ用品で、美味しい天ぷらをつくりましょう

クッカーの蓋は、この2番目の工程までに大活躍!

家でもキャンプでも、お一人様もしくは少人数での天婦羅に便利なクッカーの使い方を発見してしまいました。

キャンプ用コッヘルで、サクッと天ぷらを揚げます

サクッとした天婦羅を作りたいキャンパーの皆様も、お手持ちのクッカーを活用されてみては、いかがでしょうか?

テント内で焚き火!っぽいランタンの炎を楽しむ

キャンプで、そろそろ寝ようかな〜という時に、大自然に囲まれていた雰囲気とテント内の雰囲気のギャップに、少しガッカリしたことがあります。

火器が使えないテント内では、LEDの灯りなどを使うことになりますが、目に刺さるような白色に、日常を感じてしまい、焚き火の炎に照らされて醸成されていたリラックスモードが、一気に無くなってしまったように気分に...

一方で、このところキャンプに行っていないどころか、買い物だけしか外出していませんが、このような時だからこそ!ということで、「外でもお家でもキャンプ」気分を盛り上げる小道具を増やそうと思います。

そこで今回は、テント内でも使える「焚き火の炎」を作って、どこでもキャンプファイヤーの光を、手軽に楽しめるようにしてみます!

テント内で焚き火!っぽいランタンを楽しむ

 

ランタンを見つめ続けた結果!

キャンプ用のLEDランタンは、停電などの非常時にも使えますよね!

私は、屋内ではいつも目につく場所に置いて、来たるべき次回のキャンプに備えて時々充電したり、来てほしくない非常時に備えたりしています。

キャンプや夜釣りで活躍していたLEDランタンですが、唯一の欠点が、明るすぎることです。

キャンプ用LEDランタンを改造します

焚火などの穏やかな明かるさに慣れた状態で、この光量を直視してしまうと、目が焼けるかのように感じます。

もっとキャンプで使いたくなるランタンにしたいと思いつつも、キャンプに行かない室内生活で、視野に入れるように置き続けていて、ふと思いつきました。

のように光らせたら、室内とキャンプのどちらでも、良い雰囲気作りができる!

少し前になりますが、フロアランプを焚き火風に光らせることができたので、それより少ないLEDを使えば良いランタンの改造は、難しくはない筈です。

早速、炎をランタンに封入してみましょう。

LEDランタンを改造

炎の光パターンを作るために、5Vで駆動するマイコンを使います。

2年ほど使い続けているランタンは、もともと白色LEDが使われており、またUSB(5V)で充電できるものなので、電源系はそのまま使えそうです。

炎のランタン作成に使うもの

まずは、WS2812Bが一定間隔で配置されているカラーLEDテープを準備しました。

WS2812Bで炎を作ります

写真には2種類のものが写っています。

今回は、少ないスペースにより多くのLEDを埋め込みたいので、外側でぐるぐるっとしているLEDの間隔が少ないものを使います。

材料として他に入手したのは、炎のパターンを作るために働いていただく、Arduinoだけです。

配線類などの副資材は、既にあるものや廃材を利用します。

LEDランタンの中身

自己責任!となるので、少しドキドキしながら、LEDランタンを開封します。

赤色の配線がプラス、青色の配線がマイナス...かと思いきや、一箇所だけ赤色のマイナス線がありますね。

(自己責任で)LEDランタンを分解
(自己責任で)LEDランタンを改造
  • 茶色の基盤;電源管理
  • 青色の円柱;リチウム電池
  • 緑色の基盤;スイッチ管理とLEDの定電流化

ということのようです。

回路の電圧を測ってみると、4V以上でている様子で、ギリギリですが思惑どおりArduinoも動かせそう!

本来であれば電圧変換すべきですが、とりあえず、オリジナルの回路をそのまま使って、様子をみましょう〜

ただし、もともとのLEDには定電流ダイオードを通して電源が供給されていましたが、ArduinoとWS2812Bには、定電流ダイオードを通さずに電源供給して、たくさん働いていただきます。

大まかな回路構成がわかったので、もともとのLEDWS2812Bに交換して、光り方を制御するArduinoを追加する作業に進みます。

ArduinoとWS2812Bを配線しましょう

LEDランタンには白色LEDが3本使われていたので、同じ長さになるように切断したWS2812Bテープ3本を、直列で配線します。

今回使うのは7個x3列の、合計21個ですね。

WS2812Bを3列に並べて使います
Arduinoをランタンに埋め込む!

ArduinoからWS2812Bへの信号線は、黄色の配線1本のみです。

他には、それぞれに電源線2本を接続するだけ!

作業の途中で、Arduinoのデジタルピンではなく、アナログピンに信号線をハンダ付けしてしまうというトラブルがあったものの、サクサクっとハンダ付けを終わらせて、準備しておいたプログラム(スケッチ)を書き込みます。

WS2812Bの炎パターン
ランタンのLEDをWS2812Bに改造

さて、電源を入れて試運転してみましょう。

...していたとおりに光っています!

いつも思うのですが、この瞬間の安堵感と嬉しさは、格別です〜

しっかり動くことがわかったので、後はランタンを組み立て直すだけですが、より炎っぽさを表現するために、シェード様のものを追加しておきます。

LEDの点光源感がバレてしまうと炎としては不自然なので、ボカシを入れるイメージです。

ランタンにキャンプファイヤーを封入

シェードには、よくある梱包材を廃材利用しました。

右の写真はシェード1枚での発光の様子ですが、まだ点光源感が残っていたので、左の写真のように二重のシェードを入れることにしました。

焚火風ランタンを自作

完成状態での点灯チェック!

本物の炎のようで、しばらく見入ってしまいました。

光り方は、動画でもご確認いただけます。

回路

今回つくる回路は、一か月ほど前に作った光ファイバーアートの時と、WS2812Bの個数を除いて全く同じです。

www.solocamptouring.com

回路図は、こちらで紹介しています。

WS2812Bは、配線数が少なくていいですね!

作業風景は、早送りですが動画でも紹介しています。

youtu.be

スケッチ

ご参考で、Arduinoのスケッチ(プログラム)です。

WS2812Bを使うため、GitHubのFastLEDライブラリを使用させていただきます。

炎の発光は、Fire2012WithPaletteのスケッチを応用しました。

#include "FastLED.h"
#define DATA_PIN    5
#define LED_TYPE    WS2812
#define COLOR_ORDER GRB
#define HEIGHT 7
#define WIDTH 3
#define NUM_LEDS HEIGHT*WIDTH
#define lighting_PER_SECOND 30 // Mainly for fire frame pattern

CRGB leds[NUM_LEDS];
CRGBPalette16 gPal;

int BRIGHTNESS = 20;
int scaleVol = 230; // Scale the heat value from 0-255
int SPARKING = 220; //50-200 out of 255
int COOLING = 50; // 20-100: Less = taller flames.  More = shorter flames. 

bool gReverseDirection = false;

void setup() {
  delay(1000); //delay for recovery
  FastLED.addLeds<LED_TYPE, DATA_PIN, COLOR_ORDER>(leds, NUM_LEDS).setCorrection(TypicalLEDStrip);
  FastLED.setBrightness(BRIGHTNESS);
}

void loop()
{
  gPal = CRGBPalette16( CRGB::Black, CRGB::Red, CRGB::Yellow, CRGB::White);
  static uint8_t heat[NUM_LEDS]; // Array of temperature readings

  // Cool down every cell a little
    for( int i = 0; i < NUM_LEDS; i++) {
      heat[i] = qsub8( heat[i],  random8(0, ((COOLING * 10) / HEIGHT) + 2)); //heat-randam8 with a floor of 0
    }
  
  // Heat from each cell drifts 'up' and diffuses a little
    for( int k= HEIGHT - 1; k >= 2; k--) {
      heat[k] = (heat[k - 1] + heat[k - 2] + heat[k - 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT-1-k] = (heat[2*HEIGHT-1-k + 1] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT+k] = (heat[2*HEIGHT+k - 1] + heat[2*HEIGHT+k - 2] + heat[2*HEIGHT+k - 2] ) / 3;
    }
    
    //  Randomly ignite new 'sparks' of heat near the bottom
    if( random8() < SPARKING ) {
      int x = random8(6);
      int y ;
      if(x > 3){
        y = 2*HEIGHT-4+x;
      } else if(x > 1){
        y = 2*HEIGHT+1-x;
      } else {
        y = x;
      }
      heat[y] = qadd8( heat[y], random8(160,255) ); //heat+randam8
    }

    // Map from heat cells to LED colors
    for( int j = 0; j < NUM_LEDS; j++) {
      uint8_t colorindex = scale8( heat[j], scaleVol);
      CRGB color = ColorFromPalette( gPal, colorindex);
      int pixelnumber;
      if( gReverseDirection ) {
        if(j < HEIGHT){
          pixelnumber = (HEIGHT-1) - j;
          }else if(j < 2*HEIGHT){
          pixelnumber = HEIGHT+j;
          }else{
          pixelnumber = (3*HEIGHT-1) - j;
          }
      } else {
        pixelnumber = j;
      }
      leds[pixelnumber] = color;
    }

// Let's light them now
  random16_add_entropy( random());
  FastLED.show();  // send the 'leds' array out to the actual LED strip
  FastLED.delay(1000 / lighting_PER_SECOND);
// End of lighting
  
}

以前に作ったフロアランプは、WS2812Bを4列配置しましたが、今回のランタンは3列です。

また、今回は発光パターンを赤色の炎だけに限定したので、ランタンのスケッチは、フロアランプに比べて、たいへん短くなっています。

最後に、ランタンとフロアランプの炎を並べて、記念撮影

どちらも、なかなか良い雰囲気で、他の明かりを消して、室内で楽しんでいます!

夜に外から見たら、怪しいと思われているかもしれませんね。

WS2812Bで、炎パターンで光るライトを自作

いつでも正確な時計を自作。GPSからの情報を秒単位で表示します

いつでも正確な時計を自作。GPSからの情報を秒単位で表示しますこんにちは!

皆様お元気でおすごしですか?

私は、ここのところの天候不順でアウトドアで過ごす予定がたてられない日が続いています。

しかし、そんな時こそキャンプでも使えるガジェットを自作すべき!ということで、在宅時でもアウトドアでも使える、いつでも正確な時間を教えてくれる時計を作ってみます。

いつでも時間が正確な時計を作ってみる

 

マイコン「Arduino」は難しくない!

最初に、「デジタル時計なんて自作できるのか?」問題について、少しだけ私の所感を紹介させていただきます。

マイコンを使う工作なんて無理〜と思っていた私が、Arduinoに出会ったのは、数年前です。

その頃すでに、日本語でArduinoの使い方を紹介されているサイトなどがありましたが、専門用語が多くて少し難解だったり、応用しづらかったりして、やはり基礎知識がないと無理なのかな?と最初は思いました。

海外のサイトからも情報を得たりしながら、いろいろ作ることに成功した現在、結論を言うと、「基本的なエクセルの関数計算を使うことができるなら、難しくない!」です。

Arduinoの場合は、プログラムのことを「スケッチ」と呼びますが、スケッチを描くのと同じくらい簡単ですよ!ということのようです。

表計算ソフトのエクセルで「もし〇〇ならば、△△を計算(実行)」の関数を使ったことがあれば、Arduinoスケッチの8割くらいは理解できると思います。

実際に私は、if~else~式を乱用して、スケッチを作っています。残りは数字の種類(整数、桁数)などを少し勉強すれば、だいたい理解できました。

ひとつ作品を成功させると、可能性が無限に広がったような気持ちになって、何かを表示するだけでなく、動かしたり光らせたりする作品など、いろいろ作ってきました。

もし興味がおありでしたら、見てみてください。

www.solocamptouring.com

 

人工衛星の情報で、正確な時間を入手

さて、前置きが長くなりましたが、置き時計を作ります。

最近は、腕時計でも採用されているものがありますが、地球のまわりを飛んでいる人工衛星から、正確な時間情報をいただきます

使う部品はこれだけです。

GPS時計を自作します

あとは、試作用の汎用基盤などの小物ですね。

GPSモジュールとLCDモジュールは、電力消費がそれほど多くないので、この後で紹介する回路図とは少し違って、USB接続したArduinoからの5Vアウトプットで駆動しています。

GPS時計の回路図

いつもお世話になっているFritzingで回路図を作成しました。

LCDモジュールへの配線数が多いですが、GPSモジュールへの配線はわずか3本です!

これだけで正確な時間情報がいただけるなんて、嬉しいですね。

GPS clock 1604 LCD_回路図

組み立てましょう

はんだ付けって大変!なのですが、便利な道具があると、ずいぶん楽になります。

若かりし頃は、横着なやり方もしていましたが、分別ができる年頃になってから、便利な道具に助けてもらうことを覚えました。

電線どうしのはんだ付けなど、もう一本手が欲しい~と思いながら苦戦していましたが、クリップ付きのはんだこて台があると、本当に楽です。

ハンダ付けを含めた作成の様子は、タイムラプスの動画にしてみました。

youtu.be

完成したことろで、お部屋のテレビ台に置いてみると、こんな感じです。

USBで駆動するGPS置時計

きちんと、秒単位で正確に働いています!

青色の背景に白い文字が浮かび上がっていて、雰囲気も良いですね。

ちなみに、このGPS時計は、電源を入れた後、表示するまで少しだけ時間がかかりますが、一度電波を受信した後は、今のところ表示が止まったりすることはありません。

アウトドアなら問題なく、また置時計として使うにも、電波が受信できる場所であれば、大丈夫でしょう。

GPS時計のスケッチ(プログラム) 

これまで紹介させていただいた作品の中では、おそらく最もシンプルなスケッチです。

バンコク時間に合わせたスケッチになっているので、日本時間を表示する場合は、6行目の

#define time_offset 25200 // define a clock offset of 3600*7 seconds (7 hour) ==> TH = UTC + 7

の部分を、

#define time_offset 32400 // define a clock offset of 3600*9 seconds (9 hour) ==> JP = UTC + 9

にします。 

スケッチは、TinyGPS++と、Arduino Time Librariesのライブラリを、インストールしてから使います。

#include <TinyGPS++.h>    
#include <TimeLib.h>          
#include <SoftwareSerial.h>   
#include <LiquidCrystal.h>    
TinyGPSPlus gps;
#define time_offset   25200  // define a clock offset of 3600*7 seconds (7 hour) ==> TH = UTC + 7
#define S_RX    9
#define S_TX    8
SoftwareSerial SoftSerial(S_RX, S_TX);   
LiquidCrystal lcd(2, 3, 4, 5, 6, 7); // LCD connections (RS, E, D4, D5, D6, D7)
 
// variable definitions
char Time[]  = "00:00:00";
char Date[]  = "2000/00/00";
byte last_second, Second, Minute, Hour, Day, Month;
int Year;
 
void setup(void)
{
  SoftSerial.begin(9600); 
 
  lcd.begin(16, 2); 

// welcome display
  lcd.setCursor(0, 0); 
  lcd.print("   GPS  CLOCK   ");
  lcd.setCursor(0, 1); 
  lcd.print("ARDUINO  POWERED");

  delay(5000);
  lcd.clear()  ;
}
 
void loop()
{
  while (SoftSerial.available() > 0)
  {
    if (gps.encode(SoftSerial.read()))
    {
// get time from GPS
      if (gps.time.isValid())
      {
        Minute = gps.time.minute();
        Second = gps.time.second();
        Hour   = gps.time.hour();
      }
 
// get date from GPS
      if (gps.date.isValid())
      {
        Day   = gps.date.day();
        Month = gps.date.month();
        Year  = gps.date.year();
      }
 
      if(last_second != gps.time.second())  
      {
        last_second = gps.time.second();
        setTime(Hour, Minute, Second, Day, Month, Year);
        adjustTime(time_offset);
 
// update time
        Time[6] = second() / 10 + '0';
        Time[7] = second() % 10 + '0';
        Time[3]  = minute() / 10 + '0';
        Time[4] = minute() % 10 + '0';
        Time[0]  = hour()   / 10 + '0';
        Time[1]  = hour()   % 10 + '0';
 
// update date array
        Date[2] = (year()  / 10) % 10 + '0';
        Date[3] =  year()  % 10 + '0';
        Date[5]  =  month() / 10 + '0';
        Date[6] =  month() % 10 + '0';
        Date[8]  =  day()   / 10 + '0';
        Date[9]  =  day()   % 10 + '0';
 
// show time & date
        print_wday(weekday()); 
        lcd.setCursor(4, 0);    
        lcd.print(Time);         
        lcd.setCursor(0, 1);    
        lcd.print(Date);         
      }
    }
  }
}
 
// for displaying day of the week
void print_wday(byte wday)
{
  lcd.setCursor(11, 1);  // move cursor to column 5, row 1
  switch(wday)
  {
    case 1:  lcd.print("(SUN)");   break;
    case 2:  lcd.print("(MON)");   break;
    case 3:  lcd.print("(TUE)");   break;
    case 4:  lcd.print("(WED)");   break;
    case 5:  lcd.print("(THU)");   break;
    case 6:  lcd.print("(FRI)");   break;
    default: lcd.print("(SAT)");
  }
}

本当に短いスケッチですね~

今回は、簡単に自作できるGPS時計の紹介でした。

早くキャンプに持っていきたい!

電波が届かないキャンプでも正確な時間な時計

それでは最後に、皆様がお家時間もアウトドア時間も楽しまれるよう、祈念しております。

炎も躍るサウンド レベル メーター。IKEAのフロアランプをカラフルに改造

炎のフロアランプを自作しよう

今回は、お家でキャンプ気分シリーズの、スピンオフ編です。

焚き火を眺めてすごす、キャンプでの優雅な時間を、屋内でも楽しみたい!ということで、背が高いフロアランプを、カラーLEDを使って改造して、焚き火台風にしてみます。

 

炎が躍るサウンド レベル メーター。WS2812Bでファイヤーします

焚き火とサウンドレベルメーター

アウトドアを楽しめない週末が続くと、いろいろな思いがこみ上げてきます。

  • 殺風景な部屋に、フロアランプが欲しい!
  • キャンプに行けないのであれば、部屋で焚き火気分を楽しめないかな?
  • 外出できないのであれば、しばらく封印していたDIYでもやってみようか...

こんな妄想たちを、一気に実現するには、焚き火風のフロアランプを自作するしかない!と確信しました。

テーマパークの仕掛けで見かける、本物の炎のような、フェイクな焚き火です。

ファンの風によって布をチラつかせて、さらに光も当てることで、本物の焚き火と錯覚してしまう、あれですね。

購入した方が安くすみそうな気がしますが、自作もできそうな気がします。

 

しかし、構造を考えていて、音について悩みが生じます。

くつろぎの時間を過ごしたいところで、ファンの音に耐えられるだろうか?と。

テーマパークのような、他の音が存在する場所なら気にならないと思いますが、プライベートな部屋ではファンの音は雑音でしかありません。

ファンを使わずに炎のような光を実現するには、小さな光源がたくさん必要になりそう...と考えていて、それならLEDで表現してみましょう!と、コンセプトがみえてきました。

LEDの直接光では、炎のように見せるのは難しいと思われるので、日本の伝統的なフロアライト、行燈の中にLEDたちを閉じ込めてしまいます。

行燈の中に焚き火があっても、いいじゃない!

行燈をサウンド レベル メーターに!

不規則に揺らぐ焚き火の光は、見ていて飽きませんよね〜

あの揺らぎを人為的に表現するには、乱数発生プログラムを使ってLEDを不規則に光らせることが近道だと思いました。

...でも、それだけだと不規則すぎて面白くない気もします。

相変わらずの捻くれ者ぶりを発揮してしまったので、一週間ほど悩んでみました。

時間をかければ閃くこともあるようで、ふと音楽に合わせて光らせてみたら面白いのでは?と思いつきます。

行燈の中で、炎と、音楽に合わせて光が踊っているフロアーランプ!

これは欲しい!と納得できるアイデアが浮かんだので、さっそく制作に取り掛かります。

IKEAで行燈選び

アウトドアには行けない日が続いているものの、家具屋さんのIKEAが家の近くにあり、毎週末のように通って、気分転換をしています。

そんなIKEAには、今回の行燈サウンド レベル メーターの改造ベースにピッタリのフロアランプがあることを知っています。

IKEAのフロアランプに、カラフルなLEDを仕込もう!

フードの材質が紙なので、光の指向性があるLEDとの相性もバッチリです。

いつもIKEAでは散歩スピードでショールームを楽しんでいますが、今回は売り場に直行して、フロアランプを入手してきました。

Arduinoと接続するモジュール

フロアランプを、行燈風サウンド レベル メーターとして光らせるために、個別に制御できるRGB LEDのWS2812Bをを使います。

「〇〇番目のLEDさんは、△△色に光ってください〜」

という情報さえ流せば、その通りに光るので、多くのLEDを個別に光り方を変えるのに便利なものです。

1mあたりにWS2812Bが60m個並べられているカラーLEDテープを3mと、サウンドセンサーモジュール、そして可変抵抗(ボリューム)3個を入手しました。

以前に、可変抵抗1個を使ってナイトライダー風サウンド レベル メーターを作ったことがありますが、今回はフロアランプでもあるので、

  • 光量
  • 光らせ方

の3項目を可変抵抗で選択できるように進化させます。

表示イメージとパターン

もともとは、「焚火 in 行燈」コンセプトで始めたプロジェクトですが、純粋にサウンド レベル メーター風のパターンも含めて、合計7種類の光らせ方を準備します。

 行燈なので、まずは白色で光らせます。

写真は紫色のように写っていますが、実際には白色です。

WS2812Bで行燈を改造。(白色)

 サウンドレベルのバーが立ちます。色は炎のように、オレンジのグラデーションです。

WS2812Bで行燈を改造。(サウンド レベル メーター 赤色)

 サウンドレベルのバーが立ちます。色は可変抵抗で選択した単色です。

WS2812Bで行燈を改造。(サウンド レベル メーター 好きな色)

 サウンドレベルのバーが立ちます。色は徐々に変化します。

WS2812Bで行燈を改造。(サウンド レベル メーター 色は徐々に変化)

 焚き火風に光らせます。色は、「オレンジ白色」の3色です。

WS2812Bで行燈を改造。(ファイヤー 赤色)

 焚き火風に光らせます。色は、「水色白色」の3色です。

WS2812Bで行燈を改造。(ファイヤー 青色)

 焚き火風に光らせます。色は、「可変抵抗で選択した色白色」の2色です。

WS2812Bで行燈を改造。(ファイヤー 好きな色)

 焚き火風に光らせます。色は、「徐々に変化する白色」の2色です。

WS2812Bで行燈を改造。(ファイヤー 徐々に変化する色)

回路図

Arduinoで自作するサウンド レベル メーターの回路図

Fritzingで回路図を作成しました。

マイクモジュールは、MAX4466を搭載したものを使っています。

3個の可変抵抗(ボリューム)は、

  • R1;光量
  • R2;表示7パターンの切り替え
  • R3;色

の調節(選択)をするために使います。

Arduinoを使って、LEDを炎のパターンで光らせる

Arduinoのアナログ入力には、それぞれの可変抵抗から電圧で情報が送られます。

  • 電圧; 0〜5V
  • Arduinoの読み取り値; 0〜1023(整数)

0〜1023をArduinoのスケッチ(プログラム)で選択肢に置き換えれば、LEDの発光を調節できます。

今回は180個が繋がっているものを使うWS2812Bは、先程も簡単に紹介しましたが、それぞれのLEDが個別に信号処理して、色や光量を認識して発光するので、信号線1本と電源の、合計3本の電線を繋ぐだけで、自在に光を制御できる優れものです。

WS2812Bで、炎のランプを!

スケッチは、記事の最後に掲載しておきますね。

炎が踊るフロアーランプ

LEDの配置

LEDを、ランプ中心部の柱にどう配置するか?について、少し試行錯誤しました。

  • 螺旋状に巻く?
  • 縦の列状に配置する?

結論から言うと、縦に配置した方が、LEDの貼り付け作業も、炎やサウンドレベルメーターのスケッチ(プログラム)の作成も楽です。

私は4列で配置することにしました。

WS2812B ファイヤー

180個のWS2812Bテープなので、

「45行x4列 」

になる筈ですが、試行錯誤の段階でちょっとした事故があり、数セルが使えなくなってしまったので、やむなく43x 4の配置になりました。

ウエルカム点灯

電源投入時の動作は、3種類を仕込んでおきます。

  1. ランダム点滅(白色)

    f:id:solocamptouring:20210626123315j:plain

  2. 白色光を上下に一回走らせる

    f:id:solocamptouring:20210626123321j:plain

  3. レインボー色の光を上下に一回走らせる

    f:id:solocamptouring:20210626123435j:plain

静止画だと、どれだけ綺麗に光っているか?が伝わらないですが、光り方はメイキング動画でも、ご確認いただけます。

 

youtu.be

スケッチ(プログラム)

スケッチは、色々なパターンの光らせ方が準備されている、GitHubのFastLEDライブラリをベースにさせていただきます。

炎(fire)パターンは、派生バージョンも含めていくつか紹介されており、Fire2012WithPaletteの、炎を作成する部分のスケッチを使用させていただき、4列の炎専用に少し手を加えました。

もっと短いスケッチにできると思いますが、メモリー容量に余裕があるので良い!ということにして、同じ命令文が何度もでてきます。

#include "FastLED.h"
#define DATA_PIN    5
#define LED_TYPE    WS2812
#define COLOR_ORDER GRB
#define HEIGHT 43
#define WIDTH 4
#define NUM_LEDS HEIGHT*WIDTH
#define MAX_BRIGHTNESS 90      // Full is 164
#define MIN_BRIGHTNESS 5       // 25% is better
#define lighting_PER_SECOND 30 // Mainly for fire frame pattern

CRGB leds[NUM_LEDS];
CRGBPalette16 gPal;

const int sampleWindow = 50; // Sound sample window width in mS
unsigned int sample;
int SoundCenterAdjust = 0; // max 1024/2
int SoundLevelAdjust = 6; // defo and min 1 In case bar is small with the usual sound
int BRIGHTNESS = 50;
int scaleVol = 230; // Scale the heat value from 0-255
int SPARKING = 130; //50-200 out of 255
int COOLING = 70; // 20-100: Less = taller flames.  More = shorter flames. 
int colorSelect;
int micPin = 2;
int blightPin = 3;
int selectPin = 4;
int colorPin = 5;
int val = 0;
int numLedsToLight = 0;
long numLedsToLightCal = 0;
bool welcomeLight = true;
bool gReverseDirection = false;


void setup() {
  delay(3000); //delay for recovery
  FastLED.addLeds<LED_TYPE, DATA_PIN, COLOR_ORDER>(leds, NUM_LEDS).setCorrection(TypicalLEDStrip);
  FastLED.setBrightness(BRIGHTNESS);
}

// List of patterns to cycle through
typedef void (*SimplePatternList[])();

SimplePatternList gPatterns = { allwhite, soundBarFire, soundBarSelect, soundBarRotate, fireRed, fireBlue, fireSelect, fireRotate};

uint8_t gCurrentPatternNumber = 0;  // Index number of which pattern is current
uint8_t gHue = 96;                  // rotating "base color" used by many of the patterns 0to255
// End of the list of patterns to cycle through


void loop()
{
// Data collection
  // Choose the blightness
   if (analogRead(blightPin) < 50) {
    BRIGHTNESS = 0 ;
   } else {
    BRIGHTNESS = map(analogRead(blightPin), 50, 1024, MIN_BRIGHTNESS, MAX_BRIGHTNESS) ;
   } 
    FastLED.setBrightness(BRIGHTNESS); 

  // Choose the color
   if (analogRead(colorPin) < 50) {
    colorSelect = 0 ;
   } else if (analogRead(colorPin) < 950) {
    colorSelect = map(analogRead(colorPin), 50, 949, 0, 255) ;
   } else {
    colorSelect = 255;
   }

  // Choose the pattern
   val = analogRead(selectPin); //check the volume to choose the pattern
      if (val < 130) {
    gCurrentPatternNumber = 0;
       } else if (val < 260){
    gCurrentPatternNumber = 1;
       } else if (val < 390){
    gCurrentPatternNumber = 2;
       } else if (val < 520){
    gCurrentPatternNumber = 3;
       } else if (val < 650){
    gCurrentPatternNumber = 4;
       } else if (val < 780){
    gCurrentPatternNumber = 5;
       } else if (val < 910){
    gCurrentPatternNumber = 6;
       } else {
    gCurrentPatternNumber = 7;      
       }
    gPatterns[gCurrentPatternNumber](); // Call the current pattern function once, updating the 'leds' array

// End of data collection


// Welcome lighting
  if (welcomeLight == true) {
  // random speckles that blink in and fade smoothly
    for(int led = 0; led < 150; led++) { 
    fadeToBlackBy( leds, NUM_LEDS, 100);
    int pos = random16(NUM_LEDS);
    leds[pos] += CRGB::White;
    FastLED.show();  
    delay (100-led/2);
    }  
    
  // white up and down
    for(int led = 0; led < HEIGHT; led++) { 
    fadeToBlackBy( leds, NUM_LEDS, 100);
    leds[led] += CRGB::White ; 
    leds[HEIGHT*2-1-led] += CRGB::White ; 
    leds[HEIGHT*2+led] += CRGB::White ; 
    leds[HEIGHT*4-1-led] += CRGB::White ; 
    FastLED.show();    
    delay (80);
    }

    for(int led = 0; led < HEIGHT; led++) { 
    fadeToBlackBy( leds, NUM_LEDS, 100);
    leds[HEIGHT-1-led] += CRGB::White ; 
    leds[HEIGHT+led] += CRGB::White ; 
    leds[HEIGHT*3-1-led] += CRGB::White ; 
    leds[HEIGHT*3+led] += CRGB::White ; 
    FastLED.show();    
    delay (80);
    }
  
  // rainbow up and down
    for(int led = 0; led < HEIGHT; led++) { 
    fadeToBlackBy( leds, NUM_LEDS, 100);
    leds[led] = CHSV(255*led/HEIGHT, 255, 255) ; 
    leds[HEIGHT*2-1-led] = CHSV(255*led/HEIGHT, 255, 255) ; 
    leds[HEIGHT*2+led] = CHSV(255*led/HEIGHT, 255, 255) ; 
    leds[HEIGHT*4-1-led] = CHSV(255*led/HEIGHT, 255, 255) ; 
    FastLED.show();    
    delay (80);
     }
 
    for(int led = 0; led < HEIGHT; led++) { 
    fadeToBlackBy( leds, NUM_LEDS, 100);
    leds[HEIGHT-1-led] = CHSV(255*led/HEIGHT, 255, 255) ; 
    leds[HEIGHT+led] = CHSV(255*led/HEIGHT, 255, 255) ; 
    leds[HEIGHT*3-1-led] = CHSV(255*led/HEIGHT, 255, 255) ; 
    leds[HEIGHT*3+led] = CHSV(255*led/HEIGHT, 255, 255) ; 
    FastLED.show();    
    delay (80);
    }    
    welcomeLight = false;  //End welcome lighting
  }else{

// Let's light them now
  random16_add_entropy( random());
  gPatterns[gCurrentPatternNumber]();
  FastLED.show();  // send the 'leds' array out to the actual LED strip
  FastLED.delay(1000 / lighting_PER_SECOND);
  EVERY_N_MILLISECONDS( 300 ) { gHue++; } // slowly cycle the color through the rainbow
// End of lighting
    }  
}


void fireRed() 
{
  gPal = CRGBPalette16( CRGB::Black, CRGB::Red, CRGB::Yellow, CRGB::White);
  static uint8_t heat[NUM_LEDS]; // Array of temperature readings

  // Cool down every cell a little
    for( int i = 0; i < NUM_LEDS; i++) {
      heat[i] = qsub8( heat[i],  random8(0, ((COOLING * 10) / HEIGHT) + 2)); //heat-randam8 with a floor of 0
    }
  
  // Heat from each cell drifts 'up' and diffuses a little
    for( int k= HEIGHT - 1; k >= 2; k--) {
      heat[k] = (heat[k - 1] + heat[k - 2] + heat[k - 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT-1-k] = (heat[2*HEIGHT-1-k + 1] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT+k] = (heat[2*HEIGHT+k - 1] + heat[2*HEIGHT+k - 2] + heat[2*HEIGHT+k - 2] ) / 3;
      heat[4*HEIGHT-1-k] = (heat[4*HEIGHT-1-k + 1] + heat[4*HEIGHT-1-k + 2] + heat[4*HEIGHT-1-k + 2] ) / 3;
    }
    
    //  Randomly ignite new 'sparks' of heat near the bottom
    if( random8() < SPARKING ) {
      int x = random8(19);
      int y ;
      if(x > 14){
        y = 4*HEIGHT+14-x;
      } else if(x > 9){
        y = 2*HEIGHT-10+x;
      } else if(x > 4){
        y = 2*HEIGHT+4-x;
      } else {
        y = x;
      }
      heat[y] = qadd8( heat[y], random8(160,255) ); //heat+randam8
    }

    // Map from heat cells to LED colors
    for( int j = 0; j < NUM_LEDS; j++) {
      uint8_t colorindex = scale8( heat[j], scaleVol);
      CRGB color = ColorFromPalette( gPal, colorindex);
      int pixelnumber;
      if( gReverseDirection ) {
        if(j < HEIGHT){
          pixelnumber = (HEIGHT-1) - j;
          }else if(j < 2*HEIGHT){
          pixelnumber = HEIGHT+j;
          }else if(j < 3*HEIGHT){
          pixelnumber = (3*HEIGHT-1) - j;
          }else{
          pixelnumber = 3*HEIGHT+j;
          }
      } else {
        pixelnumber = j;
      }
      leds[pixelnumber] = color;
    }
}

void fireRotate() 
{
  gPal = CRGBPalette16( CRGB::Black, CHSV( gHue, 255, 192), CRGB::White);
  static uint8_t heat[NUM_LEDS]; // Array of temperature readings

  // Cool down every cell a little
    for( int i = 0; i < NUM_LEDS; i++) {
      heat[i] = qsub8( heat[i],  random8(0, ((COOLING * 10) / HEIGHT) + 2)); //heat-randam8 with a floor of 0
    }
  
  // Heat from each cell drifts 'up' and diffuses a little
    for( int k= HEIGHT - 1; k >= 2; k--) {
      heat[k] = (heat[k - 1] + heat[k - 2] + heat[k - 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT-1-k] = (heat[2*HEIGHT-1-k + 1] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT+k] = (heat[2*HEIGHT+k - 1] + heat[2*HEIGHT+k - 2] + heat[2*HEIGHT+k - 2] ) / 3;
      heat[4*HEIGHT-1-k] = (heat[4*HEIGHT-1-k + 1] + heat[4*HEIGHT-1-k + 2] + heat[4*HEIGHT-1-k + 2] ) / 3;
    }
    
    //  Randomly ignite new 'sparks' of heat near the bottom
    if( random8() < SPARKING ) {
      int x = random8(19);
      int y ;
      if(x > 14){
        y = 4*HEIGHT+14-x;
      } else if(x > 9){
        y = 2*HEIGHT-10+x;
      } else if(x > 4){
        y = 2*HEIGHT+4-x;
      } else {
        y = x;
      }
      heat[y] = qadd8( heat[y], random8(160,255) ); //heat+randam8
    }

    // Map from heat cells to LED colors
    for( int j = 0; j < NUM_LEDS; j++) {
      uint8_t colorindex = scale8( heat[j], scaleVol);
      CRGB color = ColorFromPalette( gPal, colorindex);
      int pixelnumber;
      if( gReverseDirection ) {
        if(j < HEIGHT){
          pixelnumber = (HEIGHT-1) - j;
          }else if(j < 2*HEIGHT){
          pixelnumber = HEIGHT+j;
          }else if(j < 3*HEIGHT){
          pixelnumber = (3*HEIGHT-1) - j;
          }else{
          pixelnumber = 3*HEIGHT+j;
          }
      } else {
        pixelnumber = j;
      }
      leds[pixelnumber] = color;
    }
}

void fireBlue() 
{
  gPal = CRGBPalette16( CRGB::Black, CRGB::Blue, CRGB::Aqua,  CRGB::White);
  static uint8_t heat[NUM_LEDS]; // Array of temperature readings

  // Cool down every cell a little
    for( int i = 0; i < NUM_LEDS; i++) {
      heat[i] = qsub8( heat[i],  random8(0, ((COOLING * 10) / HEIGHT) + 2)); //heat-randam8 with a floor of 0
    }
  
  // Heat from each cell drifts 'up' and diffuses a little
    for( int k= HEIGHT - 1; k >= 2; k--) {
      heat[k] = (heat[k - 1] + heat[k - 2] + heat[k - 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT-1-k] = (heat[2*HEIGHT-1-k + 1] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT+k] = (heat[2*HEIGHT+k - 1] + heat[2*HEIGHT+k - 2] + heat[2*HEIGHT+k - 2] ) / 3;
      heat[4*HEIGHT-1-k] = (heat[4*HEIGHT-1-k + 1] + heat[4*HEIGHT-1-k + 2] + heat[4*HEIGHT-1-k + 2] ) / 3;
    }
    
    //  Randomly ignite new 'sparks' of heat near the bottom
    if( random8() < SPARKING ) {
      int x = random8(19);
      int y ;
      if(x > 14){
        y = 4*HEIGHT+14-x;
      } else if(x > 9){
        y = 2*HEIGHT-10+x;
      } else if(x > 4){
        y = 2*HEIGHT+4-x;
      } else {
        y = x;
      }
      heat[y] = qadd8( heat[y], random8(160,255) ); //heat+randam8
    }

    // Map from heat cells to LED colors
    for( int j = 0; j < NUM_LEDS; j++) {
      uint8_t colorindex = scale8( heat[j], scaleVol);
      CRGB color = ColorFromPalette( gPal, colorindex);
      int pixelnumber;
      if( gReverseDirection ) {
        if(j < HEIGHT){
          pixelnumber = (HEIGHT-1) - j;
          }else if(j < 2*HEIGHT){
          pixelnumber = HEIGHT+j;
          }else if(j < 3*HEIGHT){
          pixelnumber = (3*HEIGHT-1) - j;
          }else{
          pixelnumber = 3*HEIGHT+j;
          }
      } else {
        pixelnumber = j;
      }
      leds[pixelnumber] = color;
    }
}

void fireSelect() 
{
  gPal = CRGBPalette16( CRGB::Black, CHSV( colorSelect, 255, 192), CRGB::White);
  static uint8_t heat[NUM_LEDS]; // Array of temperature readings

  // Cool down every cell a little
    for( int i = 0; i < NUM_LEDS; i++) {
      heat[i] = qsub8( heat[i],  random8(0, ((COOLING * 10) / HEIGHT) + 2)); //heat-randam8 with a floor of 0
    }
  
  // Heat from each cell drifts 'up' and diffuses a little
    for( int k= HEIGHT - 1; k >= 2; k--) {
      heat[k] = (heat[k - 1] + heat[k - 2] + heat[k - 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT-1-k] = (heat[2*HEIGHT-1-k + 1] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] + heat[2*HEIGHT-1-k + 2] ) / 3;
      heat[2*HEIGHT+k] = (heat[2*HEIGHT+k - 1] + heat[2*HEIGHT+k - 2] + heat[2*HEIGHT+k - 2] ) / 3;
      heat[4*HEIGHT-1-k] = (heat[4*HEIGHT-1-k + 1] + heat[4*HEIGHT-1-k + 2] + heat[4*HEIGHT-1-k + 2] ) / 3;
    }
    
    //  Randomly ignite new 'sparks' of heat near the bottom
    if( random8() < SPARKING ) {
      int x = random8(19);
      int y ;
      if(x > 14){
        y = 4*HEIGHT+14-x;
      } else if(x > 9){
        y = 2*HEIGHT-10+x;
      } else if(x > 4){
        y = 2*HEIGHT+4-x;
      } else {
        y = x;
      }
      heat[y] = qadd8( heat[y], random8(160,255) ); //heat+randam8
    }

    // Map from heat cells to LED colors
    for( int j = 0; j < NUM_LEDS; j++) {
      uint8_t colorindex = scale8( heat[j], scaleVol);
      CRGB color = ColorFromPalette( gPal, colorindex);
      int pixelnumber;
       if( gReverseDirection ) {
        if(j < HEIGHT){
          pixelnumber = (HEIGHT-1) - j;
          }else if(j < 2*HEIGHT){
          pixelnumber = HEIGHT+j;
          }else if(j < 3*HEIGHT){
          pixelnumber = (3*HEIGHT-1) - j;
          }else{
          pixelnumber = 3*HEIGHT+j;
          }
      } else {
        pixelnumber = j;
      }
      leds[pixelnumber] = color;
    }
}

void soundBarFire() 
{

  // Sound level to lighting LED amount
   unsigned long startMillis= millis();  // Start of sample window
   unsigned int peakToPeak = 0;   // peak-to-peak level
   unsigned int signalMax = 0;
   unsigned int signalMin = 1024;
   while (millis() - startMillis < sampleWindow)
   {
      sample = analogRead(micPin);
      if (sample < 1024)
      {
         if (sample > signalMax)
         {
            signalMax = sample;  // save the max levels
         }
         else if (sample < signalMin)
         {
            signalMin = sample;  // save the min levels
         }
      }       
   }
   peakToPeak = signalMax - signalMin ;  // max - min = peak-peak amplitude
   numLedsToLightCal = ((peakToPeak-SoundCenterAdjust)*HEIGHT*SoundLevelAdjust)/1024 ;
   if(numLedsToLightCal >= HEIGHT){
    numLedsToLight = HEIGHT;
   }else {
   numLedsToLight = numLedsToLightCal; // adjusting to the output of the mic 
   }
    fadeToBlackBy( leds, NUM_LEDS, 200);

  for(int led = 0; led < numLedsToLight; led++) { 
  leds[led] += CHSV( 2*(numLedsToLight-1-led), 255, 192);
  }
  for(int led = HEIGHT*2-numLedsToLight; led < HEIGHT*2; led++) { 
  leds[led] += CHSV( 2*(led-(HEIGHT*2-numLedsToLight)), 255, 192);
  }
  for(int led = HEIGHT*2; led < HEIGHT*2+numLedsToLight; led++) { 
  leds[led] += CHSV( 2*(HEIGHT*2+numLedsToLight-1-led), 255, 192);
  }
  for(int led = HEIGHT*4-numLedsToLight; led < HEIGHT*4; led++) { 
  leds[led] += CHSV( 2*(led-(HEIGHT*4-numLedsToLight)), 255, 192);
  }
}

void soundBarSelect() 
{

  // Sound level to lighting LED amount
   unsigned long startMillis= millis();  // Start of sample window
   unsigned int peakToPeak = 0;   // peak-to-peak level
   unsigned int signalMax = 0;
   unsigned int signalMin = 1024;
   while (millis() - startMillis < sampleWindow)
   {
      sample = analogRead(micPin);
      if (sample < 1024)
      {
         if (sample > signalMax)
         {
            signalMax = sample;  // save the max levels
         }
         else if (sample < signalMin)
         {
            signalMin = sample;  // save the min levels
         }
      }       
   }
   peakToPeak = signalMax - signalMin ;  // max - min = peak-peak amplitude
   numLedsToLightCal = ((peakToPeak-SoundCenterAdjust)*HEIGHT*SoundLevelAdjust)/1024 ;
   if(numLedsToLightCal >= HEIGHT){
    numLedsToLight = HEIGHT;
   }else {
   numLedsToLight = numLedsToLightCal; // adjusting to the output of the mic 
   }
    fadeToBlackBy( leds, NUM_LEDS, 200);


  for(int led = 0; led < numLedsToLight; led++) { 
  leds[led] += CHSV( colorSelect, 255, 192);
  }
  for(int led = HEIGHT*2-numLedsToLight; led < HEIGHT*2; led++) { 
  leds[led] += CHSV( colorSelect, 255, 192);
  }
  for(int led = HEIGHT*2; led < HEIGHT*2+numLedsToLight; led++) { 
  leds[led] += CHSV( colorSelect, 255, 192);
  }
  for(int led = HEIGHT*4-numLedsToLight; led < HEIGHT*4; led++) { 
  leds[led] += CHSV( colorSelect, 255, 192);
  }
}

void soundBarRotate() 
{

  // Sound level to lighting LED amount
   unsigned long startMillis= millis();  // Start of sample window
   unsigned int peakToPeak = 0;   // peak-to-peak level
   unsigned int signalMax = 0;
   unsigned int signalMin = 1024;
   while (millis() - startMillis < sampleWindow)
   {
      sample = analogRead(micPin);
      if (sample < 1024)
      {
         if (sample > signalMax)
         {
            signalMax = sample;  // save the max levels
         }
         else if (sample < signalMin)
         {
            signalMin = sample;  // save the min levels
         }
      }       
   }
   peakToPeak = signalMax - signalMin ;  // max - min = peak-peak amplitude
   numLedsToLightCal = ((peakToPeak-SoundCenterAdjust)*HEIGHT*SoundLevelAdjust)/1024 ;
   if(numLedsToLightCal >= HEIGHT){
    numLedsToLight = HEIGHT;
   }else {
   numLedsToLight = numLedsToLightCal; // adjusting to the output of the mic 
   }
    fadeToBlackBy( leds, NUM_LEDS, 200);

   for(int led = 0; led < numLedsToLight; led++) { 
   leds[led] += CHSV( gHue, 255, 192); 
   }
  for(int led = HEIGHT*2-numLedsToLight; led < HEIGHT*2; led++)  { 
   leds[led] += CHSV( gHue, 255, 192); 
  }
  for(int led = HEIGHT*2; led < HEIGHT*2+numLedsToLight; led++) { 
   leds[led] += CHSV( gHue, 255, 192); 
  }
  for(int led = HEIGHT*4-numLedsToLight; led < HEIGHT*4; led++) { 
   leds[led] += CHSV( gHue, 255, 192); 
  } 
}

void allwhite() 
{
  // all led white color
  fill_solid(leds, NUM_LEDS, CRGB::White); 
}

 

今回は、フロアランプに焚火を仕込みましょう!というコンセプトで、お家ですごす時間を楽しくしてみました。

毎週末を使って、製作期間は一か月ほどかかりましたが、初めて見る人には「フロアランプが燃えている!」と思わせそうな完成度で、満足しています。

WS2812Bでファイヤーパターンのフロアライト

室内で焚火はできないアパート暮らしですが、お部屋に焚き火風の光があると、本当にキャンプしているような気分になって、うっとりと見入っています。

キャンプ用チェアにもフットレスト。どこでもリラックスできる椅子にしよう!

キャンプ用チェアこそフットレストが必要だと思う椅子に座っていても、脚がだるく感じること、ありませんか?

私は、重力に弱い体質なのか?! 普通に椅子に座っていても、足のだるさを感じることがあります。

乗り物の椅子にすわっていても、時間経過とともに脚を高い位置に上げたくなるので、飛行機など長時間にわたり狭い座席に座っていると、もう大変です。

プライベートな時間くらいは、なんとかしたい!ので、家でもアウトドアでも使えるフットレストを導入します。

キャンプ用のチェアにもフットレスト

オットマンがない!

私が住んでいる家具付きアパートの部屋には、備え付けのソファーが置いてあります。

レザー調などの豪華なイメージではありませんが、大きさとしては一人暮らしにはちょうどいいソファーです。

入居前の下見の時には、特になにも感じませんでしたが、実際に住み始めてしばらく座っていると、なんとなく落ち着きません...

普通に座っていても、無意識気でゴソゴソと姿勢を変え始めて、気付いたらソファーに横になっていたりします。

アメリカ映画で見かける、大量のポップコーンを抱えてソファーに横たわっている姿と自分が重なり、誰も見ていないとはいえ、照れくさい!

上品にソファーでくつろぐためには何がたりないのだろう?と考えてみて、自分の部屋にはオットマンが無いということに、やっと気づきました。

オットマンを探しに行く

入居前に気付いていれば、アパートのオーナーにお願いして、オットマンを入れてもらうこともできたかもしれませんが、時すでに遅し!です。

オットマンを見つけるために、さっそく家具量販店に行ってみました。

ショールームの椅子コーナーには、椅子とオットマンがセットで、たくさん展示されているので、次々に座って確かめてみます。

部屋の雰囲気に合いそうなのは、これかな?

しばらく体の力を抜いて、アパートで使うイメージトレーニングをしていると、イメージの中の背景が一変しました。

そう、この感触は、まさしくキャンプです!

もう妄想の背景は、山中の河原だったり、海岸だったりと、これまでに至高のリラックス体験をしたことがある場所に変わっていて、アパートのソファーには戻ってきません。

...ということは、ソファーにこだらなくても、キャンプ用のチェアにオットマンを組み合わせれば、リラクゼーション時間をすごせるとともに、疑似キャンプ体験もできてしまうということです!

手ぶらで家具量販店をあとにして、さっそくキャンプ用のオットマンを探してみます。

フットレストとオットマンの違い

さて、足おきのことを、オットマンと言ったり、フットレストと言ったりしますが、どう区別しているのか?について、少し調べてみました。

...しかし、明確な定義はないようです。

飛行機や車などの乗り物で使われている呼び方から、なんとなくイメージできるのは、

  • フットレスト;足おき。足の裏で接するものが多い
  • オットマン ;脚おき。ふくらはぎで支えるものが多い

という感じでしょうか?

私が入手したいのは脚置きですが、キャンプ用チェアに、オットマンの組み合わせは、少しイメージが違う気がするので、ここからは、私が求めるものをフットレストと呼ぶことにします。

キャンプ用のフットレスト

もしかしたら家のソファーでも使えるかもしれない?ような、キャンプ用のフットレストを探してみると、やはり見つかりました!

ちなみに、キャンプ用品はコンパクトに収納できるものが多いですよね。

今回見つけたものも、軽量かつコンパクトなもので、数年後に引越しする予定の私としては、家で使うのにもピッタリです。

迷うことは何もないので、早速 キャンプ用チェアにつけるフットレストを入手しました。

キャンプ用チェアにつけるフットレスト

キャンプ用フットレストの組み立て

キャンプ用品によくある構造の、アルミフレームを組み立ててみます。

各部品がショックコードで繋がっているので、ほぼ半自動で組み上がります!

フットレスト本体の裏面ポケット形状部に、フレームに差し込めば完成です。

簡単に組み立てられるので、キャンプに持っていっても、全設営時間への影響はほぼ誤差範囲内!で、全く気になりません。

キャンプ用チェアにフットレストを装着

コンパクトチェアや、ENOのキャンプ用チェアに、フットレストを装着してみました。

キャンプ用チェアにもオットマン
キャンプ用チェアにもフットレスト

一体感があって、見た目もなかなか良いのでは?

どうやって固定しているのか?というと、こういう事です。

キャンプ用チェアにフットレストを追加
キャンプ用チェアにフットレストを簡単装着

キャンプ用チェアのフレームに、パチンッとはめるだけです。

私の持っているキャンプ用チェアのフレームには、太めのパイプが使われていますが、フットレストのパチンッとはめる部分の幅が、2段階になっているので、広い方で問題なく接合できました。

キャンプ用チェアのフレームが、左右に走っていることが、接合できる条件となりますが、大多数のキャンプ用チェアは、このようなフレーム構造になっていますよね。

チェアとフットレスト間の長さ(距離)も、簡単に調節できる構造になっているので、チェアに座ったままで、自分の脚の長さに合わせられます。

しばし、ENOのチェアとフットレストに全体重を預けて、空中浮遊しながらリラックスしてみます。

あまりの気持ち良さに、その後1時間ほど熟睡してしまいました!

ソファーや作業用チェアでも使える!だけでない

最初にご紹介したように、私はパソコン作業中やソファーでも脚をあげたくなります。

入手したフットレストは、キャンプ用チェアとは簡単に脱着できて、また単独でも自立するので、椅子やソファーでも使えます。

キャンプでも家でも使えるオットマン

これ、いいですね〜。職場でも使いたいくらいです。

コンパクトに収納できるので、今度持っていってみようかな?

後日談ですが、実際にアウトドアでも使ってみて、新たな発見がありました。
このフットレスト、アウトドアでは、地面から脚をよじ登ってくる虫さんの確率が激減します!

屋内で楽に座り続けたい!との想いが発端でしたが、このフットレストを入手して、キャンプや釣りなどアウトドアでのリラックス度が、さらに増えました。

キャンプ用チェアで昼寝

お部屋でもキャンプを楽しむ!(引越し先の新居編)

急に感染拡大したコロナウィルスに対して、皆さまと力を合わせて、ステイホームなどで戦ってきました。

そのような中ですが、しばらく単身赴任生活をすることになり、少しですがキャンプ道具も厳選して持っていきます!

引越し手続きなどで、しばらくドタバタしていましたが、やっと落ち着いたので、南国キャンプ風のお部屋にして、ステイホームを楽しんでみます。

キャンプ用品でお部屋の雰囲気を変えてみよう

海外にもキャンプ場はあるの?

自然豊かなイメージのタイに引越すにあたり、真っ先に頭に浮かんだのが、キャンプ場はあるのか?という疑問でした。

超野生の森でのサバイバルキャンプもいいですが、普段は考えつかないような危険がありそうです。

ある程度整備されたキャンプ場であれば、予期せぬ危険性は低くなる筈だ!ということで、早速調べてみると、タイにも普通のキャンプ場があります!

真夏は暑くてキャンプどころではなさそうですが、首都バンコクでも爽やかな風も感じられる冬季であれば、屋外キャンプも楽しめそうですね!

海外に持っていくキャンプ道具

お部屋でキャンプ道具を広げます

タイに引越しするにあたり、趣味の道具は何を持っていこうか?と考えました。

  • 自転車・・・バンコクでは走る場所が限られそうなのでパス
  • 釣り道具・・・海も川も池もあるので、持っていきます
  • キャンプ道具・・・もちろん必要!

実際にバンコクに来てみると、自転車は大きな公園などでも楽しめることがわかりました。

ロードレーサーなどの車に積みやすい自転車であれば、持ってきてもいいですね。

本命のキャンプ道具は、引越し荷物を減らすために、日本の四季に対応した道具から、タイの気候でも使いやすいものだけを選びます。

テント

軽量でコンパクトなテントを、ひとつだけ持って行きます。

もともと手持ちのテントが少ない私は、NEMOの一択です。

寝袋

タイで寝袋は必要かな?ということで、保険として、一番薄い手のひらにのせられるサイズの寝袋を、引越し荷物に入れておきました。

コット

お部屋でも、涼しく寝るのに使えそう!と考えて、コットを持ってきましたが、これが大正解!

基本、タイのお家は玄関がなく、土足で歩くことになる床には、気楽に寝そべることができません。

床にゴロンとなりたい時だけヨガマット風のものを使うこともできますが、毎回マットを出すのも手間ですよね~

床よりも一段高く設置できるコットは、出しっぱなしにしておいても、土足で踏みつけることはないでしょう。

アパートのお部屋でコットを楽しむ

キャンプ用チェア

釣りや屋外キャンプでも使うことを考えて、コンパクトな椅子を、タイに持ち込みました。

この椅子、後ほど写真で紹介しますが、ベランダのお供として大活躍しています。

それとは別に、少しかさばりますが、お気に入りのチェアも引越し荷物に忍ばせました。

曲線基調のENOのハンモック風チェアは、お部屋のインテリアとして、自分らしさを演出しやすいアイテムです。

調理器具

渡航してから決めることにしているタイのアパートには、食器が備わっている物件もあります。

とはいえ、私にはキャンプ道具があります!

毎日、お部屋でキャンプ気分を感じるのも素敵!ということで、ナイフからコッヘル類まで、一通り持っていきます。

スタッキングできるので、引越し荷物も減らせて一石二鳥です。

べランピングするかもしれないので、小型バーナーも荷物に忍ばせます。

ちなみに、日本と同じくタイでも、CB缶はスポーツ用品店のほか、スーパーでも入手できます

タイでも、CB缶は入手できる

都市ガスが整備されていないバンコクでは、IH調理器の台所が多いので、土鍋などでカセットコンロを使われる方が多いためと思われます。

ハンモック

使う場所があるといいな〜と期待して、Hennessyの蚊帳付きハンモックも引越し荷物に入れておきます。

もしも、お部屋かベランダでハンモックを設置することができたら、蚊帳としてのシェルター風にも使えます。

スネークスキンにハンモックを収納した状態では、物干しロープとしても使えるはずです。

アンカーポイントとなる構造物がないアパートしか見つけられない場合は、ハンモックスタンドが必要になるかもしれませんが、これもお気に入りのキャンプ道具なので、とりあえず採用!

お部屋でキャンプ道具を広げます

引越し荷物を送り出してから、約1ヶ月半で、アパートへの入居と同時に、キャンプ道具も届きました。

一年を通して薄着で過ごせるので、衣類よりも、キャンプ道具と釣り道具の方が多くなっています。

アパートの内覧をした時には、モデルルーム風の小物が置いてあり生活感がありましたが、入居日にはソファーなどの家具類だけになって閑散とした部屋に、引越し用の段ボールが積まれていきます。

それでは、荷物を開封しながら、自分らしいキャンプ風ルームにしていきましょう!

キャンプ用の椅子で室内のイメージチェンジ

お部屋でキャンプを快適にしてくれるENOのチェア

このENOのチェアは、日本でオーシャン系の色使いのものを選びましたが、殺風景だったタイのお部屋の雰囲気を一気に変えてくれました。

吊り下げ式の座面で、ハンモック並みの座り心地なので、お部屋でリラックスしたい時にも重宝しそうです。

続いて、キャンプ用テーブルも設置してみます。

アパートの部屋に似合うキャンプ用のテーブル

これも、脚部のアルマイト色がモノトーンな部屋のアクセントになっていて、いいですね〜

アパート選びの過程では、引越し荷物として持ってきたものを設置した雰囲気を、一生懸命イメージしてみましたが、その甲斐があって、このお部屋は、予想以上にキャンプ道具が似合います!

べランピング

広くも狭くもない2畳ほどのベランダには、もともと人工芝が貼ってありました。

アパート選びでいくつか物件を見ているなかでも、人工芝が設置されていたのはここだけで、決心材料の一つになりました。

私にとっては、ベランピングしてください!と言っているようなものです。

ベランピングできそうなタイのアパート

早速、日本のツーリングキャンプで使い込んだローテーブルと、コンパクトチェアを広げてみます。

あまりに雰囲気が良かったので、早速ベランピングしましょう!という気分になって、とりあえず乾麺をゆでてみます。

小型バーナーを持ちこんでおいて、正解でした!

タイでもベランピング(チャーシュー麵)

引越しに便利なキャンプ道具を実感したので...

他にも、4m四方のDDタープをタイに送り込みましたが、さすがにお部屋の中では、あまり用途がありません。

ベランダでシェードとして使うことはできそうですが、外壁が白いアパートの景観を考えると、難しいかな?

意外に役に立っているのが、パラコードで自作したガイライン(ガイロープ)で、もともと設置や長さ調節がしやすい構造なので、洗濯物を干すロープとしても使いやすいです。

ガイライン(ガイロープ)はものほしロープとして使える

さて、お部屋もベランダも、キャンプ用品が醸し出す雰囲気で、自分らしいものに変貌を遂げましたが、あまりの居こごちの良さに、アウトドアキャンプから遠ざからないようにしたいですね。

全世界でコロナウィルスを乗り越えられる日が少しでも早くくるように、お部屋でもキャンプ気分を満喫しないがら、もうしばらく頑張りましょう!

海外でもお部屋でキャンプを楽しむ!(タイランドのアパート編)

ハンモックのようなチェア!ENOラウンジャーで空中浮遊感覚を楽しむ

ハンモックで宿泊しながら、快適にキャンプすることが多いですが、いっそのことハンモックに入っていない時も、その柔らかい浮遊感を楽しみたい!と思うようになり、ハンモック風のキャンプ用チェアを使いたくなりました。

そこで、ハンモック泊のキャンプスタイルに合った、まったりチェアを比較して選んでみます。

ハンモックのようなチェア!ENOラウンジャーで空中浮遊感覚を楽しむ

 

空中浮遊なキャンプ用チェアをハンモックとコラボしたい!

キャンプにいく時は、しっかりとした木があるキャンプ場を選んでハンモック泊を楽しんでいますが、よくよく考えてみると、ハンモックの中にいるのは一回のキャンプ時間の半分くらいで、残りの時間の大半は、キャンプ用チェアに腰掛けています。

それならば、ハンモック風のチェアを使えば、キャンプ中の、ほとんどの時間で、空中に浮いている感覚を楽しめるのでは?!と思うようになりました。

空中浮遊しているような格好のチェアであれば、ハンモックと並べておいても似合うはずです!

ハンモックに似合うキャンプ用チェアとは?

ハンモック風チェアを選ぶにあたり、最初にハンモック自体の快適性を生みだしている特徴を纏めてみます。

  • 熱が篭らない
  • 体重が一点荷重にならないので楽
  • 空中で包み込まれるような心地よさ

これらの特徴について、キャンプ用チェアで考えてみると、ほとんどのものは熱が篭らず、また、体重が一点荷重にはならないように構造的にも配慮されています。

となると、ハンモック愛が止まらない私が、チェアにも求めているものは、包み込まれている感覚!ということのようです。

それでは、体を下側から優しく包み込んでくれるような、ハンモック風チェアをピックアップしてみます。

ハンモック風なチェアを比較してみます

ハンモック風なチェアを探すと、ブランコのように木の太い枝から吊り下げるタイプのものがすぐに見つかります。

しかし、私のキャンプスタイルでは、ハンモック周辺から焚き火台の近くまで、気楽に位置を変えられるチェアが必要です。

ハイバックのキャンプ用チェアは、座っていない状態でも生地にテンションがかかっているタイプのものが多く、そのうちの一脚を私も使ってきましたが、長く座っていると太腿の後ろなどが圧迫されることがあります。

優しく包み込むような座面にするためには、生地にテンションがかかっていない構造が必要ですね!

やはりハンモック風に楽しめるチェアのニーズはあるようで、膝より上を優しく包み込むような構造のものを、2種類みつけました!

NEMO(ニーモ)スターゲイズ リクライナー ラグジュアリーチェア

NEMOといえば、登山などで使う軽量テントメーカーとして有名ですよね!

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ところが、軽量登山志向なイメージがあるNEMOから、その名の通り!星空を見上げて楽しめるリクライニングチェアが入手できます。


NEMO | Stargaze™ Recliner Luxury Chair

煩わしいベルト調節はしなくても、好みのリクライニング角度を簡単につくれる逸品で、NEMOのテントと同様に、しっかりとした造りで設置も簡単です。

次に紹介するENOのものよりも少し重めですが、空を見ながら寝入ってしまうような快適性を手に入れるなら、NEMOのスターゲイズ リクライナー ラグジュアリーチェアですね!

ENO(イーノ)ラウンジャー

ハンモックメーカーENO(Eagles Nest Outfitters)のキャンプ用チェアも発見しました!

ENO(Eagles Nest Outfitters) Lounger DL

その外見からもハンモックメーカーらしさが伝わってくるENOのキャンプ用チェア「ラウンジャー」は、最初に紹介した木から吊り下げるブランコのようなタイプと、座面の造りがほぼ一緒(実は名前も一緒)です。

地上でアルミフレームに取り付けるタイプのキャンプ用チェアは、ローチェアバージョンのリクライニングチェアSLもありますが、包み込まれるような心地よさを求めるなら、背もたれ面が高く、ヘッドレストもついているハイチェアバージョンの一択です。

そのENO ラウンジャーDLは、座面高さをハイ/ローのどちらにも設定可能で、ロースタイルのキャンプにも対応できます!

快適なチェア選び! ENO Lounger DL

NEMOと違ってオートリクライニングはしませんが、もともとローチェアスタイルでも気持ちいい背もたれ角度で設計されているので、座って体を預けてみると軽く上向きの姿勢になり、一瞬で体の力が抜けてリラックス体勢に入ります。

諸元も比較して、キャンプスタイルで選びましょう

ハンモック風チェア2種類の諸元を、一覧表にまとめてみました。

ハンモック風チェアを諸元一覧表で比較

趣きが違うNEMOとENOのハンモック風チェアですが、どちらも魅力的な特徴がありますね!

  • NEMO;リクライニング角度が変えられる
  • ENO;ハイ/ロー2パターンの座面高さで使える

しばらく悩みましたが、焚き火の近くでロースタイルで寛ぐことが多い私は、ENOを選んでみることにしました。

ハンモックメーカーのものであり、比較的に軽量であることも、決め手になりました!

それでは早速、ENO Lounger DL(イーノ ラウンジャーDL)を使ってみましょう!

ハンモックのように快適なチェア選び! ENO Lounger DL

ENO(Eagles Nest Outfitters) Lounger DL

ENOのハンモック風チェア、ラウンジャーDLの、ハイ/ロー切り替えができる構造や、もっと使いやすくするための、ちょっとした工夫などを紹介いたします。

組み立ててみましょう!

ENOラウンジャーDLは、

  • オリーブ/ライム
  • ブラック/チャコール
  • ネイビー/シーフォーム

の3色がありますが、写真で紹介しているのは、明るい色のネイビー/シーフォーム色です。

わくわくしながら収納袋から取り出してみると、座面とアルミフレームが現れました。

ENO Lounger DLを開封します!
脚が強そうなENO Lounger DL

収納袋に縫い込まれている組み立て手順を参考にしながら、アルミフレームを組み立ててみます。

他の軽量チェアと同様に、内蔵されているバンジーコードのおかげで、持ち上げるとほぼ半自動で組み上がっていきます。

関節部に全てのアルミパイプがしっかりと挿入できていることを確認したら、骨格ができあがります。

安心して体重を預けられるENO Lounger DLの骨格

ラウンジャーDLの耐荷重は113kgですが、三角形のフレームを基面に組み上げる剛健な造りで、安定性も良さそうなことが伝わってきます。

ここで、ハイ/ロー切り替えのしくみも確認しておきましょう!

ENO Lounger DLの脚(高)
ENO Lounger DLの脚(低)

ラウンジャーDLは、基礎部分となっている三角形フレームの関節部から、4本の脚が出ています。

この脚を、関節部の樹脂から外して折り畳むことで、あっという間にロースタイルチェアに変形しました!

折り畳んだ脚は、バンジーコードでチェア本体と繋がっているので、紛失の心配はありません。

最後に座面部分を取り付けてチェアを完成させます。

よくある軽量チェアとは違って、テンションをかけて座面を張るタイプではないので、力を入れなくても簡単に装着できました。

ENO Lounger DLの正面視
ENO Lounger DLの背面視

上の写真で、膝の後ろぐらいの位置で、座面から地面に向けてペロンと舌が出ているような形になっていますが、これが大正解です。

座ってみると、この舌のような形状部が、太腿にかかる力を分散してくれるので、実に心地よい座り心地です!

このチェアに4時間ほど座ってみましたが、上半身の浮遊感と包み込まれ感で、ハンモックのような感覚になり、お昼寝もさせていただきました!

ちなみに、椅子の右側の筒状のものはドリンクホルダーで、それとは別に、タブレット端末が入りそうな大きさのポケットも両サイドについています。

長い脚を、お行儀よくしてみます

さて、ラウンジャーDLを実際に使ってみて、ひとつだけ気になった点があります。

ENO Lounger DLの脚をお行儀よくしたい!
ENO Lounger DLの自由奔放な脚

ロースタイルにした時には、折り畳んだ脚は、上の左の写真のようにしておきたいのですが、チェアを移動させたりする時に、右の写真のように脚が自由に動いてしまい、お行儀が悪くなってしまいます。

せっかくの、超がつくほどの快適なチェアなので、ロースタイルにした時にも、折りたたんだ脚を気にせずに、気持ちよく使いたいところです。

なんとかならないものか?と考えながら帰宅した後で、強制的にお行儀を良くする小技を思いつきました!

ENO Lounger DLを一瞬の工夫で使いやすくする!

ゴム状の輪4本を、地面に接する基礎部分となる三角形のアルミフレームに通しておいて、ロースタイルにした際には、折り畳んだ脚も通して固定します。

とりあえず、手元にあった輪ゴムで試してみたところ、チェアを持ち上げて移動しても、折り畳んだ脚が動きまわらず、いい感じです!

ENO Lounger DLを、一瞬の工夫で最強に格上げ
ENO Lounger DLのハイロー切り替えをスマートにする工夫

でも、輪ゴムでは、せっかくのENOチェアの品格が...と思われますよね?!

そこで実使用では、キャンプ用のバンジーコードで輪をつくっておいたり、カラフルなヘアゴムを使ってみます!

ENO Lounger DLの使いやすさは、ヘアゴムで倍増!

この輪を4ヶ所に追加した意外な効果ですが、チェアを収納する時にも、折り畳んだアルミフレームの収まりが良くなり、より簡単に収納袋に入れることができるようになりました。

ENO Lounger DLを、一瞬の工夫で最強のチェアに格上げします

快適にくつろげるだけでなく、ハイ/ロー両スタイルのキャンプで使いやすくなったラウンジャーDLは、ハンモックにも相性ピッタリの外観で、キャンプ時間の半分近くを共に過ごす相棒として、末長くお付き合いしていただけそうです。

ハンモックのようなチェア!空中浮遊感覚を椅子でも楽しむ

ヘネシーハンモックをスペックで選ぶ!キャンプスタイルに合ったモデルは?

ヘネシーハンモック徹底比較

日本でも、お馴染みになったハンモックで宿泊するキャンプスタイルですが、数あるハンモックの中でもヘネシーハンモック(Hennessy Hammock)の快適性に注目される方も増えてきました。

私も実際に使ってみて、その非対称形状やリッジライン構造によってハンモック内で楽な姿勢がとりやすいことに助けられ、ハンモックキャンプではその快適性をいつも満喫しています。

ヘネシーハンモックは、さらに個々の使用シーンに応じた快適性を追求するために、体格や環境などの状況に応じた多くのモデルを準備しています。

そのラインナップの中から、自分のキャンプスタイルに合わせたヘネシーハンモックを選べるように、一覧表でその差を一目瞭然にしてみます!

ヘネシーハンモック Expedition camp

 

ヘネシーハンモックとは?

ヘネシーハンモック社は、60年以上にわたるハンモックへの愛情と、その革新への情熱を持ち続けているトム ヘネシー(Tom Hennessy)が創設しました。

1999年につくられた最初のモデルは、現在のエクスペディションほど大きさで、ハンモックの底に入り口があるものです。

この出入り口を採用したモデルは、現在ではクラシックと呼ばれていて、根強い愛好者も多く存在しています。

その後、同社の特許にもなっている、非対称形状(A-Sym)によって快適な姿勢で寝られるハンモックが開発され、現在のモデルにも引き継がれています。

また、ハンモックの種類も増えていき、アドベンチャーレーサーや長距離バックパッカー向けのウルトラライト バックパッカーハイパーライトや、背の高い人向けのエクスプローラサバイバーなどのモデルも登場しました。

ハンモック本体以外にも、スネークスキン、スーパーシェルター、オーバーカバー、ウォーターコレクターなどの便利アイテムも生み出しましたが、創業者のトムは快適化への探求をとめることなく、ヘネシーハンモックをさらに改善し続けます。

Hennesay Hammock Snake Skin

スネークスキン

そして、出入り口をハンモックの横側に設定したZipバージョンが各モデルに設定され、ジッパーエントリーとボトムエントリーの2種類の出入り口と、ハンモック素材の断熱性や保護性を変えたシリーズを、さらに数種類のサイズと組み合わせて、今日では全部で20を超えるヘネシーハンモックモデルから選べるようになっています。

ヘネシーハンモックのユーザーが恩恵を受けている、ほぼ腰を曲げずに寝られるハンモック形状や、あっという間に設置できるフライ(タープ)構造などは、トムがハンモックを使いながら快適性や利便性を探求している結果の産物ですね!

Hennesay Hammock

現在、ヘネシーハンモックの開発本部は、カナダのガリアノ島を筆頭に、ニュージーランドのスチュワート島、ハワイのカウアイ島にもあります。

そして、そのハンモックは、アメリカ、カナダ、イギリス、ニュージーランドにある拠点から、世界中のアウトドア愛好家や冒険家へ供給されています。 

ヘネシーハンモックは種類が多い

先ほど紹介したように、ヘネシーハンモックは、大きさや断熱保護性の違いで様々なモデルがあります。

小さなお子様向けのモデルや、超特大モデルもありますが、キャンプでよく使われているモデルに絞って、その諸元を比較してみます。

適用身長別に、

黄緑色は身長173cmまで(ミディアム)
薄青色は身長183cmまで(ラージ)
薄紫色は身長213cmまで(Xラージ)

で、色分けして並べてみました。

ヘネシーハンモックの諸元一覧表

ミディアムサイズのスカウトは、欧米人でいうと小中学生くらいの人向けのモデルになるようですが、私を含めて小柄な日本人でも使えます。

大柄な方やハンモック内の居住スペースの広さにこだわる場合Xラージサイズのエクスプローラーなどですね!

小さなお子様向けや超特大サイズのものを抜いたとはいえ、まだまだラインナップが多くて、どれを選ぶか迷ってしまいそうなので、一般的によく使われていて、種類も充実しているラージサイズだけに絞って、諸元一覧表で比較してみます。

ラージサイズを比較してみます!

ハンモックは、バックパックで移動してキャンプする場合のように、荷物量(重量)を少しでも減らしたくて使う場合も多いと思います。

そこで、ヘネシーハンモックのラージサイズの中から、さらに現在では主流となっているZipモデルだけに絞って、その重さ順で並べてみました。

諸元で選ぶヘネシーハンモック
それぞれのモデルで特徴的となる諸元値は、文字に色をつけてわかりやすくしています。

フライとツリーストラップは、大きめ(長め)のものもオプション設定されており、ハンモックを入手した後でも、単体で入手できるので、ハンモック本体を選ぶ際には参考程度でよろしいかと思います。

主流モデルを一覧表をして各々の個性がわかったところで、さらに選ぶ際の条件ごとに分けてみると、

 

 

という選択肢ですね!

さらに選択肢を絞りこむのは、それぞれの素材の違いなどの好みや、場合によっては入手のしやすさで選びましょう。

私は、オールマイティな性格で、日本での流通量も多い、エクスペディションを選択しました。

季節ごとにエアーマットアンダーキルトなどを組み合わせることで、一年中ハンモック泊を楽しんでいます。

Hennesay Hammock Expedition camping

夜間のキャンプサイトでの安全確保。繰り返し使えるGlow HOTARUで、夜を淡く彩りたい!

テントやハンモック周りの常夜灯は、周りのキャンパーさんたちの迷惑にならず、一方で自分の存在には気付いてもらえるような、微妙な光量が欲しいところです。

そんな願いを叶える、自然と調和する柔らかい光を夜の間中発光して、さらに電池を使用せずに繰り返し使える光源が発売されました!

繰り返し使えるGlow HOTARU

 

キャンプサイトの夜の光

キャンプ場で夜間に、自分や他のキャンパーさんがガイロープでつまずいたりしないように、小径灯のような灯りを使うことがあります。

ひっそりとソロキャンプしたくて林間のフリーサイトでキャンプする場合は、水場から帰ってくる時に「あれっ?自分のテントはどこ?」なんてことになりやすいので、なおさら目印の灯りが欲しくなります。

オモチャの光るブレスレットでテントまわりに常夜灯をつける

これまでのキャンプでは、ポキッと折って発光するおもちゃのブレスレットや、自作したLEDの常夜灯を使ってみたりしていました。

www.solocamptouring.com

これらは、それなりに便利に使えるのですが、おもちゃのブレスレットは、使い終わったらゴミになります。

また、LED常夜灯は電源が必要になるというデメリットが気になっていました。

できればゴミを出さずに、電源などの荷物も減らした、ミニマムキャンプがしたいところです。 

Glow HOTARU(グローホタル)を発見しました!

ある日、何気なくネットサーフィンをしていたら、淡いグリーン色で光る棒状のものが写っている写真を見つけました。

Glow HOTARU
Glow HOTARUという名前の製品で、釣りで発生するゴミを減らしたい!との思いから開発されたものですが、お世話になる自然環境を綺麗に保ちたいのは、どのアウトドア活動でも同じで、キャンパーさんからも多くの応援を受けながら製品化されました。

私がGlow HOTARUの存在に気付いたのは、まだクラウドファンディングをされている時期でしたが、キャンプで使いたかったのはコレだ!と思い、すぐに注文(出資)しました。

気長に待っていたので、少し忘れかけた頃に、しっかりと製品化された梱包状態で郵送されてきて、わくわくしながら中身を取り出します。

Glow HOTARUを入手!さっそくキャンプで使います

Glow HOTARUの実力

ここで、Glow HOTARUについて簡単に紹介いたします。

特別な蓄光パウダーが封入されていて、快晴の日なら太陽光に当てるだけで、最短1分でフルチャージ(科学的には完全励起状態)します。
少し長めに時間がかかりますが、蛍光灯やLEDのライトでもチャージできます。

フルチャージしたら10時間後でも、一般的に人が視認できる輝度の3mcd/㎡以上で発光します。

蓄光パウダーには、放射性物質のような有害物質は含まれていないので、繰り返し使えることとあわせて、人体にも環境にも優しいです。

いいこと尽くし!ですね。

Glow HOTARUのサイズ

好みの長さで注文することもできましたが、今回キャンプ用で入手したのは、規定サイズのGlow HOTARU2種類です。

Glow HOTARU 60

Glow HOTARU 60

  • 長さ62.5mm
  • 直径φ5mm
  • 重量約1.6g
  • ストラップホール付き

夜釣りで釣竿の先端に装着して、魚の反応を視認するのに使えるサイズです。

キャンプサイトでは、地面に打ち込んだペグに取り付けて、つまずき防止の目印にしたり、テントやハンモックの入り口のジッパー金具に取り付けて、暗闇でも位置がわかりやすくしておけます。

Glow HOTARU Flex

いろいろと応用ができそうなので。柔軟性があるGlow HOTARU Flexも入手してみました。

Glow HOTARU Flex

  • 長さ1m
  • 直径φ5mm
  • 柔軟性あり

テントのガイライン(ガイロープ)に沿わせて設置すれば、自分も他のキャンパーさんも、ガイラインに引っかかる可能性を減らせます。

林間サイトの暗闇の中で自分のテントを探す際も、離れた場所から視認しやすいですね!

柔軟性の参考にしていただけるかも?と思い、ト音記号の形で地面に置いてみました!

Glow HOTARU Flexでト音記号をつくる

Glow HOTARUの使用シーンは広がり続ける

キャンプで使いたくて入手したGlow HOTARUですが、アイデアしだいで日常生活でも便利に使えそうです。

Glow HOTARU 60には、ストラップホールがついているので、置いた場所を忘れがちなものや、落ちしたら見つけにくいものに装着しておいても便利ですね!

私は、暗闇で探すことが多かった車の鍵にも、Glow HOTARU 60を一個取り付けています。

Glow HOTARU 60をキーストラップにつける

まだ暗い早朝でも、前日の蓄光が残っていて、淡いグリーンの光を放ち続けてくれます。

朝起きてすぐでも、周りを見渡せばすぐに鍵が見つかるので、重宝しています。

細い棒状のものやワイヤーハーネスなどに付けておきたい場合には、釣り用の竿先ライトホルダーが便利です!

何度も使えるグローホタルで竿先ライトをエコに
朝まで明るく光るグローホタルをイヤホンにつけてみた

 Glow HOTARUは便利で使いやすいので、もっと入手して、いろいろなものにつけてみたい思います。

キャンプ用品としては、まずはペグに常設して目印にしたいですね。

日常生活では携帯電話やポーチなどの、暗闇の中で手探りで探すことがあるものにぶらさげておきたいです!

電池不要のGlow HOTARUで、ペグを常夜灯に!

カラビナでハンモックをお洒落にカスタマイズ。本格的な登山道具でアウトドアを楽しむ

ハンモックキャンプはカラビナを使いこなせ!オールインワンの便利なハンモックセットが多くなってきました。

どれも、本格的なツリーストラップやサスペンションコードが付属していて、安心してハンモック泊が楽しめるものばかりです。

しかし、キャンプで実際に使ってみてハンモック愛が深まってくると、みんなと同じではつまらなくなり、ちょっとしたカスタマイズをしたくなりますよね?!

そんなプチカスタマイズが簡単にできる、カラビナについて考えてみます。

ハンモックにはクライミング系のカラビナが似合う

ハンモックに付属するカラビナ 

最近は、両端末にカラビナが付属する構造のハンモックも多いですね。

オールインワンのハンモックセット

木に巻きつけるツリーストラップがデイジーチェーン構造になっていれば、ハンモックの高さ調整が簡単にできるので、たいへん便利です。

しかしながら、もとからハンモックに付属しているカラビナは、強度はしっかりと確保されていると思われますが、色づかいは黒系や銀色のモノトーンなものが多く、あまり存在を主張していません。

そこで、綺麗にアルマイト処理された登山用のカラビナで、本物感と個性を演出してみたいと思います。

登山用のカラビナでハンモックをカスタマイズ

カラビナを使わなくてもいいタイプのハンモック

ヘネシーハンモックなど、ロープ状のサスペンションコードがハンモックの両端末に装着されているハンモックは、カラビナ等の金具を使わなくても設置する事ができます。

装備の重量を減らす意味では実に素晴らしいのですが、説明書に書いてあるロープワークは、少し手前がかかるうえに、しっかりと固定するのにコツが必要です。

そこで、このタイプのハンモックでも設置作業を楽にしたい場合には、カラビナなどの登山器具が大活躍します。

クライミング用のカラビナをヘネシーハンモックに使う

サスペンションコードの長さ調整も、雲泥の差で楽になるので、登山用のラッペルリングと合わせて、是非とも試していただきたいです。

ラッペルリングの使い方は、以前の記事で紹介しているので、気になる~という方は、ご参考にしてください。

www.solocamptouring.com

本格的な登山用のカラビナは、カッコいい!

roc’teryxのカラビナでハンモックを格上げ

上の写真は、ハンモックに付属しているカラビナ(黒色)と、roc'teryxの登山用カラビナ(アルマイトの赤色)が写っています。

赤色の方は、見た目だけでも本格的なイメージが伝わってきますよね!

登山用のカラビナには、このようにロックがかけられるタイプなど、いろいろな種類があるので、クライマーになった気分数種類を準備して、ハンモックやタープ などに使い分けることも楽しめます。

クライミング用カラビナでハンモックを楽しむ

カラビナの縦横強度の豆知識

登山用のカラビナには、その強度が明記されています。

ハンモックで使う登山用カラビナの強度

このカラビナの場合は、

  • 縦(長手)方向の引張り強度;24kN
  • 横方向(スリムな方向)の引張り強度;8kN
  • オープンゲート引張り強度;7kN

と記載されています。

ほとんどのカラビナは、この写真のものと同様に、縦方向に引張り荷重を受けた場合に強度を発揮するように設計されていて、横方向には半分以下の荷重しか耐えられません。

ハンモックでカラビナを使う場合においても、

  • 縦方向で荷重を受けるように設置できているか?
  • ゲートが閉まっているか?

をしっかりと確認しておきましょう!

ちなみに、縦方向強度24kNは、そーっと荷重を加えていった場合は、約2.4トン(2,400kg)まで耐えられるということです。

これくらいのものだと、人の体重を支えるハンモックで使うには十分すぎる強度です。

ただし、勢いよくハンモックに滑り込んだりした際には、体重の倍以上の衝撃力が加わることもあるので、数字だけを過信して体重ギリギリの耐荷重のものを選ばないようにしたいですね!

とはいえ、もしもの落下時も考慮してつくられた登山用のカラビナであれば、ハンモックに付属するカラビナよりも強度があるものが多く、ハンモック泊をするような使い方には十分に耐えられる筈です。

それでは、カラビナを持ってハンモック泊に行きましょう~

登山用のカラビナをキャンプで使う場合の、唯一の弱点は比較的に重いことです。

私自身、軽量装備でのキャンプにこだわりたい派ですが、それでも、安全や命にかかわる装備には重さをかけてもいいと考えています。

私が使っている登山用のカラビナも、手に持ってみるとアルミとはいえ重量感がありますが、重さのデメリットを感じるよりも、その強度感に大いに安心します。

本格的なカラビナで、空中浮遊の安心感を増やすとともに、アウトドア感をカラフルに演出して、ハンモック泊を楽しみましょう!

BoseのアウトドアスピーカーSoundLink Microにストラップやカラビナを!意外な小物で簡単に楽しむ

Boseアウトドアスピーカーをもっと使いやすくしたい!

キャンプなどのアウトドアでもBOSEサウンドを楽しめる、防水スピーカーのBose SoundLink Micro Bluetooth speaker を入手しました。

手軽に持ち運べる重低音スピーカーなので、行った先の様々な場所にも、手軽に吊り下げて楽しみたいと思います。

そこで、伸びる材質のストラップだけ付属しているBose SoundLink Microに、簡単にカラビナをつける方法を考えてみました。

Bose SoundLink Microにストラップやカラビナを簡単につけよう!

 

アウトドアでも気軽に使えるBOSEスピーカー

防水のBOSEスピーカーがあったらいいのに!というアウトドア派の想いに応えるかのように、SoundLink MicroがBOSEのブルートゥーススピーカーのラインナップに加わりました。

以前からBose SoundLink Miniを使っていて、BOSEのBluetoothスピーカーの音質は私の嗜好に合っている!と信頼しきっています。

実際に箱出ししてすぐに聴いた音は期待通りで、BOSEらしさを小さな箱に凝縮したかのように感じられる、大満足なものでした。

Bose SoundLink Microにアウトドアで使いやすいストラップやカラビナを

カラビナが付けられない?

少し時間をさかのぼって、Bose SoundLink Microを入手する前に使っていた廉価な防水スピーカーです。

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音質はBOSEに到底及びませんが、カラビナ用の穴が開いているので、キャンプチェアやランタンスタンドなど、好きな場所に吊り下げることができて、たいへん便利す。

一方でBose SoundLink Microは、一体化されたベルトがついていて、ランタンスタンドや自転車のハンドルなどに、しっかりと固定することはできる構造です。

Bose SoundLink Microのベルト

ベルトは、開放する側の端についている凸形状を、本体の切り欠き形状部にひっかけて固定する構造で、ある程度の大きさのものに巻いてテンションをかけておかないと、何かの拍子に外れてしまいそうです。

細いカラビナを通すだけのような使い方だと、ベルトが開放したことに気付かずに、スピーカーを紛失したりする不安が残ります。

それでは、スマートフォンのカバーのような構造で、カラビナを付けられるものはないか?と探してみると、種類は多くないものの、いくつか発見しました。

シリコンやEVA素材のカバーで、ジッパー付きのメッシュ小銭入れのような構造になっていて、ストラップやカラビナ が付けられます。

スピーカーをキャンプで使うだけなら、このカバーを使うのも有りですね!

私は海でも使いたいので、錆びてしまうかもしれない金属のジッパーなどは、遠慮しておきたいところです。

そこで、もともとスピーカーに一体でついているベルトを上手に使って、カラビナ などを確実に付けられる方法を考えてみます。

「ベルトに付ける」といえば、MOLLE(モール)システム! 

Bose SoundLink Microのベルトを凝視していて、これはもしかしたらMOLLEシステムのウェビングの幅と、ほぼ同じかもしれない!とひらめきました。

MOLLEシステムには、いろいろな種類の小物類が存在します。

MOLLEシステムでSoundolink Miniにカラビナを!
BOSE with Molleシステム

小物のセットは、手軽に入手できるので、さっそく試してみましょう!

最初に、MOLLEシステムの小物セットから、大本命の回転Dリングを試してみます。

まずはBose SoundLink Microと並べてみました。

回転DリングをBose SoundLink Microに取り付ける

スピーカーのベルトにピッタリのサイズ感です!

上手く取り付けられるに違いないと確信しながら、SoundLink Microに装着してみます。

回転Dリング on Bose SoundLink Micro

このスピーカーのために作られた部品のように、あっという間に取り付けられました!

回転Dリングは、ベルト自体にしっかり固定されるので、もしベルトの凸ストッパーがスピーカー本体から外れてしまっても、ベルトの反対側が破断しない限り、スピーカーを紛失することはなさそうです。

また回転Dリングは、スピーカーの裏側にある、メッシュのスピーカー開口をふさがないので、音質への影響もほぼないでしょう!

回転リングが上手くいったので、気を良くした流れで、MOLLEシステムの別の小物も試してみます。

カラビナ のような構造の、MOLLEウェビング グリムロックです。

MOLLEウェビング グリムロック(Dリング)を Bose SoundLink Microに取り付け

バネでリングを閉じておくカラビナと違い、リングを閉じた状態でロックがかかる構造です。

リングの内側にウェビングを通すスリットがついているので、ロックされている限りは、ウェビングが外れることがありません。

OLLEウェビング グリムロック(Dリング)on Bose SoundLink Micro 

ウェビング グリムロックも、SoundLink Microのベルトに対して、ちょうどいい収まり具合です。

カラビナ を使わなくてもロック式のリングが装着されるので、これが一個だけあれば、タープ のガイラインなどにスピーカーを吊るすことが可能です。

もちろんウェビング グリムロックも、スピーカー裏側の開口をふさがずに装着できます。

どんなキャンプ地でも対応できるように、スピーカー設置方法のオプションを増やしておきたい!という場合は、回転Dリングとウェビング グリムロックを両方を、スピーカーのベルトにつけておくのもいいですね!

MOLLE on Bose SoundLink Micro 

 MOLLEシステムの小物を装着してみて気付いた意外なメリットですが、スピーカーのベルトに装着したこれらの小物は、スピーカースタンドにもなります

カラビナやストラップをお好みで!

スピーカーのベルトに、回転Dリングとウェビング グリムロックのどちらかをつけたら、あとは好きなようにアレンジしてみましょう!

せっかく入手したMOLLEシステムの他の小物類も使ってみました。

BOSE Soundlink Microにカラビナをつける方法
BOSE Soundlink Microにウェビング グリムロック
BOSE Soundlink Microにストラップをつける方法

MOLLEシステムの無骨な見た目は、アウトドア用品の雰囲気によく合いますね〜

MOLLEシステムについて、もっと知りたい!という方は、こちらの記事をどうぞ。

www.solocamptouring.com

さて、様々なものへの装着可能性が増した、回転DリングとコラボしたBose SoundLink Microですが、実際の耐水性や使用性を確認するために、私のアウトドア活動の中では最もハードなものとなる、海のカヤック上にも連れていってみました。

Bose SoundLink Microを海上カヤックフィッシングでハードに使う!

塩水の波しぶきが付着し、そして上陸後はホースでの散水もしましたが、防水スピーカーだけでなく、モールシステムも問題なく使えました。

回転Dリングには、錆びるかもしれない金属が使われていないのも、精神衛生上よろしいですね!

海上でのハードな使い方でも大丈夫だったので、陸上のキャンプにおいては、おそらくどんな天候でも普通に使えるでしょう。

コンパクトな大きさということもあり、この防水スピーカーとMOLLEシステムの小物との組み合わせは、ソロキャンプには欠かさず持参する相棒になりました。

テントサイトでは自分の近くの好きな場所に設置して、そしてテントやハンモックの中でも手軽に吊り下げて、場所を取らずにBOSEサウンドに包まれるアウトドア空間をつくって楽しんでいます。

ハンモック泊に必要なアイテムを紹介。設置に便利なモノ辞典

ハンモック用語と用品 大全集夏の林間フリーサイトで、ハンモックに宿泊するキャンパーさんを見かけて、その涼しそうな主寝室を羨ましく感じたこと、ありませんか?!

特に、少ない荷物で最大の快適性を求めるようなキャンパーさんには、ハンモックがお似合いですね。

そのような宿泊型ハンモックは、一見どれも同じようにみえますが、実はメーカーやモデルによって構造の違いがあり、設置に必要となるアイテムも、それぞれで違ってきます。

KammokENOなど、カラフルでお洒落なハンモックも増えてきた今だからこそ、構造の違いなどを知った上で選びたい!ということで、ミニ辞書風に、ハンモックについてまとめてみました。

キャンプ用ハンモック辞典

 

ハンモックの各部位の名前(呼び方)

最初に、宿泊型ハンモックの、部位ごとの名称をまとめてみます。

ハンモック説明 バグネット 蚊帳

①ハンモック(本体)

多くのハンモックの本体は、軽くて強く、防水性がある素材が使われています。

②蚊帳

<ほかの呼び方>

  • バグネット(Bug net)
  • モスキートネット(Mosquito net)

春から秋にかけての、虫の攻撃から身を守るために、蚊帳があると便利です。

ハンモックと一体になっているものが主流ですが、ハンモックをまるごと覆うタイプの汎用構造のものもあります。

ハンモック用 全方位バグネット

私は蚊帳が一体になっているハンモックを使っていますが、ハチなどにハンモック生地を突き破って攻撃される危険を回避するために、まるごと覆う蚊帳も併用することがあります。

③リッジライン(Ridgeline)

ハンモック説明 リッジライン

ハンモックの種類によって有無が分かれますが、蚊帳が一体になっているハンモックであれば、リッジラインが採用されているものが多いです。

リッジラインの直訳は「稜線」ですが、ハンモック用語として、あえて日本語にするなら、

  • 補助ロープ
  • 水平コード
  • 角度調節ライン

といった名称が候補でしょうか?

リッジラインは、蚊帳やフライを支えたり、木の間隔に関係なくハンモックの居住性を整えるために使われます。

特に木の間隔が中途半端で、リッジラインが付属しないハンモックの中で体がまっすぐになりづらい場合などでも、パラコードを使ってDIYで簡単に追加できるので、いつでも同じ快適角度でハンモックを設置したいと感じるような場合には、ぜひお試しください!

パラコードで、ハンモックにリッジラインをつけよう!

④フライ (Fly)

ハンモック説明 フライ

<ほかの呼び方>

  • タープ (Tarp)

上の写真のように、ハンモックに付属しているものもありますが、別売りになっていることが多いです。

雨や雪、そして落ち葉などからハンモックと自分を守るために、ハンモックの上側に設置します。

プライバシーの確保にも有効ですね!

ハンモックをすっぽりと覆ってしまうような大きなものは、シェルター(Shelter)とも呼ばれます。

4m四方の正方形タープでも、シェルターのような使い方ができます。 

DDタープでハンモックシェルターをつくる

⑤サスペンション(Suspension)

ハンモックを左右から引っ張って、空中で体重を支えてくれる、たいへん重要な部位なので、メーカー各社で違ったり、個々のキャンパーさんの個性も現れます。

ハンモック説明 サスペンションコード
ハンモック用語 サスペンションコード

<主な素材>

  • ロープ(Rope)
  • ストラップ(Strap)
  • スリング(Sling)

装備の軽量化を目指す場合は、細くて軽量なのに強度があり、また長さ調節も簡単な

を使う場合もあります。

ハンモック用品 ウーピースリング

ハンモックの種類

蚊帳が一体になっているかどうかは見た目でわかりやすいですが、ハンモックを選ぶ時に見落としがちなのが、サスペンションの一体/別体構造です。

おおまかなメーカー別の構造を紹介してみますが、同一メーカーでも一体/別体の種類があったりするので、参考程度にしてくださいね。

<サスペンションが一体のハンモック>

  の主なハンモックなど

これらのタイプは、ハンモックからコードが伸びているので、固定点にコードを接続すれば、設置完了となります。

 

<サスペンションが別体、もしくは短いハンモック>

  の主なハンモックなど

長さ調節の自由度があるサスペンションなどのアイテムを併用すると、こちらのタイプの方が、少ない装備で楽に設置できる可能性があります。

ただし、毎回違う状況によっては設置が難しいこともあるのは、サスペンションが一体でも別体でも同じです。

どちらにしても、様々な状況に応用ができて、使いやすいアイテムを、ハンモックと併せて持っていきたいですね!

ハンモックの設置に必要なアイテム

快適なハンモックキャンプのために、便利アイテムをさらに準備しておきましょう!

ツリーストラップ

<ほかの呼び方>

ハンモック説明 ツリーストラップ

一晩お世話になる木は、愛情と敬意を持って接したいですよね〜

細いロープ状のもので体重を預けると、樹皮などを痛めてしまうので、ツリーストラップで木を保護しながら、ハンモックを吊ります。

デイジーチェーンのような、アンカーポイントが多いストラップを使うと、ハンモックの高さや角度調整も楽になって、一石二鳥です。

登山グレードのカラビナ 

ハンモック説明 カラビナの使い方

ハンモックによっては付属しているものもありますが、好みの色や形を選んでみてもいいですね!

ハンモックの構造によって異なりますが、これまで紹介してきた各部位やアイテムの接続に使います。

  • ハンモック x サスペンション
  • サスペンション x ツリーストラップ
  • ハンモック x ツリーストラップ(直結する場合)

ロープワークの技術だけを使って、これらを結合することもできますが、ロッククライミング用品などの、しっかりと体重を受け止められる器具も使った方が楽に接続できます。

一般的には、登山用のカラビナ を使うことが多いですが、基本のロープワークも数種類知っておくと、いろいろな状況で応用がききます。

番外編 さらに便利なアイテムたち

絶対に必要!というわけではありませんが、便利アイテムの紹介です。

アンカーリング

<ほかの呼び方>

どれが最も一般的な呼び方かわからないくらい、いろいろな呼び方がありますが、サスペンションとの結合部に、登山用品のリングを使います。

同じ大きさのリングを2個使って、サスペンションコードの長さを、無段階かつ簡単に調整できるアイテムです。

ハンモック説明 アルミのリングの使い方

ハンモックの高さを調節するためには、コードの長さを変えることになりますが、その際に結び目を緩めて結び直したりすることがなくなるので、一度使うと手放せません!

詳しい使い方は、こちらの記事で紹介しています。

www.solocamptouring.com

スネークスキン

<ほかの呼び方>

最後に紹介するのは、ハンモックの撤収が、たいへん楽になるアイテムです。

ハンモック説明 スネークスキン

名前のとおり、脱皮した蛇の皮のようなのな構造で、ハンモックを設置している時はサスペンションコード上でシワシワにしておいて、撤収時には、スルスルとハンモックを包んでしまいます。

設営中のスネークスキンの状態は、この記事の一番上の写真がわかりやすいです。

ハンモックキャンプを楽しみましょう! 

ハンモックでキャンプを楽しむための、基本的なアイテムを紹介してきました。

達人の域に達してくると、結合器具の超軽量コンパクト化にもこだわりたくなり、ウーピースリングなどの細いコードとあわせて、ダッチウェア(Dutchware)社のバックルやクリップなどを使いたくなったりもするようです。

興味がある方は、英語ですがDutchware社のホームページhttps://dutchwaregear.com/を訪問してみてくださいね。

とはいえ、普通にハンモックを使うだけでも、一般的なドームテントより軽量コンパクトになるのは間違いありません。

ハンモックを持参して、文字通り手軽にキャンプを楽しみましょう!